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労いの言葉の使い方と例文集。労いの言葉をかけられた際の返し方も

槻谷岳大T.Tsukitani

目次

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1:労いの言葉ってどんな言葉?英語で表現すると?

まず、「労い」の正しい意味を辞書でみてみましょう。

ねぎらい【▽労い/×犒い】

相手の労苦をいたわること。「―の言葉をかける」

出典:デジタル大辞泉(小学館)

労いの言葉とは、相手の労苦をいたわる言葉。では、具体的な労いの言葉とはどのようなものでしょうか。「いつもありがとう」「頑張っているね」など、慰労の気持ちを表現する言葉を指します。

英語で表現する場合は、「Thank you for your great work.」や「Thanks for working hard.」などがよいでしょう。

実は筆者が勤務する永田町(政界)という場所は、この労いの言葉の「プロ」がわんさかいる場所です。

政治家というと、いろいろとスキャンダルなどで問題になる人が多いイメージもあるかもしれませんが、実際に会って話してみると、人心掌握術に長けている人物が多いものです(もちろん全員ではありませんが……)。やはり選挙で数十万もの票を得て当選している人たちばかりですので、さすがといったところでしょうか。

筆者の実体験ですが、ある真冬の選挙の際、演説会場の外で駐車場係をしていました。そうしたら、応援演説を終えた某大物政治家が、黒のレクサスに乗って去る間際、「あ、ちょっと待ってて」とドライバーに伝え、近くのコンビニに入りました。

「何かな」と思って見ていると、コンビニで熱々の缶コーヒーを買ってきて、我々駐車場のスタッフに、「寒い中、頑張ってくれたね、ありがとう」と、配って回っていました。ちなみに、その政治家は応援で来ていて自分の選挙区ではないので、買収ではありません。

これだけのことで、この政治家のファンになった人もいたそうです。

また、ある政治家の会合で受付を担当した際、長時間テーブルの前に立ったままの我々に、ふと有名な女性大臣が駆け寄ってきて「ずっと立ったままでしんどいわよね。ありがとうねぇ!」とひとこと。

こういう思いがけない労いの言葉は、本当に心底効くものです。一部の政治家というのは、こうした労いのプロなのです。

2:労いの言葉の例文

それでは次に、具体的な労いの言葉の例文をいくつか見ていきましょう。

(1)いつもありがとう

会社で部下から報告資料の提出を受けた際や、家庭でパートナーが食事を作ってくれた際は、シンプルに「ありがとう」を。そう伝えるだけで、言ったほうも言われたほうもいい気分になります。

そこに「いつも」をつけ、「いつもありがとう」と言うのは、普段当たり前にしている仕事や、家庭での出来事を、「当たり前とは思っていないよ」と伝えること。日々の感謝を伝えることで「これからもまた頑張ろう」という気持ちを相手にもってもらえることでしょう。

(2)君ならできると思っていたよ

難しい仕事を乗り越え成果が達成されたときなどは、「君ならできると思っていたよ」を。相手のことを信頼していること、そしてこれからも引き続き信頼することを伝えられます。相手のモチベーションを高めてくれるはずです。

(3)よく頑張っているね

「~~君、最近よく頑張っているね」と声をかければ、相手は普段から自分をよく見てもらえている、という実感を得られるでしょう。自分の努力をよく理解してくれていて、その上で評価をしてもらえているという気持ちを持つことで「さらにに頑張ろう」と思ってくれるのではないでしょうか。

(4)すばらしい結果だね

具体的な実績を見て、それを評価していることを言葉にすれば、相手の喜びも格別。努力して出した成果ならばそれだけ、報われた実感が強まります。さらなる頑張りを……という気持ちを相手に持たせることができると思います。

(5)助かっているよ

「助かっているよ」も、言われるのが嬉しい労いの言葉。特に、自分のしていることが実際に相手のためになっているのか不安に思っている人には、安心感を与えることもできるでしょう。

例えば、上司に対して自主的に報連相(報告・連絡・相談)している部下は、それが実際に役に立っているか不安にも思うこともあるはず。そんなとき、「助かっているよ」とひと添えれば、さらにやる気をだしてくれるでしょう。

ちなみに注意したほうがいいのは「ご苦労様」です。ご苦労様は目下の人に使う言葉で、上司が部下につかう場合には良いですが、部下が上司や仕事の取引先などに使うと失礼にあたってしまいます。目上の人に使う際には「お疲れ様でした」などにしましょう。

3:労いの言葉へのお礼の仕方…例文3つ

それでは次に、上司や取引先など、目上の立場の人から労いの言葉をかけてもらった際のお礼の仕方を、例文を交えて見ていきましょう。

(1)温かいお言葉をかけていただきありがとうございます

労いの言葉を頂いた際には、まずはその言葉をかけていただいたことに対する感謝の意を伝えましょう。実は労いの言葉をかけるほうも、それを言われたほうがどんな気持ちになるか、気になるものです。

まずは「温かいお言葉」だったと、言われて嬉しかった気持ちを伝えるのがベター。安心感を覚え、そのあとのコミュニケーションも円滑になることでしょう。

(2)日ごろのご指導、ご支援のおかげです

労いの言葉を受けた際は、まずは謙虚に、それは自分の力ではなく、相手や仲間からの指導や支援の力だったという認識を示すのは好感を得ます。そういう気持ちを示せば、そのあとも相手から助言や力添えをいただきやすくなるでしょう。

(3)引き続き精進します、と意気込みを

引き続き頑張る意思も伝えましょう。労いの言葉で慰労され、お礼を言われてもそこで満足することなく、さらに頑張る意思の表明を。労った側もより期待を強めることになるでしょう。

「今後ともご指導ご鞭撻をお願いします」と、引き続いての力添えをお願いするのも効果的です。

4:まとめ

労いの言葉を言われて嬉しくない人はいないはず。言った相手も含め、人と人の関係を良くする潤滑油です。労いの言葉を言うのに長けた人はそのひと言で人の心をつかむこともできるでしょう。また労いの言葉へのお礼がしっかりできる人は、さらに期待されることと思います。

普段の何気ないひと言ですが、それが大事です。お互いに相手の立場に立ったやり取りで、人間関係をうまくつくっていけるようにしていきたいものですね。