恋のなやみに効くメディア

年の差結婚は何歳までが理想?メリット・デメリットと後悔しないコツ

松田優

松田優Y.Matsuda

©gettyimages

目次

隠す

1:歳の差結婚、何歳までが許容範囲?

ひと口に「歳の差結婚」といっても、1歳差の夫婦もいれば、ひと回り以上差があるカップルもいますよね。愛さえあれば年の差なんて……とはいうものの、世代が違えば価値観や考え方が変わるのも現実。歳の差が結婚生活に大きな影響を与える要素になることは確かです。

「国立社会保障・人口問題研究所」が発表した「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」によると、「未婚者が希望する結婚相手との年齢差の構成」は男女共には「同じ歳」がもっとも多く、男性は41.8%、女性は28.4%。1~2歳の年の差を希望している人まで合わせると、50%を超える割合となっています。

また、男性の場合「7歳以上年下」を希望する人は8.5%、女性の場合「7歳以上年上」を希望する人は5.6%と、どちらも割合は低め。全体として「年齢差がある」ことより「同世代」との結婚を望んでいる人が多いようです。

2:歳の差結婚の現実

では、実際に歳の差結婚をしている人はどれくらいの割合でいるのでしょう。厚生労働省が2015年に公開した「人口動態統計調査」の「初婚夫妻の年齢差別にみた年次別婚姻件数及び百分率」の結果からみていきます。

もっとも割合が多かったのは「夫が年上の夫婦」で、全体の65.9%。内訳としては、1歳差が14.2%、続いて2歳差が11.8%。そして7歳以上差がある夫婦が11.2%という結果が出ています。

「夫婦が同年齢」の割合は全体の17.3%。「妻が年上の夫婦」は16.7%という結果でした。

年齢差がある夫婦は全体の8割を超えているということから見る限り、「同年齢の人と結婚したい」という希望をもっていたとしても、現実的には年齢差がある人が結婚相手になることが多いようです。

3:「男性が年上」の歳の差結婚のメリット3つ

歳の差結婚をする場合、男性が年上であるメリットを3つ挙げてみました。

(1)収入が多い

一般的に、男性の年齢と収入の高さは比例する傾向があります。新卒の男性と勤続年数が長い男性の収入を比べてみれば、その差は歴然。ある程度の年齢ともなれば役職についていることも多く、若い世代よりも収入が高いことが期待できます。

経済的に安定していること、収入面での不安がないことは、年上男性と結婚するメリットのひとつといえるでしょう。

(2)精神的に安定している

若い男性に比べて、年齢を重ねた男性は精神的に安定していることが多いです。動じず、焦らず、堂々と。年上の男性特有の落ち着きや寛大さは、長く生きてきたからこそ身に着けることができるものです。精神的に安定している男性と結婚すれば、当然普段の生活も穏やかなものになるはず。平和で居心地のよい生活を送ることができるでしょう。

(3)人生経験が豊富でサポートしてくれる

年上の魅力といえば「頼りがいがあること」ですよね。人生の先輩である年上の男性と結婚すれば、様々な面でのサポートを期待することができます。仕事、生活、お金のやりくりやトラブルの切り抜け方……同年代の男性では未経験のことでも、年上男性であれば既に経験済みという可能性も大。あらゆる面で頼りになること間違いなしです。

4:「男性が年上」の歳の差結婚のデメリット3つ

今度は、年上の男性と結婚した場合、デメリットとなりそうな要素を3つピックアップしてみました。

(1)男性不妊の可能性がある

「妊娠には年齢的なタイムリミットがある」といわれますが、男性にも無関係な話ではありません。精子の数や運動率など、男性の生殖能力は年齢とともに衰えていくことがわかっています。年齢だけでなくさまざまな要因が重なって起こることですが、年齢を重ねた男性は妊娠させる能力が低い=男性不妊の可能性が上がるという面もあるのです。

(2)モラハラ率が上がる

人生経験が豊富で社会的地位がある男性は、自分に自信を持っていることが多いでしょう。堂々とした態度は魅力的ですが、その自信が裏目に出ることも。

自分を絶対だと信じて疑わないからこそ、妻を「自分より下」にみる傾向があるのも事実です。命令口調や尊大な態度、ルールの押しつけなど、年齢差があるほどモラハラ的振る舞いが多くなることもあるかもしれません。

(3)近い将来、親だけでなく本人の介護も視野に入る

年齢が高ければ高いほど避けて通ることができない介護問題。結婚相手と年齢が離れているということは、親が高齢であることも覚悟しなければなりません。結婚後すぐに介護をしなければならなくなったというケースも珍しくないのです。

さらに、男性の年齢によっては本人の介護も視野に入れる必要があります。結婚生活を送るうえで10年20年はあっという間。歳の差がある人と結婚するとなれば、現実的かつ具体的に考えなければいけない問題といえるでしょう。

5:「女性が年上」の歳の差結婚のメリット3つ

続いて、女性が年上の場合の歳の差結婚にはどのようなメリットがあるのかみていきましょう。

(1)包容力がある

男性より女性のほうが精神年齢が高いといわれることもありますが、実年齢も上となるとなおさらのこと。男性の甘えや弱さも包み込んでくれる女性は、結婚相手としてぴったり。ケンカやいざかいも、冷静に解決することができるでしょう。心が広く包容力のある年上女性となら、結婚生活も安泰です。

(2)収入が多い

ある程度の年齢まで独身でいた女性となると、経済的に自立している人がほとんど。仕事をバリバリ頑張ってきた人ともなれば、高収入を得ている可能性も高いでしょう。結婚をしても仕事を続ける人も多いため、結婚後の収入面でも安心できそうです。

(3)生活能力が高い

女性だけに限った話ではありませんが、独身期間が長い人は生活能力が高め。特にひとり暮らしをしていたとなれば、家事一般はお手の物という人がほとんどです。

料理、洗濯、掃除など一般的な家事はもちろん、便利な裏技を取り入れていたり、病気やケガに対してすぐに対応できたり。ライフハックに優れた女性であることが多いでしょう。

6:「女性が年上」の歳の差結婚のデメリット3つ

「姉さん女房はうまくいく」ともいわれますが、デメリットがないわけではありません。よくいわれる3つのデメリットをみていきましょう。

(1)不妊の可能性がある

男性と同じく、年齢を重ねた女性であれば不妊の可能性があることは否定できません。生活習慣や体質などによりますが、女性の体はある程度の年齢を境に「妊娠しやすさ」が下がっていくといわれています。不妊治療やその他の方法などを含め「子供のことをどう考えていくのか」夫婦でしっかり話し合う必要があるでしょう。

(2)「男のプライド」が維持しにくい

何事にも動じず包容力のある年上女性と結婚した場合、男のプライドや体面を保つのは難しいかもしれません。結婚相手とフラットな関係でいたいという人にはぴったりですが、女性に頼りにされたい男性であれば、少々物足りないことも。

収入や生活能力など、あらゆる面で自分を上回る能力の持ち主との相性を、冷静に考えてみる必要がありそうです。

(3)親族、世間からの目が厳しいこともある

歳の差結婚であっても周囲から祝福されるケースがほとんどですが、なかには年齢差を理由に反対される場合もあるでしょう。特に、ひと回り以上年齢が離れている女性と結婚となると、偏見があることも確か。親族や世間から厳しい目で見られても、意思を貫く強さが必要となりそうです。

7:歳の差結婚で後悔しないためのポイント2つ

歳の差結婚で後悔しないためには、どうすればいいのか。予め心に留めておきたいポイントをまとめてみました。

(1)メリット・デメリットを把握する

情熱的な恋愛をして勢いで結婚する。ロマンチックではありますが、歳の差結婚をする場合は例外。勢いだけ結婚しては、後悔してしまうことになりかねません。前述のようなメリット、デメリットを客観的に把握したうえで、それでも結婚生活を送ることができるかどうか。冷静に判断する必要があります。

(2)周りの意見ではなく自分たちの気持ちを大事にする

歳の差結婚には、必ずと言っていいほど横槍が入るもの。強固に反対されることもあれば、やんわり嫌味を言われることもあったり。周囲の意見に心が惑わされてしまうことも多いかもしれません。

とはいえ、やはり結婚に一番大切なのは本人同士の気持ちです。周りの意見に耳を傾ける柔軟さも大切ですが、自分たちを見失わない強い心も持ち続けるべきです。

9:まとめ

歳の差結婚には障害がつきもの。良くも悪くも周囲の注目を集めてしまうため、一筋縄ではいかないこともあるかもしれません。

まずはふたりの結婚後のビジョンを明確にして、お互いの意見をひとつにするべき。経済的なこと、住居、子育て、介護……長い目でみた人生設計が、穏やかな結婚生活を築いてくれるはずです。

【参照】

国立社会保障・人口問題研究所

厚生労働省