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繁忙期とは?意味と英語での言い方と閑散期との差が大きい仕事5つ

松田優

松田優Y.Matsuda

目次

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1:繁忙期とは?意味と反対語・対義語・類語

はじめに「繁忙期」という言葉について、理解を深めていきましょう。

(1)繁忙期とは?読み方と意味、反対語・対義語・類語

まずは正しい意味を理解しましょう。「繁忙」を辞書で調べてみると、

はん‐ぼう【繁忙/煩忙】

仕事が多くて忙しいこと。また、そのさま。「―を極めた生活」「日々の―から逃れる」「―な時期」

出典:デジタル大辞泉(小学館)

とあります。このように、「繁忙」とはとても忙しい様子を表す言葉であり、「繁忙期」は、普段に比べ特に忙しくなる一時的な期間を指す言葉として使われています。

「繁忙期」の類語としては、商売において利益を多く得られる時期という意味から、「書き入れ時」が挙げられます。一方、対義語は、忙しくない期間を指す「閑散期」や「オフシーズン」が挙げられます。

(2)繁忙期を英語でいうと?

「繁忙期」を英語で表すと、「忙しい」という意味を持つ「busy」を用いて、「busy season(=忙しい時期)」「busy time(=忙しい時)」「busy period(=忙しい期間)」となります。また「busy」の代わりに、頂点を意味する「peak」を用いる場合もあります。

(3)繁忙期の引っ越し相場は通常とどのくらい違う?

繁忙期と大きな関係があるものといえば、引越しが思い浮かぶのではないでしょうか。1年のうち3月・4月は、新生活に向けて引越しをする人が集中的に多くなるために繁忙期となり、引越し料金も大幅にアップしてしまいます。

単身者の場合、通常期間であれば約3万円程度が相場となりますが、繁忙期の相場は約5万円と、倍近くに値上がりします。引越し先が遠方な場合や、ふたり以上が引越す場合は、さらに引越し料金が高くなってしまいます。できれば閑散期の引越しを検討するのがおすすめです。

2:残業続きで帰れない!繁忙期と閑散期の差が極端に大きい仕事5つ

繁忙期になると、あまりの業務量に「普段はラクラク定時なのに、残業続きで帰れない!」と嘆く人も多いでしょう。繁忙期と閑散期の差が極端に大きい仕事もあります。そこでここからは、繁忙期が極端に忙しくなる仕事を体験者のエピソード付きでご紹介します。

(1)引越し業者

「3月の繁忙期は想像を絶する仕事量です。1日で15件近く回る日もありますし、冷蔵庫やベッドといった大型の家具家電を何度も運ぶので、比較的荷物の少ない単身者の引っ越しでも、重労働に変わりありません。正直かなりキツいですね……」(Aさん・33歳男性/運送業)

(2)不動産

「新生活に向けて引越し先を探す人が多い12月~2月まではずっと繁忙期。特に年明けからは忙しく、ひとりひとりに合う物件を用意したり、内見にお連れしたりと、考えることも動くことも多くて大変です。閑散期はほぼデスクワークで暇なのですが、繁忙期になると重労働になりますね」(Uさん・30歳女性/不動産業)

(3)アパレル

「アパレルはセール期間だけ忙しいので、ほかの職種に比べると繁忙期は短いのですが、だからこそ差がすごい! 特に6月末~7月頭と年末年始に開催する大型セールのときは、フィッティングにレジに品出しに……と、お店とバックヤードを駆け回っています。閉店後は店内を整えるだけで1時間近くかかります」(Mさん・27歳女性/アパレル販売員)

(4)旅行代理店

「年末年始やGW、夏休みなどの大型連休の予約時期が繁忙期なのですが、ひっきりなしに予約の電話とメールが届くし、他のお客様と宿や飛行機が重複してしまうと一大事なので、すごく神経を使います。ときには緊急対応などもあるので、繁忙期は連日残業続きで、終電近くまで帰れないですね」(Oさん・32歳女性/旅行代理店)

(5)情報通信会社

「情報通信会社って繁忙期のない職種だと思っていたのですが、入社後すぐに繁忙期が来て驚きました。閑散期はやることがないくらい暇なのに対し、3~5月の繁忙期は、取引先と支店を行ったりきたりで動きっぱなし。工事が多くなる時期なので、会社全体がてんやわんやしてます」(Tさん・29歳男性/情報通信会社)

3:繁忙期だけど…今しかない!繁忙期に仕事を辞める方法3つ

「仕事を辞めたいと思いながら、気がつけば繁忙期に入ってしまった……」と悩む人もいるかもしれません。しかし繁忙期であったとしても、辞めたいと思ったときが辞めどき! 諦めずに退職に向けて行動してみて。繁忙期に仕事を辞める方法をご紹介します。

(1)転職先を先に決めておく

転職先を先に見つけておき、退職せざるを得ない環境を作ってしまうのもひとつの手です。「○○日から勤務しなければならない」「〇〇日に退職していないといけない」など、転勤先から条件が出されているとわかれば、会社も引き留めることはできません。

また、在職中に転職活動を行っておく人は多いので、転職先を先に見つけてきても問題はないでしょう。

(2)感情に任せてみる

なかなか退職を言い出せないという人は、自分の感情に任せてみませんか。仕事内容や上司に怒りやつらさを感じたときに、退職を意識することが多いと思います。だからこそ感情を抱いたタイミングで「辞めます!」と思い切って伝えるのです。「次に○○みたいなことがあれば辞めさせていただきますね」と伏線を張っておくのもいいでしょう。

(3)退職代行サービスを利用する

どうしても自分から言い出せないという人は、「退職代行サービス」を利用するのもいいでしょう。退職代行サービスでは退職の意を伝えてくれるだけでなく、有休消化も手伝ってくれるので、早ければ実質当日で退職できることも。退職を伝える勇気が出ない人は、他人の力を借りてみてはいかがでしょうか。

4:繁忙期を乗り越える力を身につけることも必要

「繁忙期のない仕事を選びたい」と考えがちですが、どの職業にも大小こそあれ、繁忙期はあるもの。なぜなら、繁忙期がなければその職種は衰退してしまうからです。

どんな仕事であれ、楽してお金を稼ぐことはできません。繁忙期を避けるよりも、繁忙期を乗り越える力を身につけて仕事に臨むことに注力しましょう。