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虚無感の意味は?虚無感に苛まれる理由と脱する方法

青木 エイミーA.Aoki

目次

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1:虚無感とは?意味や英語表現

虚無感という言葉を正しく理解することから始めてみましょう。まずは辞書で、「虚無」の意味を調べてみました。

きょ‐む【虚無】

1 何物もなく、むなしいこと。空虚。

2 この世に存在するすべてのものに価値や意味を認めないこと。「虚無感」

3 虚心であること。「虚無自在の心」

4 無限の宇宙。大空。虚空 (こくう) 。

5 古代中国の老子の哲学で、万物の根源・本体は、はかりがたく無であるということ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

つまり「虚無感」とは、すべてが虚しく感じ、何に対しても価値や意味を見出せない状況のことです。

英語では、「nihilistic impression」などと表現することができます。「nihilistic」とは、ニヒリスト(虚無主義者)。「impression」は感じや気持ち。

ですが、ポリシーとして虚無主義を望んでいなくても、虚無というのは、突然訪れてくるものですよね。

2:虚無感に苛まれたことある?虚無感に襲われやすい瞬間5つ

では、虚無感に苛まれたことのある人は実際にどれくらいいるのでしょうか。今回『MENJOY』では、20~40代の男女500名を対象に、独自のアンケート調査を実施。「虚無感に苛まれたことはありますか?」という質問をしてみました。

結果は以下のとおりです。

ある・・・283人(57%)

ない・・・217人(43%)

約6割の人が、虚無感に襲われたことがあるようです。虚無感は突然襲ってくるように感じることが多いと思いますが、実は空虚な気持ちになりやすい瞬間というのがあります。ここでは、5つの場面を紹介します。

(1)目を覚ました瞬間

1日の始まりを伝える目覚めの朝。いつもと変わりない、何の変哲もない繰り返される日常に、「この変わりない日々に何の意味が?」と疑問を持ってしまったが最後……。生きる意味を見出せず、途端に虚しい気持ちが押し寄せてしまうことがあります。特に、対人関係や勉強、仕事など、これといって打ち込めるものがない人は、朝に憂鬱な気持ちになりやすいですよね。

(2)小説や映画を観たあと

別の人の人生を一時的に追体験できる小説や映画は、気分転換には最適。ですが、想像力がよほどたくましくない限り、ストーリーを終えたあとには、一気に現実世界に引き戻されてしまいます。そのギャップが大きければ大きいほど、現実世界に対して虚無感が生まれてしまうということも。

(3)準備に時間をかけたイベントが終わったとき

文化祭や結婚式など、準備に時間のかかるものは、それだけ熱意をもって取り組むことが多いですよね。ですが、いざこれらの一大イベントが始まってしまうと、終わるのは一瞬です。

心血を注いできたからこそ、終わりをとてもあっけなく感じてしまうことでしょう。「あのときにはもう戻れない」と思うと、しんみりした気持ちになってしまう人は多いものです。

(4)社会人になったとき

例えば、学生時代に吹奏楽部に入っていたとして、最初に県大会が目標だったとします。次は関東大会、全国大会とどんどん目標が大きくなっていくでしょう。大会が終わると、すぐに定期演奏会が来たりします。

そうして、日々目標を積み重ねてひとつひとつ乗り越えていっても、社会人になると忙しくて楽器を触る時間が減ってしまいますし、みんなで集まって大会に出るということは難しくなります。今まで目標を積み重ねて来ても、終わりはあっけないもの……。それを実感したとき、虚無感に襲われてしまうこともあります。

(5)大切な人がいなくなったとき

心の拠り所であった恋人や家族、あるいは友達など、大切な人を失ってしまうと、心の支えのひとつを失ってしまいます。その人との時間を当たり前なものと感じればいるほど、要所要所で「その人はもういないのだ」ということを実感して、自分が生き続けている意味を考えてしまうこともあるでしょう。

3:虚無感に包まれる原因5つ

(1)刺激が多い

環境の変化や心理の変化などといった刺激が多いと、それだけで環境による影響を受けて、虚無感につながってしまうことも。特に、繊細で感受性が豊かな人は、ちょっとした刺激でもストレスを感じやすいので、いろんなことがどうでもよくなり、虚無感に包まれてしまうことも。

(2)同じことの繰り返し

朝起きて出社して、ぐったり帰ってきて寝て……。単調な生活を繰り返していると、「この日常に何か意味があるのだろうか」と生きる理由がわからなくなることがあります。

特に、やりたいことに満ちあふれているわけではなく、学校や仕事など行きたくない場所に時間のほとんどを費やしていると、「本当はこんなことをしたいわけではないのに」と憂鬱になりがち。

(3)没頭できるものがない

趣味など、何かのめり込むことのできるものがない場合、ただひたすらに時間を浪費してしまうことはよくあること。

すると、楽しいと思えない膨大な時間を生きなければならず、心に穴が空いたような感覚に陥る場合も。ですが、仮に小さな目標や希望があれば、それに向かって集中していくことができます。

(4)生活習慣の乱れ

寝不足や不健康など生活習慣が乱れていると、体調が悪くなって思うように動かなくなりやすいだけでなく、精神面に悪影響を及ぼす可能性が高いです。

荒んでいると、「どうせ」とマイナス思考に突入しやすいですよね。特に寝不足は孤独感を感じやすい要因とされています。

(5)セロトニン受容体の機能が低い

日本人はセロトニン受容体の機能が低いという説があります。セロトニンは、やる気や幸福感につながる神経伝達物質のひとつ。このセロトニン受容体の機能が低いと、心配性や不安症を引き起こしやすいといわれています。いろいろ考えすぎた結果、自分がちっぽけな存在だと感じ、虚無に包まれてしまうこともあるかもしれません。

4:人生や仕事で虚無感に襲われたら?脱する方法3つ

(1)趣味を見つける

楽しめることが少ない人は、趣味を見つけましょう。クリエイティブなことでも良いですし、スポーツのような、体を動かすことでも良いです。好きなことにのめり込むことができれば、幸福感を覚えることができて、生きる価値や意味を見出すことができるはず。

(2)アロマなどリラックス効果のあるものを活用

虚無感に苛まれているときというのは、心が休まるものではないですよね。高いストレス状態にあるといえるでしょう。アロマを利用したり、ゆっくりお風呂に入ったり、こまめに深呼吸したりなど、リラックスできる状態をつくっていきましょう。

(3)情報をシャットダウン

先ほど、刺激が多いと環境の影響を受けてしまいやすいことを述べましたが、その刺激を断つのも方法です。情報過多による疲れは少なからずあると思いますし、SNSなどでは人の生活を垣間見ることができるため、他人と比較して、ますます虚しい気持ちになってしまいがちです。

5:まとめ

虚無感に苛まれると精神的に辛いだけでなく、何も手につかなくなってしまうことがあります。何かのタイミングでしんみりした気持ちになってしまうことは普通です。受け止めることも大事。ですが、それがいつまでも続いてしまうようなら、生活を立て直すことができるよう、自分を労わることができたらいいですよね。