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主婦っていったい何?現代における主婦の定義と幸福度を感じにくい理由

コマツ マヨM.komatsu

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目次

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1:主婦とは?兼業主婦って主婦なの?

「主婦」という言葉を聞くと、仕事をせずに基本的に家にいて、家族を支えるような「専業主婦」をイメージする人も多いかもしれません。

では、そもそも「主婦」の定義は何なのでしょうか。

しゅ‐ふ【主婦】

一家の家事の切り盛りをする女性。

出典:デジタル大字線(小学館)

この意味から鑑みると、家の中のことをメインに引き受けていることがポイントのようですね。

その中で、仕事を持たず家のことだけをしている人を「専業主婦」、フルタイムであれパートであれ、仕事を持ちながら家のこともしている人のことを「兼業主婦」と呼ぶようです。

 

2:兼業主婦が抱える問題点3つ

仕事と家庭を両立させている兼業主婦の悩みや、兼業主婦の問題点を聞いてみました。

(1)仕事と家事・育児のバランス

「仕事と家事や育児のバランスを取り続けることがとても難しいと思います。子どもが小さいうちは病気で休まないといけないときも多く、仕事に支障がでることもありました。子どもがイヤイヤ期真っ只中だったときはメンタルがやられてしまって、仕事への意欲もなくなって大変でした」(36歳/看護師)

(2)自分の時間の確保

「子どもがいない間は、家事をしながらでも、自分の時間も確保できました。しかし子どもが生まれてからは、自分の時間を確保するために、膨大な労力が必要ですね。でも自分の時間がないと自分らしくいられないし、子どもにとっても良くない。そう思って頑張ってはいますが……」(36歳/食品会社営業)

(3)子どもを預けて仕事をすることが「かわいそう」と言われる

「育休を1年取って復帰しましたが、義母からも、専業主婦だった実の親からも“子どもが小さいのに、預けて働いてかわいそう”と言われました。専業主婦希望の友達からも“なぜわざわざ働く必要があるのか”など批判めいた質問をされたり、子どもと電車に乗っていたら知らない人に“3歳まではお母さんと一緒が大切よね”なんて言われたり……」(32歳/化粧品会社勤務)

 

3:専業主婦が幸福度を感じにくい理由3つ

大好きな夫と子どものために毎日過ごす専業主婦。なぜ幸福度を感じにくいのでしょうか。専業主婦の女性に聞いてみました。

(1)働いている主婦が羨ましい

「働いている人は、社会から必要とされていて羨ましいと思います。専業も掃除とか家事とかしなければならないことはあるけれど、別にしなくても死にはしないことがほとんど。頑張っても、誰にも褒めてもらえないし。今さらもう働けないけど、こんなに兼業の人が羨ましくなるとは思いませんでした」(41歳/専業主婦)

(2)自分で稼いでいないことへの劣等感

「夫に不満があるときにも、彼は稼いでいて私は稼いでいないので、生産性がないというか、そういう意味で強く出ることができません。働いている友達が仕事の話をしていると、素直に聞けない。専業主婦だって頑張ってるのに、お金を稼いでいないから世間はそう思ってくれないと思ってしまいます」(36歳/専業主婦)

(3)“楽している”と思われていることへの不満

「専業主婦は働いていないから楽をしていると思われているのが嫌です。兼業の人は保育園に子どもを預けて自分ひとりになれる時間があるかもしれないけれど、専業は一日中子どもと一緒にいることがほとんど。子どもに左右されるから時間は全然自由じゃないし、働いている人には私たちの気持ちが理解できないだろうと思ってしまいます」(31歳/専業主婦)

 

4:派遣やパートが多い?主婦が働くときの問題点3つ

家庭を切り盛りしながら働くことは非常に大変です。主婦が働きはじめるとき、どんな問題点があるのでしょうか。

(1)働くことにもお金がかかる

働くことで収入はプラスになりますが、多少の出費も必要になります。たとえば、勤務先のユニフォームやランチ代、会社から支給されない備品などは自分のお金で購入しなければなりません。

子どもを保育園に預けている場合、急な残業が発生したときなどには延長保育料が必要となる場合もありますし、小学生以上のお子さんがいる場合には学童保育の費用なども必要です。

また一定以上の収入を得た場合には、これまで控除されていた所得税や住民税、社会保険を払わなくてはならなくなります。

(2)制限される時間が増える

専業主婦にも「○時までに買い物を済ませる」「夫が帰ってくるまでに夕食を作り終える」など時間の制限はあります。しかし、多少遅れても問題ないことがほとんどですし、今日が無理なら明日……と予定を変更することも可能。

しかし、働きに出るとそうはいきません。当たり前ですが、出勤時間は必ず守らなければいけません。そのために朝起きる時間、家を出る時間、子どもを保育園に送る時間、電車に乗る時間などすべてにおいてこれまで以上に時間が限られてきます。

(3)慣れない環境で精神的に疲れる

今まで家族や近場の人間としか接することのなかった環境から、あまり親しくない人と長時間一緒に働くことや、慣れない仕事を覚えるために、精神的な労力が必要になります。過去働いた経験があるとはいえブランクがあると不安も感じるでしょう。そして家に帰れば家事や育児が待っています。

仕事と家のこととのバランスをつかむまでに、苦労することも多いでしょう。

 

5:主婦たちが幸せになるために…社会への提言3つ

安全で裕福だといわれている日本という国。なのに幸福度は低いと言われています。主婦がより幸福を感じるように、社会はどんなことができるのでしょうか。

(1)主婦にも多様な生き方があることを教育に取り入れる

日本人のメンタリティとして、他の家庭のことが気になったり、他人にどう思われるかを気にしてしまう人が多いですよね。多様性が注目されていますが、まだまだ浸透しているとはいえない状態です。

教育の中に「主婦といっても多様な選択がある」ということや、専業主婦と兼業主婦のどちらが正しいのかではなく“自分にとってどちらを選択すべきか”ということをもっともっと取り入れていけば、専業主婦も兼業主婦、どちらを選んでも肯定的に感じられる世の中になるのではないでしょうか。

(2)夫婦間で理解し合うことの大切さを広める

ワンオペ主婦の大変さや夫への不満を投稿するSNSがしばしば話題になります。愚痴ることでいくらか心が軽くなる可能性はあるものの、怒りや不満をぶちまけることから幸福を得るのはなかなか難しいもの。

他人に話して一時的なストレス解消をするよりも、夫婦間でもっともっと話し合い、理解することの大切さを広めるべきではないでしょうか。

インフルエンサーなど影響力のある人はもちろん、ドラマや映画などでも、本当に向き合うべき相手と理解し合う姿、そしてその方法をクローズアップしてみてもいいのではないかと思います。

(3)「主婦の日」をもっと広める

サンケイリビング新聞社が2009年から提唱している「主婦休みの日」。

家事や育児に頑張る主婦がリフレッシュできる日。

家族が元気になってニッポンも元気になる日。

夫や子どもが家事にチャレンジする日&パパと子どもが一緒に行動する日。

出典:サンケイリビング新聞社公式ホームページ

としていますが、10年たった今もその知名度・認知度はあまり高くありません。決められたことに従うことが得意な日本だからこそ、こうした記念日をもっと広めていくのがいいのではないでしょうか。

 

6:自分の選択に自信を持って

この記事を書くにあたり行った調査のなかで、専業/兼業どちらの女性も、自らの選択に不安や迷いを持っているように見えました。

日本ではまだまだ他人と比べてどうか、という部分を気にしてしまいがち。しかし、まずは自分の選択に自信を持つことで、幸福度を高めていく足がかりになるのではないでしょうか。