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手水舎の読み方は?手水舎の意味と作法・英語で説明する方法も

水野 文也F.Mizuno

目次

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1:手水舎とは?読み方や英語表現

手水舎とは、参拝者が手や口を洗って清める施設のこと。「ちょうずしゃ」「ちょうずや」が一般的な読み方ですが、「水盤舎(すいばんしゃ)」や「御水屋(おみずや)」という呼び方もあります。

さて、英語の表現ですが、そもそも日本独自のものですので、適当な英訳はありません。「water ablution pavilion」などと表現するか、日本の文化ということで、敢えて英訳をせずに「Chozusha」「Chozuya」とした上で、「building for cleaning hands and rinsing mouth」と説明するのがいいかもしれません。

2:口をすすぐ意味は?龍が多いのはなぜ?手水舎の基本的知識3

1)実は簡略化されたもの

寺社仏閣というのは神々しい場であることから、清めてから参拝、拝観する……というのは、何となくわかりますね。そのとおり、日本では古くから、参拝する前には身を清めるという風習がありました。

水は穢れを払って身を清める力があるとされています。昔は神社の近くを流れる川などで全身を洗い身を清めていたそうですが、それが簡略化されて、手と口をすすぐようになったと言われています。

2)伊勢神宮では今も川で清めている

川で清めるというのは、今ではほとんど行われていませんが、有名な伊勢神宮では、今でも五十鈴川が手水舎として、参拝客が身を清めています。

3)龍の口から水が流れている

手水舎には、龍の口から水が流れているものが多くあります。龍というのは、日本では古来より水をつかさどる龍神として崇められてきました。龍神はとても神聖で、その龍神の口から流れるご神水によって身を清めることで、邪気を祓うことができるとされています。

3:手水舎の作法を説明!3ステップ

手水舎で、清め方には作法があります。伊勢神宮のホームページに記されているので、それを参考にしながら、正しい作法をチェックしてみましょう。

1)左手から清める

最初に、手水舎に一礼をしましょう。

清めるのは左手からになります。右手で柄杓を持ち、たっぷりと水を汲んだら、左手にかけて清めます。

その後、柄杓を右手に持ち替えて、同様に水を汲んで右手を清めましょう。「左→右」と順番が決まっていますので忘れないように。

2)口の中を清める

左右両方の手を清めた後は、口の中を清めます。再び柄杓を右手に持ち、汲んだ水を左手で受けて口をすすぎます。ただし、うがいのようにガラガラやらないこと。また、柄杓に直接口をつけてもいけません。

柄杓を手に持つ順は、「右→左→右」と交互ですので覚えやすいですね。

3)最後に柄を洗い、清めてから柄杓を置く

最後に改めて左手を清めます。その後、柄を縦にして、残った水を下に流すような形で柄を清めて柄杓を置きます。柄杓を清めない人が意外といるので、きちんと覚えておきましょう。

一連の所作が終わったら、再度、手水舎に一礼します。 

4:手水舎に花が!花手水のある神社3

1)柳谷観音(楊谷寺)(京都府長岡京市)

手水舎の水のことを「手水(ちょうず)」と言いますが、その手水に花を浮かべたものを「花手水(はなちょうず)」と言います。インスタ映えという点で、「楊谷寺」の花手水は超人気スポット! あじさいや紅葉で有名な名所ですが、季節によって変わる花は、口では言い表せないほどの美しさなのです。

京都には他にも花手水の名刹がありますが、楊谷寺と双璧をなしそうなのが、東福寺の塔頭である「勝林寺」です。

2)明月院(神奈川県鎌倉市)

別名「あじさい寺」とも言われる、北鎌倉にある名刹。梅雨時になると、あじさいの彩りで包まれる幻想的な光景は必見。カラフルながらも静かな風情あふれるあじさいは、神社の厳やかな雰囲気によく合います。

3)春日神社(福岡県春日市)

福岡にある「春日神社」もインスタ映えのする花手水でおなじみ。水色、紫、白、ピンクと様々な色のあじさいは見ているだけでも飽きません。彩りが鮮やかで、蒸し暑い夏は見ているだけでも涼しい気分になれます。

5:まとめ

神社やお寺は、昔の人は身を清めてから参詣したもの。手水舎で手や口を清めるのはその名残り。この他にも、神社のお参りには「二礼二拍手一礼」などの作法もあります。日本の文化を守るためにも、ひとりひとりがこれらの作法を身に着けておきましょう。

【参考】

伊勢神宮「参拝の作法とマナー」