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傲慢な人はモテない?いつのまにか傲慢になってしまう人間の心理とは

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

目次

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1:傲慢とは?どんな意味?

「傲慢」という言葉を聞いたことのある人は多いでしょう。中には指摘された経験のある人もいるのではないでしょうか。ですが、その意味について、ちゃんと知っている人は少ないかもしれません。

(1)傲慢の意味

小学館発行の「デジタル大辞泉」には、傲慢の意味が次のように載っています。

ごう‐まん【傲慢】

おごりたかぶって人を見くだすこと。また、そのさま。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

つまり、思い上がって人を見下して、横柄なことを、傲慢といいます。横柄というのは、「いばって、人を無視した態度をとること」です。改めて意味を知ると、モテるかどうか以前に、人としてどうかな……という気がしますね。

モテなくて当然ですし、友達や会社の同僚としても好かれなくてあたりまえとも思います。

2:モテない?傲慢な人の特徴3つ

(1)自己中心的

傲慢な人には、自己中心的な人が多いです。世の中は自分中心で動いていると思っていたり、自分がいつも正しいと考えています。そのため、いつもいばっていたり、他人を見下すような言動をしてしまうようです。

(2)人の話を聞かない

自分がいつも正しいと思っているため、人の話や意見を聞こうとしない人も多いです。その結果、どんなときでも自分の意見を通そうとします。仮に、自分が間違っていたとしても、周囲のせいで失敗したのであって、自分が悪かったなんて、微塵にも考えない人も。

(3)感謝の心がない

傲慢な人は、自分は物事をうまくやって当たり前だとか、自分のおかげですべてうまくいったと考えがち。周囲に助けてもらったとか、他人のサポートがあったから成功したなんて考えない人も多いです。そのため、まわりに感謝することをしないということに。

3:どうして傲慢になってしまうの?その心理的背景3つ

(1)他人を認めていない

いちばん大きな要因は、他人を認めていないことでしょう。他人を認められないのは、自分に自信がないためだともいえます。自分に自信がないことで虚勢を張ってしまい、周囲を認められないのです。他人を認められないのは、自分で自分を認められないことの裏返しかもしれません。

(2)虚栄心が強い

虚栄心とは、自分を実質以上に見せようと意地を張ることです。これも、自分に自信がないためだといえるでしょう。 現実的に考えると、自分を実物以上に優秀かのように見せることは簡単ではありません。

そのため、周囲を見下して、まわりの人を自分より低く見せることで、自分の価値を高めようとする心理が働いてしまいます。

(3)負けず嫌いな性格

負けず嫌いな性格も、傲慢さに影響します。物事を勝ち負けで考え、自分が周囲の人に負けるのが嫌いなため、他人を自分より下に考え見下すわけです。そのため、友達に何かいいことがあったり、成功したりしても、一緒に喜んだり、相手の賞賛を送るようなことをせず、馬鹿にした態度をとってしまう人も。

3:傲慢な人への対処法3つ

(1)傲慢な人の言動を受け流す

 

基本的には、傲慢な人の言動は無視をして受け流すようにしましょう。なぜなら、どんなふうに対応しても、傲慢な人は馬鹿にしたり、見下してくることが多いためです。そのため、無視をして放っておくのがいちばんです。

(2)褒めておだてる

学校や職場などにおいて、無視をするわけにもいかないという場合は、相手を褒めておだててみましょう。相手は、自分のことを「すごい」とか「さすがだ」と言ってもらいたがってるわけです。褒めておだてて持ち上げておけば、相手の傲慢さが少しでも収まる可能性もあります。

(3)できるだけ関わらないようにする

無視をするのも人間関係的に難しいし、かといって傲慢な人を褒めておだてるのも嫌だという人は、できるだけかかわらないようにしましょう。傲慢な人間というのは、少しでも接点があったり、この相手なら見下しても大丈夫と思えば、ことあるごとに傲慢な態度をとってきます。かかわらないことが、最大の防御といってもいいかもしれません。

4:高慢との違いは?傲慢の類語や対義語

ところで、「傲慢」と「高慢」を混同して使ってしまう場合があります。高慢の意味を見てみましょう。

こう‐まん【高慢】

自分の才能・容貌 (ようぼう) などが人よりすぐれていると思い上がって、人を見下すこと。また、そのさま。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

自分の才能、能力、容貌などがすぐれていると自信があって、相手を見下すことが高慢です。だいたいの意味は同じなので、日常的には、そんなに違いを意識して使い分ける必要はないでしょう。

ちなみに、傲慢と似たような意味の言葉には「横柄」「尊大」「高飛車」などがあり、反対の意味の言葉には「謙虚」「謙遜」「卑下」などがあります。

5:まとめ

自分にはそんな気はなくても、もしかしたら知らず知らずのうちに傲慢になっていることもあるかもしれません。「あなたって、傲慢よね」と言われたら、自分の言動を振り返ってみてもいいかもしれませんね。