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ステップファミリーとは?ステップファミリーが抱える悩みと崩壊への対策

コマツ マヨM.komatsu

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目次

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1:ステップファミリーとは?

ステップファミリーという言葉、あまり聞きなじみがないという人もいるでしょう。辞書で調べてみたところ、

ステップファミリー【stepfamily】

再婚などによって、血縁のない親子・兄弟などの関係をなかに含んだ家族。ブレンデッドファミリー。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

とありました。元はアメリカで「再婚による家族」という意味で使われていたらしく、徐々に日本でも使われるようになったようです。

2:ステップファミリーがしんどいのはなぜ?独特の悩み5つ

ステップファミリーになることは決して簡単なことではありません。中でも、子どもとの関係についての悩みがとても多いよう。ステップファミリーならではの悩みを5つご紹介します。

(1)連れ子との接しかた

ステップファミリーの悩みで最も多く聞かれるのが、連れ子との接しかただそうです。

日本では離婚後に妻が子どもを引き取るケースが多いため、ステップファミリーも夫が初婚×妻が再婚というパターンが多いよう。新しく父親となった男性が、相手の子どもとどう接していいかわからない……と距離感に悩んだり、それを見て、不安や悩みを抱える妻も少なくないようです。

(2)突然育児がスタートする

どちらかが初婚でどちらかが子連れ再婚の場合、初婚の側にとっては急に親という立場になり、急に子育てがスタートします。

子どもが生まれる前から徐々に親としての自覚が芽生え、生まれた瞬間から子育てについて少しずつ慣れていった場合とは違うため、覚えることや知ることが多く、子育てや子どもとの生活に慣れるまでは大変に感じるかもしれません。

(3)子どもが受け入れてくれない

親同士は好きで結婚しているので、相手の子どもを実子として受け入れる覚悟があるでしょう。しかし、子ども側からすると「知らない人と家族になる」わけですから、なかなか受け入れられないのは当然かもしれません。

実の親と離れ、新たな親が現れるという現実も、子どもにとっては受け入れ難く、困惑してしまうのは仕方のないこと。しかし、そうわかってはいるものの、子どもがなかなか心を開いてくれないときには落ち込んだり辛くなってしまうことあるようです。

(4)家族に反対される

相手が再婚、自分が初婚の場合、親などの家族から結婚を反対されるケースも少なくないようです。離婚に対する偏見が薄れ、ごくごく一般的になってきた現代ですが、親世代の離婚に対する偏見はまだまだ根強いものです。

「わざわざバツイチを選ばなくても……」と自分の子どもが間違った選択をしているように感じる親や、「離婚経験があるなんて問題があるに決まってる」と最初から相手の人柄を決めつけてしまうような人も。凝り固まった考えの持ち主を説得するのは、非常に大変なことのようです。

(5)相続問題

家庭内では信頼関係が大きな問題となりがちですが、たとえ幸せな家族関係が構築できたとしても、制度的にも、法律が絡んだややこしい問題も出てきます。

ステップファミリーでは、夫婦が籍を入れても法律上は連れ子は再婚相手の子どもとはならないため、遺産相続などの際には養子縁組を行って法律上の親子にならないと相続権がありません。また、養子縁組にも複数のパターンがあり、円満な家族関係であっても難しい問題が絡んできてひと苦労……となることも。

3:支援はある?ステップファミリーを崩壊させないためには?5つ

せっかく縁があって家族になったのですから、それを崩壊させないためにはどんなことが必要でしょうか。ステップファミリーは子どもとの関係で問題を抱えやすいため、ここでは子どもとの接しかたを中心にご紹介していきましょう。

(1)子どもとは焦らずゆっくりとコミュニケーションをとっていく

実際の親子だって、問題が起きたり、コミュニケーションがうまくいかなかったりするときもあるのですから、ステップファミリーならなおさら。

家族や親子の信頼や絆というのは、家族になったからといってすぐに芽生えるものではありませんし、無理に関係を深めようとするとせっかく縮まり始めていた距離が遠のいてしまうことも。焦らずに、子どものペースに合わせて関係を構築していく忍耐力が必要です。

(2)うまくいかなくて当たり前と考える

もともと家族ではなかった複数の人間が家族になるわけですから、はじめはうまくいかないほうが当たり前です。

「いい家族にならないと!」「子どもと向き合わないと!」と思わず、関係がスムーズに深まっていかなくても「はじめのうちは仕方ない」とポジティブなあきらめを抱いている方が良い場合もあるようです。

(3)本物の親になろうとしない

実の親がどんな人であろうと、またどれだけ離れていようと、子どもにとっての親は実親しかありません。親としては家族になったと考えていても、子どものほうでは「親の再婚相手」という認識が強い可能性もあります。

本物の親になろうと頑張りすぎるのは、かえって子どもに「本当の親じゃないのに……」と思われて、距離を置かれてしまことも。親になろうと頑張りすぎず、はじめは子どもの理解者や信頼できる存在になることを目標にするといいかもしれませんね。

(4)子どもの実親の存在をおそろかにしない

別れたパートナーのことを悪くいう人や、実親の話題を出してはいけない雰囲気の家庭もあります。しかし、子どもにとってはどんな人でも自分の実の親。実親のことを好きでも嫌いでも、実親の存在を疎かにされて気持ちの良いものではありません。

親同士の問題と子どもと親の関係はまた別のもの。子どもの実親のことを悪く言ったり、なかったことにしたり疎かにすることは避けるべきです。

(5)叱るときに注意

家族となったからには、自分の子として甘やかすだけでなく、叱らなければいけない場面も出てきますよね。しかし、子どもは「他人に叱られた」と屈辱感やショックを受けることも。

十分に信頼関係が築けていたとしても、叱られたときだけ「親じゃないのに!」と反発したくなってしまう場合もあります。叱るのは実親に任せ、継親はなぐさめ役やアメ役として、いつでも叱らず受け止めてくれる存在としての立ち位置にいるほうが良いかもしれません。

4:ステップファミリーのことが良くわかるブログ3選

(1)ReRe

バツイチの人とそれに対して理解がある人との出会いを応援するWEBメディア。シングルマザーやシングルファーザーのお役立ち情報も発信されています。運営者自身もバツイチだそうで、よりリアルな目線で情報を知ることができるのは心強いですよね。

(2)我が家はステップファミリー

ステップファミリーの日常を題材にしたブログ。夫のふたりの連れ子と、夫との間に生まれた実子との5人で暮らしている「ネコおやじ」さんのコミックエッセイ調のブログです。ユニークなイラストが可愛くて、どんどん読み進めていってしまうはず。「初婚でいきなり2人の子持ちになりました」というタイトルで書籍化もされています。

(3)キリギリスな人生

前夫との15年の結婚生活を経て、17歳年下の男性と結婚した二児の母である「RIN」さんが綴るブログ。最近は主に、前夫とのモラハラな結婚生活について振り返って書かれています。

ステップファミリーの幸せな日常だけでなく、過去の自分とも向き合っている人の「離婚して良かった」という本音は参考になることもたくさん。

5:ステップファミリーは十人十色

結婚や出産・育児など、まったく未経験の人同士が結婚するのとはワケが違うステップファミリー。

独特の悩みや問題を抱えることも少なくありませんが、無理に頑張りすぎず力を入れすぎず、ゆっくりと家族を築いていくことがステップファミリーのにとって大切なことだといえそうですね。

【参考】

ReRe

我が家はステップファミリー

キリギリスな人生