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ファンレターの書き方が知りたい!宛名の書き方から例文、マナーまで

松田優

松田優Y.Matsuda

目次

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1:ファンレターを書いたことある?

芸能人やスポーツ選手、漫画家……いわゆる「推し」へ、大好きな気持ちを伝えたいとき。ファンからアプローチできる方法といえば、ファンレターです。今はSNSで交流という手もありますが、手紙でこそ伝わる思いもあるはず。

では、実際にどのくらいの人がファンレターを書いたことがあるのでしょうか。その実態をつかむべく、今回『MENJOY』では、20代〜30代の男女449人に独自のアンケート調査を実施。「ファンレターを書いたことがありますか?」という質問をしてみました。

結果は以下のとおりです。

ある・・・101人(22%)

ない・・・348人(78%)

実際に送るとなると、勇気が出ないという人も多いかもしれませんね。ファンレター未経験の人も、極意を学んで是非、筆をとってみましょう。

2:他の人に差をつける!ファンレターの書き方例文5つ

ファンレターを出すからには、少しでも印象に残したいと思うのがファン心理。いざ便箋を前にすると緊張してしまうという人は、例文を参考に書いてみましょう。

(1)俳優・女優へ

例「●●さんの最新作、劇場へ何度も足を運んで拝見しています。●●さんの新たな魅力を知ることができて、ますます大好きになりました。特に、別れを決意した後のシーンは表情の変化にグッときて……自然と涙がこぼれてしまいます」

役者さんへのファンレターには、演技への感想が欠かせません。ファンだからこその着眼点を生かせば、細かい部分まで見てくれていることに喜んでくれるはず。

(2)漫画家へ

「最新刊を読んで、いても立ってもいられず筆をとりました。まさかこんな展開になるなんて、読後の興奮が収まりません。●●先生は、良い意味で読者を裏切ってくださいます。次回を楽しみに、また頑張ります。先生もどうぞお体に気をつけてください」

読者の声が励みという漫画家さんも多いもの。飾らず率直に、作品の感想を伝えてみましょう。また多忙を極める漫画家さんへは、体調を気遣うひと言も添えてみて。

(3)アイドルへ

「●●くんのライブ動画を見ることが毎日の支えになっています。嫌なことがあったとき、疲れたとき、●●くんの笑顔を見れば復活できるんです。いつも私の心の栄養源になってくれて、本当にありがとう」

愛を伝えるのがファンレターの醍醐味ですが、元気と笑顔を与えてくれる存在には、「ありがとう」を伝えてみるのもいいかも。言葉のチョイスが違うだけで、新鮮に受け止めてくれる可能性大です。

(4)お笑い芸人へ

「先日の特番を見てお手紙を書きました。たくさん芸人さんが出ている番組で、●●さんが活躍されていて嬉しかったです! ●●ネタも大爆笑でした。次の単独ライブも楽しみにしています」

注目を浴びてナンボの世界、芸人さんへは「いつも見ている」ことを伝えてみましょう。具体的なネタも挙げることで、本当のファンである証明にもなります。

(5)スポーツ選手へ

「怪我の具合はいかがですか? ●●さんのいないチームの試合は、どこか寂しく感じてしまいます。●●さんが復帰される日まで、いちファンとして応援を続けながら、いつまでも待っています」

スポーツ選手は怪我が多いもの。そんなときこそ、ファンレターで励ましの言葉を送ってみるのもいいかもしれません。プレッシャーをかけすぎない程度に、応援の気持ちを文章にしてみましょう。

3:海外の場合はどうればいい?ファンレターの宛名や住所の書き方のセオリー3つ

ファン心に国境無し! 言葉が完璧でなくても、気後れする必要はありません。海を越えて熱い思いを届けるために、押さえておくべきポイントをご紹介します。

(1)住所

そもそもどこに送ればいいの? という疑問が浮かびますよね。海外セレブへのファンレターの宛先は「FANMAIL.BIZ」というサイトで調べることができるので、まずは検索してみましょう。「fan mail adress」という項目の住所を、そのまま封筒に書けばOKです。

(2)宛名

住所や宛名は、もちろん相手の国の言語を使います。英語圏の場合、名前の前に「Mr.」や「Mrs.」といった敬称をつけることを忘れずに。自分の住所や名前も、きちんと書いておきましょう。

(3)内容

海外セレブへのファンレターでは、サイン入りの写真をお願いするのも一般的。手紙の最後に丁寧な文章で「もし良ければサイン入り写真を送ってください」と書き添えてみましょう。運が良ければ返事がもらえるかもしれません。その場合、切手を貼った返信用封筒を同封してくださいね。

4:ガチオタに聞いてみた!ファンレターを書くときのマナー5つ

送ったほうも受け取るほうもハッピーでいるためには、最低限守りたいマナーを踏まえておきたいところ。

そこで、宝塚歌劇団ファン歴20年、観劇毎に必ずファンレターを書くというMさんにマナーの極意を聞いてみました。

(1)自分の名前と住所を書く

ファンレターとなると恥ずかしさから匿名にしたり、住所を省いたりする人もいるようです。

結論からいうと、これは絶対にNG。マナー面でももちろんですが、最近は防犯上の理由から、名前と住所の書いていないものは開封すらしないという対策をしている人もいます。せっかく書いたファンレターを、読んですらもらえないなんて悲劇ですよね。

(2)アドバイスは書かない

ずっと応援していると、良いところ以外に気になる部分も見えてくるかもしれません。もどかしく思うこともあるでしょう。ファン心は親心にも似ていて、ついつい指摘したくなるものですが、そこはグッと堪えてください。

相手はプロであり、こちらは素人。リスペクトの気持ちを忘れてはいけません。生半可なアドバイスは、大好きな人を傷つけてしまうだけです。

(3)求めすぎない

もっとこんな役をしてほしい、こういう仕事をしてほしい……ファンのニーズを知りたがっている人もいますが、あまりに求めすぎるとかえって反発心を感じられてしまうことも。好きな気持ちはアピールしつつ、欲張りは控えましょう。ここぞとばかりに書いてはダメです。

(4)繋がりを持とうとしない

絶対にやってはいけないタブーといえば、LINEアドレスなど個人的な連絡先を書くこと。「連絡ください」なんて書くのはもっての外。私的な繋がりを持とうとした時点で、ファンとしては逸脱行為です。そっと遠くから応援することを美徳に、あくまでサポーターに徹しましょう。

(5)ファンレターは手書きで

字を書くことが少なくなっている今、手書き文字に自信がない人も多いでしょう。気持ちはわかりますが、ファンレターは手書き一択でいくべき。一文字一文字にかけたその時間こそが、贈り物の一部です。多少、不恰好でも、心を込めて丁寧に書けば、文章以上に伝わる気持ちがあるはず。

5:まとめ

普段は見ているだけの存在に、想いを伝えるチャンスです。どうせ書くなら恥ずかしがらず、飾らない言葉を心掛けてみましょう。率直な文章は、きっと読む人の心に響くはずです。

【参照】

FANMAIL.BIZ