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不倫を終わらせるには?恋愛心理カウンセラーに聞く既婚者・浮気相手と別れる方法5つ

相川葵

相川葵A.Aikawa

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目次

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1:もう関係を終わらせたい…

不倫相手との関係をもう終わらせたい……と感じることは、至極当然のこと。なぜなら、不倫というのは、両想いのようであって永遠の片想い。どうしたって辛いものなのですから。

それでも、なかなか関係を終わらせることに踏み切れない人に向けて、不倫関係の終わらせるべきタイミングや終わらせ方を提案していきますね。

2:不倫が終わるとき…浮気相手と終わらせようと思うとき5つ

まずは不倫相手、浮気相手との関係を終わらせようと思うときはどんなときか、確認してみましょう。

(1)妻と別れるという相手の言葉が嘘だと気付いたとき

不倫をする男性は常套句のように「妻とは別れるつもり」「妻とは不仲で……」などと言うものです。しかし現実には、いつまで経っても相手と離婚をしない男性がほとんど。

何か月も、もしかしたら何年も待ったとして、結果的に相手が離婚に向けて動き出していなければ、その言葉に真実味がないことに気づき「別れよう」と思う女性は多いようです。

(2)友達の結婚式を自分と重ね合わせたとき

友達や親戚の結婚式に出席する機会もあるでしょう。そんなときに、幸せそうな花嫁の姿を目の当たりにすれば、否が応でも自分を重ね合わせて見ないわけにはいきません。

そのためには誰かいい相手を見つけて、何年か交際して、結婚の話が出るというのが自然な流れ。でも、今の不倫相手にはそのような希望がまったく見いだせない! そんなふうに感じれば、不倫の恋をやめようと思えるかも。

(3)自分の心の疲れに気付いたとき

通常の両想いの恋、あるいは片想いの恋であっても、不倫でなければ、その恋は心を満たし、あなたを元気づけ、無限のエネルギーをくれることでしょう。しかし不倫の恋は、自分の心をどんどん疲れさせるものであることがほとんど。

その疲れに気付いたとき、いつまでこんなことをするんだろう……と、現状を変える気持ちになることがあるでしょう。

(4)不倫のリスクに気付いたとき

不倫にはリスクが伴います。そう、たとえ相手に誘われて関係を持ったとしても、相手の配偶者から慰謝料を請求されたりする可能性も……。

不倫の慰謝料は100万円単位になることも少なくありません。そのリスクを知ったら、さすがにもうやめようと思うかも。不倫からの慰謝料請求、という流れはよくあることです。

期間が長くなったり、相手の家庭に子どもがいたりなど、条件によって慰謝料の金額はどんどん上がるもの。もしも金銭的なリスクを伴う可能性がある……と知ったのなら、それだけの価値が彼にあるのかどうか、いま一度考えてみましょう。

(5)相手とは決して結ばれないと感じたとき

不倫相手には配偶者がいます。ですから、こちらから連絡を取ったとしても、そっけない態度を取られてしまうことも。メールやLINEが返ってこないこともありますし、通話中に妻がそばを通りかかった日には、取引先のような対応をされてしまうこともあります。

また、クリスマスや彼の誕生日、連休などに会えないことも多いはず。そんなとき、相手とは決して結ばれないのだと感じたら、不倫をやめようと思うでしょう。

3:既婚者との別れ方の正解は?浮気相手と別れる方法5つ

不倫相手、浮気相手と上手に別れるための方法をご紹介します。もうダメだ……と思ったときはぜひ試してみてください。

(1)自分からの連絡をゼロにする

相手を断ち切りたいと思ったときにはまず、自分から連絡をしないことが鉄則。

人によっては、不倫の恋では自分から女性には連絡をしない、というスタンスの男性もいます。ですからあなたが連絡をしなければ、そのまま関係が自然消滅する可能性も。

(2)デートの誘いをひたすら断る

あなたから連絡を取らなくても、相手からデートの誘いが入ることは考えられます。

しかし不倫を断ち切りたいのなら、誘いがあったら絶対に応じないこと。デートに行ってはいけません! 用事がある、忙しい……何の理由でも良いので、とにかく断り続けましょう。

何度も断っているうちに、相手からの誘いは少なくなってきます。そうなればこの不倫は終息に向かうでしょう。

(3)別れ話は文字メッセージで

相手から何度もデートの誘いが来てしまい、そのたびに辛くなる……ということもあるでしょう。決心がついたら相手に別れを告げるのがおすすめです。しかし、直接会って別れ話をすることは決しておすすめしません。

好きだった人を目の前にすると、誰だって気持ちが鈍るもの。まして相手を嫌いになったわけではなく、ただ不倫を解消したいという理由であればなおさらです。

この際、会って話す必要はありません。「別れます」「終わりにします」と断言するメッセージを簡潔に送りましょう。

(4)相手の連絡先を削除する

相手に別れを告げたら、連絡先はすべて削除しましょう。電話やSNSは、着信拒否、ブロックなどの対応を取るべきです。

着信のメッセージを見て心を乱されてしまうのを避ける以外にも、ブロックをすることで、相手に対して「もう関係は終わり!」という意思表示をすることができる、という効果があります。

(5)家を引っ越す、転職をする

自宅が不倫相手との思い出の場所になってしまっている……ということもありますよね。しかし、それでは自分の家で生活をするだけで相手のことを思い出してしまい、いつまで経っても相手への気持ちを断ち切れないかもしれません。

その他にも、相手に自宅を知られていたり、訪問されたりするのはとても厄介。少し面倒ですが、必要があれば家を引っ越すことも検討してみましょう。相手と職場が同じだった場合はもうちょっと面倒でも、最悪、転職を考えなくてはならないケースもあるかもしれません。

それでも人生において断ち切ったほうが良い縁は、一度思い切ってすべて捨てるつもりで断ち切ることが大切です。

4:浮気相手とはいえ別れが辛い…立ち直る方法5つ

たとえ不誠実な恋愛をしていたとしても、別れるときは辛いものです。辛い恋から立ち直る方法にはどんなものがあるでしょうか。

(1)信頼できる友達に打ち明ける

定番はやはり友達に打ち明けること。付き合いが長かったり、相手を信頼できると感じていたりする場合には、自分の心が最も癒される方法であることは間違いないでしょう。

友達と一緒においしいものを食べたり、きれいな景色を見たりして、励ましてもらえば、またやり直そうと思えるはず。

(2)匿名ネットで何があったか書き込んでみる

不倫をしていたことを友達に知られたくなくて話せない……ということもあるかもしれません。そんなときは、匿名のネットSNSなどに書き込みをして、心の中の辛さを吐き出してみましょう。

匿名のSNSには、同じような経験をしている人や、同じ辛さを味わっている人もたくさんいます。辛さを分かち合うことによって、悲しみが軽減されることもありますよ。

(3)趣味に没頭する

別れた相手のことを考えないようにして、他の楽しいことに時間を使うのは、失恋をしたときの定番の対策です。

ハマっているものや、以前から好きだった趣味に没頭して、心に空いた穴を楽しい気持ちで埋めてしまいましょう。

(4)仕事と習いごとでスケジュールを埋める

趣味に没頭するのと同じく、仕事や習いごとで忙しくすることも非常に有効です。

人間の脳は、考えられることが限られているため、必要なことで頭がいっぱいになっていると、余分な失恋のことは考える余裕がなくなります。そして、忙しくしているうちに新しく興味のあることに出会ったり、人との交流を通して、失恋の傷は徐々に癒えていくでしょう。

(5)新しい恋を探しに行く

失った恋の思い出を完全に捨てきり、新しいときめきを得るためには、何といっても新しい恋は効果抜群です。

もちろん、不倫相手の男性のことはそう簡単に吹っ切れるものではないので、すぐに他の異性には目が向かないかもしれません。それでも、異性とさまざまな意見を交わしていくことで、しばらくすると「あの不倫恋愛は何だったんだろう?」と思えるようになるでしょう。

また新しく恋人ができたときには、前の恋よりも幸せな現実に直面し、あのとき苦しくても別れてよかったと、きっと思えるはず。

5:遊びの恋の終わらせ方は?

遊びの恋を終わらせるのは、あくまでも自分自身。誰か他の人に「やめなよ」と言われて終わらせるのではなく、自分のタイミングで「やめよう」と決断するべきもの。

他人に迫られて遊びの恋をやめようとしても、本当は納得していない……という状態だと、再び同じ人と連絡を取ってしまったり、次の恋も実らない恋になってしまうようなこともないとはいえません。

だからこそ、周囲の声や相手主導ではなく、自分自身で「今、やめてしまおう!」と決断することが大切! 問題は、いつ決断するのか?ということですが、ズルズルと長引かせてしまうと、どんどん決断は鈍るようになります。

心理学の面からいっても、人は時間やお金をかけた相手ほど、諦められなくなるもの。お付き合いが短いほど、諦めやすいものなのです。不倫の恋のお付き合いは、明日よりも今日のほうがまだ短いので、1日でも早く、決着をつけるのが正解といえるでしょう。

もしもあなたが不倫の恋をしているのなら、ひとつやふたつは、あなたが抱いたことのある気持ち、直面したことのあるケースがあったのではないかと思います。あなたに思い当たることがあるのなら、その恋はもう終わらせどきなのかもしれませんね。