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結納金とは何のためのお金なの?結納金の相場と使い道・渡し方やマナーなど

大山奏K.Ohyama

目次

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1:結納金、渡しましたか?

結婚が決まったなら、結納の儀を両家で執り行います。最近では結納をせずに両家の顔合わせのための食事会で済ませるという人も増えていますが、実際にはどのくらいの人が結納をしたのでしょうか。

そこで今回『MENJOY』では、20~40代の既婚男女441人を対象に独自のアンケートを実施。「結婚する際、結納金の授受はしましたか?」と質問してみました。

結果は以下のとおりです。

した・・・142人(32%)

していない・・・299人(68%)

7割近くの人が行っていないとのこと。続けて結納をしたと答えた142人に「結納金の額を教えてください」と質問してみました。その結果を見てみると……。

50万円以下・・・34人(23.9%)

50~69万・・・24人(16.9%)

70~99万・・・7人(4.9%)

100~149万・・・66人(46.5%)

150~199万・・・4人(2.8%)

200万円以上・・・7人(4.9%)

ここから考えると、100万円が4割強なので、相場は100万くらいと考えておいて良さそうです。

2:結納金とは?

結納金というのは、いったい何のために渡すのでしょうか。「結納屋さん.com」の店長である板崎浩一さんに教えてもらいました。

板崎さん:「結納金とは、両家がこれから結婚するにあたり、口約束だけでなく、結婚の約束を公のものとするために行う、日本人の由緒正しい婚約のあり方です。

その中で、相手方を敬い、新郎から新婦の側へ誠意を伝えるためにお渡しするのが、結納金です」

3:全国で違う?結納金の相場

結納金には全国各地で相場の違いはあるのでしょうか。引き続き、「結納屋さん.com」店長・板崎さんに聞いてみました。

板崎さん:「結納金の相場は、一般的には西高東低と言われています。ただし、実際にははっきりとした差はありません。関東でも関西でも、100万円という場合が多いです」

両家の間で地域差がある場合もあまり意識しすぎる必要はないかも。ただし、事前に両親にどのくらいのつもりなのかは、聞いておいたほうが失敗がないかもしれません。

4:結納金の渡し方&マナー5つ

結納というのは、なんだか難しくて面倒くさそうと思われるかもしれませんね。結納の際に忘れてしまうといけない、絶対に押さえておきたいポイントを5つ、板崎さんに教えて頂きました。

(1)「幾久(いくひさ)しく、お納めください」

板崎さん:「本来であれば“この度はお嬢様との婚約をご承諾いただきまして、誠にありがとうございます。本日は吉日でございますので、婚約のしるしとして結納の品を持参いたしました。どうぞ幾久しくお納めください”という形式的な文句があります。その中でも“幾久しく、お納めください”という言葉だけは、必ず抜かさないようなさってください」

(2)仲人さんなしのケース

板崎さん:「最近では仲人さんなしのケースのほうが増えています。その場合、問題になりやすいのが、両家の服装についてです。両家の服装の格が違ってしまわないように、事前に両家の服装をそろえられるように取り計らっておく必要があります」

(3)受書について

板崎さん:「“これこれの品を確かに受け取りました”という受領書のようなものを“受書”というのですが、これはもともと女性側が用意することになっているのです。ですが最近は、当日に書くのが大変ということで、男性側が事前に用意しておき、当日は内容を確認して捺印するケースが増えています。この受書の準備も忘れずにしましょう」

(4)会場について

板崎さん:「結納は、式場で行う場合と、女性の家で行う場合があります。最近では式場のほうが増えていますね。このときの席次については、事前にしっかり確認しておいたほうが良いでしょう。

本来は仲人が主役なので仲人が上座に座りますが、仲人なしの場合は、両親が上座に座り、本人が下座に座るのが基本的なスタイルです。結納の最中には膝前にお扇子を置いて挨拶をします」

(5)結納の日取りの選び方

板崎さん:「結納の日取りについては、両家の両親または仲人が、全員の都合を考慮して決定します。最近は日柄にこだわれないという人も増えていますが、やはりお祝いごとなので、仏滅は避けて吉日を選ぶのがいいでしょう。

大安がいちばん良いとされていますが、先勝、友引でも問題ありません。また赤口の日は、お昼の間だけ良しとされていて、この赤口に結納を行い、そのまま会食という流れも自然でおすすめします」

5:結納金の返しの金額は?

結納返しの金額はどうやって決めれば良いのでしょうか。こちらもお伺いしてみました。

板崎さん:「結納返しは袴料として現金を包む他に、袴にかわるスーツなどの品をお贈りするのが一般的です。

近年では、記念品として時計などをお返しにされるケースもありますし、特に風習にこだわらず、新郎さんの欲しいものをご用意されるケースも多々あるようです」

6:誰がもらうの?結納金の使い道3つ

結納金を実際に受け取った夫婦に、その使い道を聞いてみました。

(1)新居引っ越し費用

「私の家は自由に使っていいよと言われたので、夫と相談して、新居の引っ越し費用や新しい家電を買うために使いました。新婚を始めるのって意外とお金がかかるので助かりました」(Kさん・35歳女性)

(2)結婚式費用

「結婚式の費用として使わせてもらいました。実際にはご祝儀などで返ってくるお金もあって余ったので、それはふたりの貯金にしました」(Oさん・39歳女性)

(3)両親を旅行に

「妻の両親がずっと海外旅行に行きたいと言っていたというのを聞いて、ご両親を連れて、海外旅行に行きました。これまで妻を育ててくれたご恩を、少しでもお返しできればと思ったので」(Nさん・50歳男性)

7:わからなければ専門家に!

結納金について知らないことばかりで、何からどう手をつければ良いのかわからないと悩んでしまう人もいるでしょう。そんな場合は両親や親せき、兄妹など知っていそうな人に聞くのもいいでしょう。

それでもわからなければ専門家に話を聞いたり、会場のスタッフに質問したりしましょう。人生に一度の機会ですから、失敗しないように準備してくださいね!

取材協力板崎浩一さん

 

株式会社結納屋さんの店長。お店のホームページ、「結納屋さん.com」には、結納のことがすべてわかる「結納辞典」を掲載していて、全国各地の結納の方法や結納のための商品を紹介している。結納のことでわからないことがあれば、メールや電話での問い合わせも可能。