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仕事がキツイ…辞めたい!仕事がキツくて辞めたいけど言えない時にできること

水野 文也

水野 文也F.Mizuno

目次

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1:仕事がキツイ…辞めたいって思うのは甘えですか?

  仕事がキツイので辞めたい……そんなこと言ったら、会社の上司や先輩、両親などから「甘えるな!」と叱られそう。でも、そう思っている人は、たくさんいます。

今回『MENJOY』では、2040代の男女328人にアンケートを実施。「仕事に疲れたから休みたい、辞めたいと感じたことはありますか?」という質問をしてみました。

結果は以下のとおりです。

休みたいと感じた・・・134人(40%)

辞めたいと感じた・・・45人(13%)

休みたいし、辞めたいと感じた・・・134人(40%)

休みたいとも辞めたいとも感じたことはない・・・15人(7%)

実に半分以上の人が辞めたいと感じた経験があるようです。これだけ高い比率なのですから、ただ単に「甘えている」とは言い切れないでしょう。

2:仕事を辞めたい…誰に相談する?占い?仕事を辞める前にできること

1)ひとりで悩まない

最終的に、辞めるかどうか決断するとの自分となります。しかし、入社してそれほど時間が経っていないのであれば、わからないことも多く、自分の判断が正しいのか、間違っているか不安になるでしょう。

迷ったらどうするのか? 占いに頼る人もいることでしょう。占いを悪いとは言いません。ですが、辞める辞めないだけではなく、将来のことを考えるのであれば、後悔のない判断を下すべき。客観的にみるためにも、現在の仕事内容がわかっている人、親身になってくれる人などに相談すべきでしょう。

特に、辞めるかどうかだけではなく、辞めた後のことを考える必要があります。人生はとても長いのですから、「何がやりたい」といったことや「こうした人生設計を描きたい」など、将来どうあるかを見つめ直しましょう。大げさではなく、人生の分岐点になる可能性もあるからです。

(2)会社の上司に相談する

単に仕事がキツい……と言っても、キツいということについて、肉体的なのか、精神的なのか、それとも時間的なことなのか、理由はさまざまでしょう。

例えば仕事そのものではなく、人間関係が理由など、仕事と直接的に関係ないことが辞めたい理由であれば、職場環境が改善すると、続けようと思う可能性もあります。

そういった場合は、上司に相談するのがいいかもしれません。所属部署の上司との折り合いが良くないなら、他部署の上役などでもいいでしょう。あなたが、貴重な戦力であれば、辞めることの損失が大きいため、真剣に考え解決策を提示してくれるはずです。

社内という身近な村社会での話ですので、事情も知っている職場の人間が第一と思われますが、「信用できない」「口が軽い」といった人を避けるのは当然です。

3)キツイと思ったら専門機関に相談も

社内でどうしても解決できそうにない、あるいは、辞める決心が固い場合などは、外部機関のプロに相談してみましょう。利害関係がまったくなく、秘密も厳守してくれる、専門家の意見を聞くことは大切だと思います。

以下に、専門機関を挙げてみました。

全国職業相談センター

株式会社日本技術総合研究所が運営する、仕事に関する相談窓口です。専門家が親身になって相談してくれるのが特徴。プロが第三者の視点で的確にアドバイスしてくれます。

ハローワーク

厚生労働省が管轄している公的に運営されている職業紹介所です。職員が求人紹介や職業相談をしてくれる一方で、職務経歴書の書き方や面接対策などのアドバイスもしてくれます。公的機関ですので、相談料も無料です。

総合労働相談コーナー

厚生労働省が運営する仕事に関する悩みや疑問を相談することができる窓口。上司のパワハラやセクハラ問題、職場の嫌がらせなど、さまざまな仕事の悩みを面談や電話で相談できます。

転職セミナー

主に人材サービス事業者や転職エージェントが主催します。転職のノウハウを学ぶにはいいかもしれません。キャリアアドバイザーが相談員として個別の相談にのってくれるケースが多いようです。

3:新卒1年目だけど仕事辞めたい…辞めるべきか診断する方法

会社を辞めるというのは人生における大きな決断! 大袈裟ではなく、一生が大きく変わる可能性もあるのです。

ですから、一時的な感情だけで判断するのは避けたほうがいいでしょう。反対に、明らかに居続けることがマイナスであるのに、変な意地を張ってしまい、辞めるタイミングを逃すのも考えもの。まずは状況を的確に判断することが重要です。

以下に、辞めたほうがいい場合、居続けたほうがいい場合、診断するうえでのチェック項目をまとめてみましたので、参考にしてください。

1)辞めないほうが良いケース

・人間関係が良好な職場

・転職活動を行う間の生活費がない場合

・人間関係だけが理由の場合

・次に何をしたいのか決まってない場合

今の仕事に興味があるないは関係なく、これらに当てはまる場合は辞めないほうがいいでしょう。特に、当面の生活費は重要。お金がないと気持ちに余裕がもてず、転職活動に支障をきたします。

また、せっかく興味のある仕事に就いたのに、人間関係で辞めるというのも考えもの。何をしたいのかわからないまま、次の会社に移っても、結局、同じことの繰り返しになると思います。

2)辞めたほうが良いケース

・パワハラやセクハラがひどい

・長時間労働や残業が多い

・会社の経営が悪化している

・やりたいことがはっきり決まっている

今の時代に、セクハラやパワハラが横行しているような企業は、コンプライアンスが欠如した会社といって過言ではありません。これらは、精神面にも悪影響を及ぼすほか、長時間労働となった場合、体を壊しかねません。会社の経営悪化は論ずるまでもないでしょう。やりたいことがある場合ですが、人生は一度きり。若いうちは夢を追っていいと思います。

3)第二新卒は意外に有利!

新卒1年目で辞めても、例えばあなたが会社でみっちり研修を受けた後なら、その経験だけでも貴重なもの。若くて、少しだけど社会人の経験がある……。人手不足の中で、第二新卒というのは、意外に有利なのです。新卒がうまく採用できなかった企業としては、一度他の会社で合格した第二新卒は絶好のターゲットになるのです。

ある程度、キャリアを積んだ若手社員よりも、フレッシュな第二新卒が好まれる傾向もあるので、入社12年目というのはチャンスといえるでしょう。

4:疲れない仕事がいい仕事?正社員で楽な仕事とは

一概に何が楽な仕事であるか、論じることはできません。そもそも、企業としては、若い間は意図的にハードワークを強いて鍛えようとしているほか、戦力としては「鉄砲玉」みたいな存在。キツイのは当然と言えるでしょう。その意味で、新入社員や若手の間にラクしようなどという考え自体が間違いかもしれません。

ただし、派遣やアルバイトなど非正規雇用に比べ、正社員は福利厚生、健康保険などさまざまな部分で優遇されています。楽な仕事はないとの覚悟が必要ですけど、生活の安定など、正社員はいろんな意味でラクができる身分であることを覚えておきましょう。

5:まとめ

フリーランスで仕事をしていると、サラリーマン時代は仕事はきつかったけど、いろんな意味でラクな部分が多かった……そう感じます。

そう、正社員という身分こそが重要なのです。仕事はそもそもキツイもの。昭和のオヤジから言わせてもらえば、それでも昔に比べればラクになって、守られていると思いますよ。