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マリッジブルーとは?マリッジブルーを体験した割合と症状・原因・対策

大山奏

大山奏K.Ohyama

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目次

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1:マリッジブルーを感じた?

結婚前に気分が不安定になるという「マリッジブルー」。実際にはどのくらいの人が感じているのでしょうか?

その実態をつかむべく、今回『MENJOY』では、20~40代の既婚女性200名に独自アンケートを実施。「マリッジブルーを経験しましたか?」と質問してみました。

結果は以下のとおりです。

経験した・・・57人(28.5%)

経験していない・・・143人(71.5%)

経験していない人が圧倒的に多く、7割を超えています。みんながみんな感じるものでもないようですね。

今回のアンケートでは女性だけに質問しましたが、男性でもマリッジブルーになる可能性があります。具体的な原因や症状を見ていきましょう。

2:結婚後も危ない!?マリッジブルーの原因5つ

(1)結婚準備が忙しくて滅入る

結婚をすると決めると、男女ともに結婚準備で忙しくなります。特にふたりとも働いている場合は時間が限られるため、今までなら楽しくまったりデートを楽しめていた時間も、すべての時間が結婚準備に奪われることも。

結婚のための準備とひと言で言っても、やることはたくさん。やってもやっても終わらない作業に気が滅入ってしまうこともあるようです。

(2)変化への不安が高まる

結婚をすると、さまざまな生活の変化があります。女性の場合は名字が変わることも多いでしょうし、生活環境がかわることがあるかもしれません。実家暮らしの人は、家族と別れて、初めて他人と暮らすということになります。

変化に対して、人はストレスを感じるものだといいます。たとえそれが良い変化であってもです。結婚は嬉しいイベントでありつつも、精神的にはかなりプレッシャーを抱える出来事でもあるのですね。

(3)新しい人間関係に不安を感じる

結婚はふたりだけでするものではありません。彼の家族など、新たな人間関係が始まります。人によっては嫁姑関係がうまくいかなかったり、うまくいくか心配になってマリッジブルーを感じてしまうこともあるでしょう。

(4)幸せになるのが怖い

誰だって、愛する人と一生一緒にいられると思えば幸せを感じそうですが、人間とは、無意識に幸せになりすぎることへの不安を抱えているといいます。愛する人と一緒にいられる将来が、本当に長く続くのだろうか……などと考え始めてしまい、マリッジブルーになってしまう人も。

(5)相手とのすれ違いを感じる

結婚の準備を始めたころから相手の様子がおかしくなったと感じたり、結婚準備に対しての考え方が違ったりすることで、不信感が募ってしまうこともあり得ます。お互いに忙しいなかで、やらなければならないことが積みあがっていくことで、余裕がなくなってしまうのでしょう。

3:イライラしちゃう?マリッジブルーの症状3つ

(1)イライラする

理由もないのにイライラしてしまったり、急に涙が出てきてしまうのは、典型的なマリッジブルーの症状のひとつです。原因がわからないまま彼と接するとケンカになってしまうことも多いので、イライラはマリッジブルーのせいなんだと自覚することが必要です。

(2)落ち着かない・眠れない

仕事をしていても集中できず、ずっと落ち着かない気分になるのも、マリッジブルーの特徴。あまり眠れなかったり、そわそわとした気分が続いて眠りが浅いこともあるでしょう。また落ち着かない気持ちから、食欲がなくなったり、逆に過食気味になったりする人もいます。

(3)結婚をマイナスに考える

結婚を決めたときは心の底から嬉しかったのに、「本当にこのまま結婚してしまって良いのかな?」などと、結婚をマイナス方向に考え始めたら要注意です。人によっては彼に対して疑心暗鬼になったり、婚約破棄を考えたりすることもあるようです。

4:ケンカばかり…マリッジブルーの対策3つ

では、マリッジブルーになってしまったら、どうやって解決すれば良いのでしょうか。

(1)しっかり話をする

マリッジブルーになると孤独を感じてしまい、ひとりで悩みがちです。ですがそんなときこそ、パートナーとしっかりと話をすることが大切です。自分が不安に思っていることを素直に伝えて、彼と感情を共有しましょう。

(2)楽しいことを思いっきりする

結婚の準備で忙しくてマリッジブルーになっているなら、思い切って1日や2日くらいは、好きなことをする日を作ってみても良いでしょう。心の底から楽しいと思えることのために、自由に時間を使うのです。そうやってストレスを解消すれば、また目の前の問題に向き合う気力が出てくるはず。

(3)好きな気持ちを考える

マリッジブルーになると、相手を本当に好きなのか、自分の気持ちすら疑ってしまうことも。そんなときには、出会ってから今までの幸せだったことや、彼の好きな部分を見つめ直してみましょう。結婚後に楽しみにしていることを想像してみるのも良いでしょう。

5:マリッジブルーで婚約破棄したら後悔しない?

筆者の友人は、ひどいマリッジブルーになってしまい、婚約破棄を考えていると相談してきたことがあります。結局、彼と話し合って事態が改善し、無事に結婚をしたのですが、彼女は今でも「あのとき、婚約破棄しなくて良かった」と言っています。

マリッジブルーになっているときは、すべてをマイナスの方向に考えてしまいがちですが、一時の気持ちの揺れで判断してしまうのはとても危険なこと。もちろん、絶対に婚約を破棄してはいけないというわけではありませんが、後悔しないためは、じっくり考えたり、周囲に相談するほうが良いでしょう。

6:マリッジブルーを英語で言うと?

マリッジブルーは和製英語なので、そのまま使うと意味が通じません。英語では、「pre-nuptial doubts」などと表現します。「pre-nuptial」は「結婚前」、「doubt」は「疑い」という意味です。

また「wedding blues」という表現も。「She has wedding blues.(彼女はマリッジブルーだ)」などと使います。

7:マリッジブルーになっても大丈夫!

結婚前はマリッジブルーになるという情報を聞きすぎて、「なってしまったらどうしよう……」と不安に思っていると、逆にそれが原因で、精神的に不安定になる可能性もあります。

結婚の前後には、多少気持ちの浮き沈みがあるのは当たり前くらいに思っておけば、いざなってしまっても、結婚生活が落ち着いたら元通りになるから大丈夫と思えるでしょう。