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価値観とは?その意味と「価値観の違い」を乗り越えるための方法5つ

スザクカナト

スザクカナトK.Suzaku

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目次

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1:価値観とは?類語でいうと?価値観の違いがある人と恋愛・結婚してうまくいく?

価値観を辞書で調べると、以下のような意味だと解説されています。

かち-かん【価値観】

物事を評価する際に基準とする、何にどういう価値を認めるかという判断。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

つまり、個人の考え方の指標のようなもの。類語には、「信念」や「選択基準」があります。その人の個性が強く出るもの。それが価値観といえるでしょう。

価値観が異なる人と恋愛をしたり結婚をすると、そのズレが顕在化したときに、埋められないリスクはあります。例えば今ならば「外出自粛だけど、ランチくらいはいいだろう」という人と、「外出自粛なのに、ランチに行くなんて信じられない」という人が付き合っているなら、そのズレによって口論になることもあるでしょう。

しかし、価値観がぴったり合うほうが珍しいもの。違いを受け止めながら、お互いの価値観を尊重していく関係性だってあるはずです。

2:価値観の違いから離婚した夫婦が復縁!価値観の違いの乗り越え方5つ

価値観の違いを乗り越えるには、努力を必要とします。これを乗り越えられれば、復縁や仲直りも夢ではありません。

(1)お互いの価値観を正確に知る

自分以外の価値観を正確に理解するのは難しいものです。価値観の違いによって仲たがいしたと思いきや、実は誤解しているだけということも考えられます。ただの誤解で別れてしまうなんてもったいないですよね。

まずはしっかり話し合い、相手の価値観を再度確認しましょう。相手の話を冷静に聞くことにより、理解できることもあるかもしれません。

(2)相手の価値観に歩み寄る

相手を変えるより、自分を変えるほうが簡単です。とはいえ、考え方自体を変えるのは容易ではありません。相違がある価値観を見つめ直し、ゆずれること、ゆずれないことを明確にすることから始めましょう。お互いにどうしてもゆずれなさそうなら、そのことを認識すれば、その部分に近づかなようにケアすることだって可能です。

(3)長所に目を向けてみる

価値観が違うところばかりに注目せず、相手の長所に目を向けるというのも方法のひとつです。価値観は違うままだけど、そこに着目しないようにするのです。価値観の違う部分でぶつからないように気をつけながら、付き合っていくわけですね。

世の中に、価値観がバッチリ合う人なんてなかなかいません。だからこそ、ときには価値観が違う部分に目をつぶり、長所に目を向けるのも大切でしょう。

(4)価値観の違いが愛しいことを伝える

価値観が違うからこそ、相手を愛しく思うこともあります。理解してもらえないことでイライラしてしまうこともあるかもしれませんが、だからこそ好きだという面も。そしてその気持ちを伝えることで、お付き合いが円滑に進んでいくこともありますよ。人は違うからこそ惹かれ合うもの。心の奥底にある気持ちに向き合ってみてはいかがでしょうか。

(5)相手への要求を捨てる

価値観の違いによってケンカになるとき、多くの人は相手に何かを求めています。「〜してほしい」だったり、「〜をやめてほしい」だったり、要求は人によってさまざまです。

その要求を捨てることで、ケンカが減り、価値観の違いを乗り越えられることもあります。ケンカになる原因は、だいたい価値観の押しつけにあるともいわれます。

3:価値観の違いがある人と仕事をするときの注意点3つ

職場に価値観が違う人がいると厄介なものですよね。仕事は進めざるを得ないのですから。しかし、気をつけるべきことを知れば、仕事をするのもグンと楽になるはず。

(1)価値観を押しつけない

自らの価値観を押しつけ合い、ぶつかり合うことは絶対に避けたいものです。職場の空気も悪くなりますし、他の人たちにも迷惑がかかります。ぶつからないようにするコツは、相手の話をうまく受け流すこと。そういう考え方もあるんだ程度に受け止めて、自分の考え方はやわらかい口調で伝えましょう。

(2)目標を明確に持つ

仕事をする上で目標としていることを明確にしておくことも大切。職場で働く人たちは、同じ目標に向かって歩む、いわば同志のようなもの。目標を常に確認することで、必要のないぶつかり合いを避けられることも。仕事での目標を達成するためには、個人攻撃なんてしている暇はないはずです。

(3)公私混同しない

価値観が違う人のことを、人間的に嫌だと思うこともあるでしょう。しかしそれを職場で態度に出すのはルール違反です。仕事がやりづらくなる上に、周りの人たちにも気を遣わせてしまいます。また嫌がらせをするなんてことは、もってのほかです。仕事と個人感情は分けて考え、あくまで仕事は感情を排除して進めていきましょう。

4:価値観の違いがある友達との上手な付き合い方3つ

仲がいい友達であっても、価値観の違いを感じ、付き合いに悩むこともありますよね。絶交してしまえば楽かもしれませんが、まずはうまく付き合う方法を考えてみませんか。

(1)距離感を保つ

友達付き合いをする上で、距離感はとても大事です。「この子とは一緒に住んでも平気」とか「この子は大勢で遊ぶならOK」と、無意識のうちに相手との距離感をつかんでいる人も多いのではないでしょうか。

価値観の違う友人とは、この距離感を保つことが重要となってきます。くれぐれもぶつかる距離まで近づかないように注意しましょう。

(2)感情を見極める

価値観が違うという考えを紐解いてみてください。実はその中に嫉妬や羨望といった気持ちが紛れていることはありませんか。自分と違うことについて、羨ましい、妬ましいと思うことがつらさにつながることは、多いものです。

そんなときは、自分に芽生えたその感情を、ぜひ認めてあげて。「羨ましい」「いいな」と口に出すことで、楽になることもありますよ。

(3)聞き役に徹する

主張するからこそ、価値観の違いでぶつかり合うことがあります。わかり合うことは諦め、相手の話を聞くに徹する方法も有効。「こういう人もいるんだな」という考えで話を聞いていると、意外と面白く聞けるものです。

意見を求められたときも熱弁はせず、あくまでサラッと自分の気持ちを言うのがベスト。反論されても適当に受け流しておきましょう。

5:「価値観」「価値観の違い」を英語でいうと?

「価値観」は、英語に直訳すると、「sense of values」「feeling of value」、単純に「values」と表すこともあります。価値に対する考え方、という意味ですね。

また「価値観の違い」は、英語で「difference of values」、もしくは「different values」といいます。価値を優先順位と捉え、「different priorities」と表すことも。プライオリティというと、ビジネスシーンでもよく使われるため、わかりやすいですね。

6:まとめ

価値観というのは、人それぞれ違って当然のもの。逆にピッタリ合う人を探すほうが大変です。だからこそ、お互い認め合い、尊重していくことがいちばんベストなあり方ではないでしょうか。わかり合えないときには、受け流しながら付き合うことも大切なのかもしれません。