恋のなやみに効くメディア

共働きの子育ては無理…親に頼れない共働き夫婦はどう子育てをしてるの?  

コマツ マヨ

コマツ マヨM.komatsu

©gettyimages

目次

隠す

1:共働き夫婦の子育てには障壁がいっぱい

「平成27年(2015年)国勢調査」を見ると、日本の共働き夫婦の割合は6割を超えているようです。

しかし、子どもが3歳を超えたときの勤務制度が整っていない会社が多いことや、まだまだ地域差などが解消されることのない保育園不足、学童保育不足による“小1の壁”や“小4の壁”など、夫婦共にフルタイムで働くにはハードルがいっぱいあるのも事実です。

2:共働き夫婦はどうやって子育てしてる?それぞれのやり方3つ

欧米諸国では当たり前ともいえる夫婦共働き。日本ではまだまだ環境が整っているとは言えませんが、そんななかでも工夫しながら子育てをしている共働き夫婦もいます。

(1)家事育児のルールをしっかりと決める

「夫の会社のほうが保育園に近いので、朝は夫が子どもを保育園に送り、帰りは私のほうが早いので私が子どもを迎えにいきます。基本は家事は私主体でやりますが、夫の帰りが早い日は洗い物を担当。私が残業や飲み会などがある日は事前に夫に頼み、夫が早く帰ってくるというルールを決めています。コツは、なぁなぁにならないことと、どちらかが納得できないような方法は取らないことです」(36歳/保険会社事務)

(2)ハウスキーピングサービスを利用する

「夫の仕事は朝早く、夜も比較的遅いうえに、仕事内容がかなりハードなので、家事と子育ての8割以上を私がやっています。私が仕事で忙しい時期や体調不良などで家事がままならないときは、家事代行サービスを利用するようにしています。無理や我慢しないことを大事にしています」(36歳/美容師)

(3)レトルトや冷凍食品も大活躍

「夫の帰りが遅く、子供とふたりだけの食事のときには、冷凍食品やレトルト、スーパーのお惣菜もよく利用します。もちろんそれだけではなく、具だくさんのスープとサラダを用意しています。でも、メインを作らないだけでかなり手間が省けて心の余裕にもつながります。

逆に、家族で食卓を囲める休みの日は、手の込んだ食事を作ります。ずっと頑張らなくていいので私としても楽だし、時間のあるときは豪勢なごはんでメリハリがつくので、家族にとってもいいと思っています」(32歳/食品会社事務)

3:無理じゃない!共働きで仕事と子育てを両立させる方法3つ

共働き夫婦が、無理なく仕事と子育てを両立させるためのコツにはどんなものがあるのでしょうか。

(1)家事の完全な分担

夫婦でお互い仕事を持っているのなら、家庭内であってもそれぞれの役割分担の大切さや、責任を持ってその役割を果たすことの重要性をよく分かっているはず。

お互いの仕事内容やペース、得意不得意を考慮し、納得のいく形で分担することで喧嘩やトラブルを回避できます。収入の多さで負担を分けたり、通勤時間や勤務時間によって分担するなどしてもいいかも。

(2)無理しないことを第一に考える

いくら家中がピカピカでも、毎日豪勢でおいしい食事でも、クリーニングから帰ってきたばかりのように清潔でピカピカの服を着ることができたとしても、夫婦喧嘩が絶えなかったり、どちらかが疲れてボロボロだったりするのは、子供にとって良い環境とは言えないと思います。

共働き夫婦が仕事と子育てを両立させるには、夫婦共に無理をしないことが第一。ちょっとくらい手抜きでもいいし、少しくらい部屋が散らかっていても大丈夫という心のゆとりが大切です。

(3)夫婦でこまめに連絡を取る

共働き夫婦がお互いの仕事も子育てもスムーズにやっていくには、夫婦間のコミュニケーションが大切です。愛情表現はもちろん、日々のこまめな連絡でお互いの状況を把握し、思いやりを持って生活することで協力し合えます。

4:共働き夫婦が子育てしやすい街かどうかを見極めるポイント3つ

子育てしやすい街かどうかの判断は、そこに住む本人たちが何を重視しているかどうかにもよるので一概には語りづらいでしょう。そこで、4歳の娘を育てながら共働きで暮らす筆者独自の目線で、子育てしやすい街を判断するポイントを3つ挙げてみます。

(1)病児保育が充実しているか

保育園の数や保育園の入りやすさは、その地で住み、子育てをしていくために需要な判断基準だといえます。

さらに注目したいのは、どうしても休めない仕事の日に子どもが熱を出したときなど「もしものとき」に対応できる環境があるかどうか。近くに頼れる人がいない場合、病児保育が充実している地域であることは大きなポイントです。

(2)医療費助成制度の手厚さ

自治体によって、通院・入院が「4歳まで無料」や「就学前まで」だったり、または「一部負担あり」であったりなど、子どもの医療費助成制度はまちまちです。子どもはすぐ熱を出したり怪我をしたりますので、できるだけ手厚い制度がある地域だと安心です。

(3)歩いて行ける距離にお店がある

小さな子どもがいると想像以上に外出が難しいもの。泣いたり暴れたりお漏らししたりする子どもを連れてでかけるとなると、考えるだけで億劫になってしまうことも。わざわざ車に乗ったりバスに乗ったりしていかなければならない場所にしかお店がないのは非常に不便です。

歩いて行ける範囲に生活用品がそろう店があることは、子育てママにはとっても大切。移動時間が少なくなるぶん、時間をより有意義に使うこともできます。

5:共働き夫婦の実情がよくわかるブログ3つ

(1)あっちゃんちの節約暮らし

共働き夫婦が、生活レベルを落とさず、旅行にも行くなどとにかく我慢せず、上手に節約しながら1000万円貯金を目指すことを目標にしたブログ。貯金状況の詳細な公開や、具体的な節約方法など事細かに紹介されているので、共働きでなくても参考にしたい情報満載!

(2)共働きパワーカップル@夫のブログ

30代前半の共働き夫婦の生活を綴っているブログ。50代前半でのセミリタイアを目指して、貯蓄や節約、投資をフル活用している様子を公開しています。

ブログのタイトルにもあるように、このカップルの特徴は、ガンガン働いてガンガンお金を増やし、上手に節約しながら、ときどき贅沢をしているというパワフルさ! 夫婦関係を円満にするための秘訣なども書かれていて、パワフルな共働き夫婦を目指す方は参考になること間違いなし。

(3)共働きくま夫婦のブログ

同じ共働き夫婦でもこちらは遊びやイベント、テーマパーク、旅行などの情報がたっぷり紹介されている、とてもほのぼのした内容のブログです。

ディズニーをはじめとしたかわいいものが大好きな夫婦が、休日の楽しみを維持するために、上手に生活をやりくりしているのが垣間見られます。

6:工夫と思いやりが大切

どちらかが我慢したり無理をしていると、夫婦のためにも子どものためにもなりません。共働きで、仕事も子育ても両立させるには、夫婦が共に協力して工夫すること、そしてお互いに思いやりを持つことが大切です。

【参考】

あっちゃんちの節約暮らし

共働きパワーカップル@夫のブログ

共働きくま夫婦のブログ