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味方がいない…ならつくればいい!できない理由と見つける方法
月野 はるH.Tsukino
1:味方がいないと感じるのはどんなとき?
厳しい状況に置かれたときや、ひとりの力では乗り越えられなさそうなとき、味方になってくれる人がいれば、心強いですよね。
今回『MENJOY』では、20~40代の有職者男女500名を対象に、独自のアンケート調査を実施。「あなたには仕事で味方になってくれる人がいますか?」という質問をしてみました。
結果は以下の通りです。
いる・・・352人(70%)
いない・・・148人(30%)
約3割が味方がいないと感じていることが判明。社会人ともなると、仕事は生活の大部分を占めますが、そこに味方がいないとなるとつらいですし、仕事自体にも支障がでそうです。
そこで、「味方がいない」と回答した148人に「仕事で味方がいないと最も感じるのはどのようなときですか?」という質問もしてみました。その結果のTOP5は以下です。
1位:困ったときに助けてくれる人がいないとき・・・20人(13.5%)
同率2位:パワハラにあったとき・・・19人(12.8%)
同率2位:損な役回りを押しつけられたとき・・・19人(12.8%)
4位:正当に評価されていないと感じるとき・・・17人(11.5%)
5位:忙しいのに手伝ってもらえなかったとき・・・15人(10.1%)
最多数を獲得したのは「困ったときに助けてくれる人がいないとき」でした。ピンチになったときにも、味方がいれば状況は好転に向かいますし、気持ちの面でも頑張れます。
いざというときのためにも、味方がいると安心! そこで今回は、味方ができない理由や、つくる方法についてご紹介します。
2:職場で味方ができない理由5つ
どうして味方ができないのでしょう。理由を考えてみました。
(1)関わりが薄すぎる
自分の業務に熱中するあまり、職場の人との関わりが薄くなってしまうこともありますよね。関係が希薄だと、味方ができるチャンスも生まれません。業務に支障がでない範囲で、日ごろから適度にコミュニケーションをとるように心がけましょう。
(2)不真面目に見える
職場は学校やサークルなどとは違い、利益をあげることが目的。そんな環境で不真面目に見えると、それだけで嫌われてしまったり、信用を失ってしまったりします。そんな人には協力したくないと思うのが人情というもの。
実際は真面目に仕事をこなしていても、態度や言動、服装などで不真面目に見えて損をしてしまっている人も。周囲からの見え方も、味方を得るためには重要です。
(3)厳しすぎる
ストイックすぎたり、厳しすぎることで、周囲がついてこれず孤立してしまうパターンもあります。一生懸命だからこそ、ついつい厳しくなってしまうということもあるでしょうが、周囲への思いやりがなくては敵だらけになってしまいます。
また話し方によっても印象が変わってきます。相手が不愉快にならないようにするという配慮も必要です。
(4)サポートをしない
忙しいとついつい自分のことばかりに気を取られてしまいがち。ですが、一切周囲のサポートをしなければ、味方を得るのは難しいでしょう。困ったときに助けてもらえたから、という気持ちがギブアンドテイクを生み、味方になろうという気持ちを芽生えさせるものなのです。
(5)無愛想
無愛想な人は、近寄りがたい印象を与えます。最低限しか関わりたくないと思われてしまいます。
3:味方をつくる方法5つ
味方を作る方法をご紹介しますので、自分に合いそうなものから試してみませんか?
(1)声がけをする
なんだか体調が悪そう、困っていそう……そんな雰囲気の人がいたら、積極的に声がけをするのも手段のひとつです。弱っているときに気にかけてもらえるのは、誰だって嬉しいもの。そんな小さな気遣いの積み重ねが、知らず知らずのうちに味方になってくれる人を増やしていくのです。
(2)サポートする
忙しい人や困っている人のサポートをするのも、味方を作る近道。助けてもらった人は、その恩をしっかり覚えているもの。何かあったときにきっと味方になってくれるかもしれません。
(3)褒める
大人になると人から褒められることって減りますよね。特に仕事では、できて当たり前という雰囲気があり、怒られたり注意されたりすることばかりで、ぜんぜん褒められる機会はない……なんていう職場も多いもの。
そういう状況にあって、自分のことを褒めてくれる人に悪い印象をもつわけがありません。さらに褒めてもらいたくて、味方になってくれるということだってあります。
(4)信用される言動をする
仕事をしていくうえで責任感はとっても大事。約束や時間を守るといった当たり前のことを積み重ねて信用を得るのも大切なことです。少しくらいいいかな……と自分を甘やかさず、信用される言動をしましょう。
(5)悪口を言わない
人の悪口を言うと、何かのきっかけで本人に知られてしまうことも。また、悪口を一緒に言っていた相手から「こいつはもしかしたら裏で俺のことも悪く言っているんじゃないか……?」なんて疑われてしまうこともあります。
職場で人の悪口を言うことは思った以上にリスクが大きいもの。味方になってくれそうな人ができても、悪口ひとつで台無しになってしまうかもしれません。
4:まとめ
職場で味方を得ることは、メリットしかありません。人間関係を作るのが面倒……と思わず、積極的にはたらきかけていれば、いざというときに「味方がいて助かった!」と、思えるはず。今日から少しづつ、味方づくりをしてみませんか?