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懐妊祝いは贈るべき?懐妊祝いのメッセージと適さないプレゼント

松田優

松田優Y.Matsuda

目次

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1:懐妊祝いは必要?懐妊祝いのマナー

「懐妊祝い」という言葉自体がそこまでポピュラーではないように、出産祝いほど必ず贈らなければならないものではありません。

懐妊=妊娠をしたことを周囲に伝える時期も、個人の事情によってさまざま。みんなの前でお祝いを渡したけれど、実はまだ内緒だったのに……なんていう失敗をしないよう、慎重にお祝いしたいものです。

特に妊娠初期は、心身の変化でナーバスになっている妊婦さんがほとんど。つわりがひどい場合はなおさらです。贈る相手と自分との距離感や、普段の体調の様子などを踏まえて、あまり大げさになりすぎない程度にお祝いするのが無難でしょう。

2:懐妊祝いに贈りたいメッセージ5例

身近な人が妊娠すると自分のことのように嬉しくなるという人も多いでしょう。その気持ちを上手に伝えるためのメッセージ例をご紹介します。

(1)親しい友人が妊娠したときに贈るメッセージ例

「妊娠おめでとう! 体調はどう? 今はまだ大変な時期だろうけど、何か手伝えることがあったら遠慮なく言ってね。●●がママになる日を私も楽しみにしているよ」

気の置けない間柄だからこそ、あまりはしゃぎすぎないように注意するのがポイント。興味津々で突っ込んだことを聞きたくなる気持ちもわかりますが、そこはグッと抑えて、お祝いの気持ちだけ伝えて。

(2)職場の先輩が妊娠したときに贈るメッセージ例

「●●さん、この度はおめでとうございます。嬉しいお知らせを聞かせてくださって、ありがとうございます。どうぞお体を大切になさってください。微力ながら、できる限りサポートさせていただきます」

最近では、お腹が目立つようになるまではごく少数の人にしか打ち明けない、という人も増えてきています。メッセージを贈るときは、個人的にさりげなく伝えましょう。

(3)姉妹が妊娠したときに贈るメッセージ例

「妊娠おめでとう! 私もおばさんになるんだね。楽しみで待ちきれないよ。何か困ってることはない? 体調は大丈夫かな? やってほしいことがあったらすぐ言ってね」

姉妹の場合、他人には頼みにくいことも手助けしてあげることができるはず。妊婦さんにとって頼もしい相談相手になれるよう、その気持ちを率直に伝えるのが、喜ばれるかもしれません。

(4)上のお子さんがいる人が妊娠したときに贈るメッセージ例

「嬉しい報告ありがとう! 体の調子は大丈夫ですか? 子育てしながらだと、ゆっくり休む時間もないだろうけど、無事に出産まで過ごせるよう祈っているよ。くれぐれも無理しないでね」

ふたり目だから余裕だなんてとんでもない。妊娠は何度経験しても慣れないものです。それなのに初産のときほど労わってもらえないという現実も……。そんなときに優しいメッセージを贈れば、きっと感動してもらえるはず!

(5)奥さんが妊娠した男性に贈るメッセージ例

「奥さまのご懐妊、おめでとうございます。嬉しい御報告に、私まで幸せな気持ちにさせていただきました。ご家族みなさまの健康を、心からお祈りしております」

異性へ贈るメッセージこそ、込み入った話は避けたいものです。妊娠されている奥さんや家族が主体となる内容を心がけて、あっさりしているくらいがちょうどいいかもしれません。

3:これは贈っちゃダメ!懐妊祝いに適さないプレゼント5つ

昔の常識が今は非常識……ということも多い分野。「やってしまった!」なんてことがないように、特に気をつけたい品々をご紹介します。

(1)ベビーグッズは出産後が常識

ベビーグッズはかわいいものがたくさんで、眺めているだけで楽しくなりますよね。妊娠と聞くと洋服やおもちゃなどをプレゼントしたくなりますが、ちょっと気が早すぎるかも。

現実的なことをいえば、出産までに何が起こるかわかりませんし、それを気にしているのは妊婦さん本人。繊細な気持ちを傷つけてしまいかねません。ベビーグッズは目星をつけるだけに留めておきましょう。

(2)体に良さそうなハーブティにも落とし穴が

カフェインを控える妊婦さんが多いことは誰でも知っていますが、意外と知られていないのがNGなハーブもあることです。

ジャスミン、カモミール、レモングラスの3種は子宮収縮作用があるともいわれ、特に妊娠初期は避けている妊婦さんも多いハーブです。ほっこりティータイムを楽しんでほしいつもりが、実際には必要ないプレゼントだった……ということにも。気をつけましょう。

(3)癒し効果のアロマグッズも要注意

妊娠すると、体調から趣向までがらりと変わってしまう人も少なくありません。特に匂いに敏感になる妊婦さんは多いもの。好きだったはずの香りで気分が悪くなってしまう可能性も大いにあります。

さらに、アロマオイルもハーブと同様に注意が必要です。セージやペパーミントなど、多くの種類が、妊娠中には避けるべきとされています。

(4)食事をごちそうしてあげたい!でも…

つわりがない妊婦さんが相手なら、景気付けに食事会を開いてあげたいと考える人もいるでしょう。そこで注意すべきなのが、妊婦さんにとって生ものは要注意ということ。

お寿司を避ける妊婦さんもいますし、豪華なランチで登場しがちな生ハムやレアのステーキも、妊娠中は避けるべき食品です。どうしても、というときは、軽くお茶をする程度で済ませるのが本当の思いやりかも。

(5)お守り類はありがた迷惑!?

品物は好みがあるからわからない。だからせめて安産祈願のお守りを……。その気持ちは理解できますが、実はそこにも「好み」はあるものです。

妊娠出産は家族みんなにとっての一大イベント。代々同じ神社にお詣りしている、なんて人も珍しくありません。また「神頼みはしない!」と決めている人もいます。他人からお守りを貰ったら困惑してしまう妊婦さんもいるでしょう。

お祈りの気持ちは、そっと心の中に秘めておくのが大人のマナーです。

4:ベビーシャワーってやるべき?何をするの?

「ベビーシャワー」とは、妊婦さんが無事に出産を終えられるよう、励ましの意味をこめて行われるパーティーのことです。

「ベビーシャワー」と名前はついていますが、中身はほとんど普通のパーティーと変わりません。親しい人を集めて、みんなで楽しく食事をする……そこにおむつケーキや優しい雰囲気の装飾があればバッチリ。開催時期は、安定期から臨月までの間が多いようです。

イベントとして、その場で赤ちゃんの性別を発表する人もいるようですが、個人の意向を尊重しましょう。静かな気持ちで出産を迎えたい妊婦さんも一定数います。それに「ベビーシャワー」は、必ずしなければならないものではありません。

いちばん大切なのは妊婦さんの負担にならないこと。浮かれすぎて肝心な主役がダウン……なんていうことにならないように気をつけて!

5:親しい間柄こそ、最大限の気遣いを

妊娠初期に不安を感じる妊婦さんは多いものです。そんなとき、自分と同じくらい喜んでくれる相手がいるだけで心強くなれるはず。

特別なことをするよりも、日ごろからさりげない優しさをプレゼントをしてあげるのが理想かもしれませんね。