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2019年に流行ったものまとめ!2019年の流行語・流行歌・食べ物
松田優Y.Matsuda
目次
隠す1:流行はすぐ忘れるから…
流行というのは、ブームが過ぎればもう過去のもの。人は新しいものに興味を惹かれ、過去を忘れてしまいます。しかも今年は1月から新型コロナウイルスが猛威を振るい、まだ3か月ちょっとしか経っていないというのに、2019年がずっと昔のように思えませんか?
そこで、2019年の流行を少しだけ思い返していきましょう。もしかしたら知らなかった流行もあるかもしれませんよ!
2:2019年のMENJOY的流行語大賞5つ
さっそくですが『MENJOY』編集部が独断で選んだ2019年の流行語を紹介します。
(1)ワンチーム
2019年流行語といえばやっぱり「ワンチーム」。ラグビーワールドカップに夢中になった人も多いのではないでしょうか。ラグビーを見たことない人も、楽しんでいましたね。
ワンチームの名のとおり、チーム一丸となって戦う姿と、ラグビーならではの紳士的な姿勢は感動的でした。ビジネスの現場でも「ワンチーム!」といって、団結力を高めようとするケースも多く見られましたが、中には便乗スローガンのようになって、逆にシラけたという人もいたのではないでしょうか。
(2)闇営業
闇営業という言葉もよく聞きました。お笑い芸人の方々が事務所を通さぅに仕事を受けたというだけの話で終わらず、営業先が反社会的勢力だったというところから、その後の当事者の会見や事務所とのゴタゴタもあり、長くニュースをにぎわせました。
また、これに関連して松本人志さんがツイートした「○〇、動きます」というセリフをもじって日常で使う人も多くいました。
(3)サブスク
「サブスク」とい言葉が広まったのも2019年の特徴でしょう。サブスクとはサブスクリプションの略。いわゆる定額制サービスのことですね。
月額で動画や音楽が楽しめるという定番のサービスのほかにも、本・雑誌、ラーメンや焼き肉といった飲食、洋服、家具、美容院、コインランドリーなど、さまざな分野でサブスクが広まってきています。
(4)肉肉しい
肉肉しいという言葉は、肉料理を食べたときに使われるようになった新語です。お肉がとてもおいしく、ジューシーである、という意味。誰が使い始めたかは明確ではありませんが、語彙力低めの俳優が食レポをしたときに使ったとされています。
肉を食べて「肉肉しい」と言う感想がどこかおもしろく、使い勝手も良いために広まりました。
(5)#KuToo
ある女性が、会社の規則でハイヒールを履かなければいけないことに疑問を思い、SNSで発信したことがキッカケで生まれた言葉です。
セクハラを訴える#MeTooというタグをもじり、#KuTooというタグが作られ、多くの女性の共感を得ました。同じ仕事なのに、性別によって許される服装が違うことは、社会問題のひとつでもあるでしょう。
3:女子的な流行ランキング!
流行りは年代や性別で違いがあることも。そこで今回『MENJOY』が独自のアンケートを実施。20~30代の女性243名に複数回答可で「2019年に流行ったと思うものを教えてください」と質問しました。結果のトップ5を、ランキング形式でご紹介します。
5位:EXIT(芸人)・・・33人(13.6%)
お笑い芸人コンビのEXITは若い女の子にとっても人気です。チャラい言動で漫才をしたり、バラエティで活躍する姿をたくさん見かけますね。
EXITが人気の理由はチャラいキャラと作り込まれたネタがおもしろいというのはもちろん、実はマジメというところ。また、コンビが仲良しで、人を傷つける笑いではないところも若い女の子にウケているようです。
4位:ドラマ『あなたの番です』・・・40人(16.5%)
2019年に多くの人が夢中になったドラマといえば『あなたの番です』(日本テレビ系)。放送開始当初は決して高くない視聴率でしたが、SNSで話題になり、徐々に世間を賑わすようになりました。
驚きの展開やあちこちに仕掛けられた謎に引き込まれるのはもちろん、誰が犯人かとSNSを通じて考察しあうのがとても楽しかったですよね。みなさんは犯人を当てられましたか?
3位:横浜流星・・・43人(17.7%)
2019年ブレイクNo.1俳優と言えば横浜流星さんですね! 爽やかなイケメンなのにアクションも凄い、そのギャップに女の子たちはときめきまくりでした。
その涼しげなルックスにピッタリのキラキラとしたお名前は、なんと本名。ドラマでピンク髪をして人気に火がつき、上記の『あなたの番です』のメインキャストでもあったので、一躍ブレイクに至りました。
2位:PayPay・・・87人(35.8%)
2019年はキャッシュレス決済化が急激に進んだ年でした。そのきっかけとなったのは「PayPay」です。
女子たちの間でもキャッシュレス決済化は進み、そのなかでも多く使われていたPayPay。20%還元などのキャンペーンも話題になりました。また、女子的には決済したときの”ぺいぺい!”という呼応する音声かわいいということも人気の理由のようです。
1位:タピオカ・・・217人(89.3%)
2019年女子の間で流行ったもの第1位はタピオカでした! タピオカミルクティー専門店のみならず、多くのお店や企業がタピオカを使用した商品を売り出しました。
タピオカはインスタ映えするだけでなく、食べてもおいしいというのが、女子の心をつかんで離さなかったのでしょう。「タピ活」という言葉も生まれ、社会現象にもなりました。
3:2019年流行った曲3つ
続いて、2019年のヒットソングをご紹介します。
(1)「Pretender」Official髭男dism
2019年にもっともブレイクしたアーティストといっても過言ではないのが、ヒゲダンの愛称で知られる、official髭男dismです。いくつものヒット曲を生み出しましたが、中でも「Pretender」は、カラオケでも歌われまくった、まさに2019年を代表する曲。繰り返し聴きたくなるような親しみやすさと、普遍的な愛の歌詞が人気の秘密でしょう。
(2)「パプリカ」Foorin
Foorinの「パプリカ」は国民的な人気を博した曲。踊りを覚えた人も多いはず。米津玄師さんが作詞作曲を担当しているというのも大きな話題となったひとつです。
日本人に馴染みやすい美しいメロディーに、切なくも懐かしい気持ちになる歌詞は、老若男女問わず、みんなで歌える曲として人気が高いのもわかりますね。
(3)「愛にできることはまだあるかい」RADWINPS
RADWINPSの「愛にできることはまだあるかい」は、映画『天気の子』の主題歌としてヒットしました。『君の名は。』に続く、新海誠監督とRADWINPSのタッグということでも注目されました。
映画とリンクした歌詞とメロディーは、人を愛するのは素晴らしいということを思い出させてくれるような力強さがあります。
4:2019年に流行った食べ物3つ
2019年はタピオカ以外にも流行った食べ物がありました。それらを振り返って見ていきましょう。
(1)チーズハットグ
若い世代の女子に人気を集めたのが、韓国式チーズドック「チーズハットグ」です。アメリカンドックのように揚げた生地の中に、たっぷりととろけるチーズが入っています。食べるとチーズが長~く伸びるのが”映える”ということで女子に人気が。生地にサイコロ状のポテトがついてカリカリな食感があるものなど、バリエーションも豊富です。
(2)じゃがアリゴ
「じゃがアリゴ」はフランスの郷土料理であるアリゴをじゃがりこで作るというもの。料理研究家のリュウジさんがSNSで発案して、爆発的に人気になりました。
じゃがりこにさけるチーズとお湯を入れて練り上げると、簡単にアリゴがつくれるということで、これをマネする人が続出。ビールのおつまみにもなると、若者以外でも挑戦する人が多かったですね。
(3)バスク風チーズケーキ
バスク風チーズケーキとは、スペインのバスク地方のチーズケーキのこと。じわじわと日本でも売られるお店が増えてきていましたが、ローソがで「バスチー」という名称で売り出したところ爆発的ヒット。一般的なチーズケーキよりも高温、短時間で焼くために、表面は焦げて中は半熟気味という新食感がおもしろいと人気になりました。
5:2019年に流行った服・ファッション3つ
2019年に流行ったファッションもいろいろありました。それも振り返ってみましょう。
(1)ダットスニーカー
ダットスニーカーとは、靴底が厚くボリュームのあるスニーカー。全体的にぼてっとしたようなダサさのあるのが特徴のスニーカーです。
流行は繰り返すといいますが、ダットスニーカーも昔流行ったもの。ダットスニーカーのダサかっこいい感じが新鮮と若者に注目されました。スキニーなど細身のパンツと合わせるとメリハリがでてかわいいですよね。
(2)ノルディックセーター
2019年はおしゃれ度が増してノルディック柄セーターが大豊作。かわいくて派手すぎない柄ですし、パンツでもスカートでも合わせやすいのが人気の秘密でした。ファストファッションブランドで売られているメンズのノルディック柄セーターを、ゆるっと着るのが女子ウケ最高でした。
(3)ワークマン
2019年のファッション業界でいちばん流行った言葉といえば「ワークマン女子」ではないでしょうか。ワークマンはリーズナブルな価格で、作業服をそろえるお店。ですが、近年では高機能で安いと集まり、ワークマンも女性向けの商品を売り出したことから爆発的人気となりました。かわいい、機能的、安いの三拍子は女性の大好物なのです。
6:2020年に流行りそうなものは?3つ
最後に、2020年に流行りそうなものを3つピックアップしてみます。
(1)トゥンカロン
トゥンカロンはマカロンの間にたっぷりのクリームを挟んでデコレーションしたもの。韓国で人気のあるスイーツで、韓国語で太ったマカロンという意味があります。
カラフルでかわいいので、インスタ映えすることから、女子に大人気になること間違いないでしょう。
(2)オリンピック関連
2020年といえばやはりオリンピックは外せません。去年の流行語である「ワンチーム」もそうですが、オリンピックや大きなスポーツ大会があると、必ずと言っていいほど流行語が生まれます。
過去には「ちょー気持ちいい」「そだねー」「半端ないって」などがあります。今からどんな名言がオリンピックで生まれるかワクワクします。コロナが1日でも早く終息し、予定通り行われることを切に願います。
(3)ASMR
すでに流行しているといってもいいと思うのですが、2020年はますます人気がでそう。AMSRとは、イヤホンやヘッドホンで聴くと心地が良い、クセになる音。キュウリやポテトチップスの咀嚼音、パソコンのキーボードを叩く音、水音など。
好みの音であれば癒し効果があったり安眠効果があるということで、今後も注目度があがっていきそうです。
7:まとめ
2019年に流行ったものをたくさん見てきましたが、ハマったものはありましたか? 毎年いろいろな流行や人気のものが登場しては、足早に過ぎ去っていきます。気が付いたらもうブームが過ぎていたなんてことのないよう、流行をいち早く取り入れて流行を楽しみましょう。