恋のなやみに効くメディア

人望が厚い人の定義と特徴5つ!人望を得るにはどうすればいい?

槻谷岳大

槻谷岳大T.Tsukitani

©gettyimages

目次

隠す

1:人望が厚いとは?意味や類語、使い方

そもそも人望とは何なのでしょうか? 辞書をひくと、

じん‐ぼう【人望】

信頼できる人物として、人々から慕い仰がれること。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

といった記載があります。まずは他人から信頼され、慕われることが定義のようです。まさにそれが簡単なことではないのですが、以下にそのためのポイントなどを見ていきます。

ちなみに「人望が厚い」の類語は、「頼りにされる」「信望がある」「敬意をもたれている」「声望の高い」などが挙げられるでしょう。

使い方は、例えば、

・あの人は人望が厚いから、次のチームリーダーに相応しい。

・送別会にこんなに人が集まるなんて、彼女が人望が厚いことを物語っているようだ。

・あの政治家がもう少し人望が厚ければ、ここまで叩かれないだろう。

など、さまざまなケースで使うことができます。

2:人望が厚い人の特徴5つ

人望がある人、厚い人とはどのような特徴がある人なのでしょうか。以下に見ていきます。

(1)誠実であること

人望を得るためにまず前提となるのは、誠実であること。では、誠実であることとは、何でしょうか。簡単にいえば、私利私欲によらず、真心を持って人や物事に当たれる人だといえます。

具体的には、常にみんなのことを考え、嘘をつかず正直で、約束を破らないような人でしょう。逆に人望がない人は自分のことだけを考えて行動したり、約束を破ったりします。また職場において人望があるという人は主に、以下のようなことがいえるようです。

・全体のことや他人のことを思って言動ができる

・小さなことでも相手に感謝を伝えられる

・時間や締め切りを守る

・自分の過ちを認めて反省できる

・物事を前向きに捉えて言動できる

言葉でいうのは簡単でも、実践するのは意外に難しいことだと思います。だからこそ人望がある人は貴重なのでしょう。

(2)相談に対して的確なアドバイスができる

人望がある人は往々にして、周りから頼りにされ尊敬されます。そんな人には、常日ごろからさまざまな相談が寄せられてきます。それに対して的確なアドバイスができる人はなおさら人望が厚くなっていくことでしょう。

的確なアドバイスができる人は主に以下のような点に優れています。

・聞き上手

・相手の話に共感できる

・感情的にならず冷静

・かみ砕いて話せる

人から助言を求められた際には留意したいですね。

(3)失敗しても他責でなく自責で考えられる

何かトラブルや問題が起こったときこそ、その振舞いに人間性が色濃く出るものです。人望が厚い人は、何か失敗した際にも、それを他人や周りのせいにすることなく、責任をとることができる人です。

会社や組織などでは、その責任があとあとの評価にもつながるケースが多いため、それは簡単にできることではありません。それでも迷いなく自責で反省し、適切な対処ができる人は、多くの人から信頼され人望を得るようになるでしょう。

(4)人の陰口や悪口を言わない

いつも他人の陰口や悪口を言っている人に、人望は集まりません。往々にして人をけなすと、それは自然とその人や周りに伝わるものです。それは巡り巡って、それを言った人の評価を下げるでしょう。

人望が厚い人は普通からそういう話をすることはないでしょう。

(5)自分から積極的に交流する

人望が厚い人は、社交的ともいわれています。常日ごろから気軽に同僚などに声をかけ、飲み会に誘うなどコミュニケーション上手です。職場の中でも人気者になるような交流上手の人は、人望を得やすい人と言えるでしょう。

3:人望を得る方法3つ

それでは次に、実際に人望を得るにはどうすればいいのかについて、具体例を見ていきましょう。

(1)ポジティブな発想で常に周りに元気を与えられる

人望を得たければ、仕事でミスしてしまって落ち込んでいるような人にも元気を与えられるようになりましょう。

「自分も昔、そういう経験したよ」など後輩に言えば勇気づけられるでしょうし、「そのピンチを活かして逆にチャンスにできるよ」なんて言うのもいいでしょう。相手の気持ちを前向きに変えられるような言動を私利私欲なくしていれば、おのずとあなたに人望は集まってくるでしょう。

(2)相談しやすい雰囲気を持つ

人望の厚い人は、相談しやすい人です。そのためには警戒心をもたれにくく、打ち解ける関係性を持つことが大切。

普段から積極的な会話やコミュニケーションをとり、自分が信頼できる人間だと認識してもらわなければなりません。まずは周りから話しかけられやすい人間であるよう意識してみてはいかがでしょうか。

(3)困ったときに最後は解決してくれる存在となる

豊富なスキルや経験を持ち、ある分野で右に出る物がないほどのエキスパート的な人材となれば、周りからの信頼度は格段に上がります。

ただし注意すべきなのは、その能力を鼻にかけず謙虚でいることです。自然と人の困りごとを助けてあげられる存在であれば、人望はおのずとついてくることでしょう。

4:まとめ

人望があるとは、「人間力がある」と言い換えることができます。

それは、人生を豊かにするための条件と重なるところもあるかと思います。人望がある人間になりたいとか、自分が今そうなのかが気になるという人はぜひ、自身の振舞いを見つめ直してみましょう。

人望というのは、一朝一夕につくものではありません。ですが日々の努力によって、誰でも高めることができるとも言えるのです。