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表現力を養うには?豊かな人の特徴と自己表現力を高める方法

番長みるく

番長みるくM.Bancho

目次

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1:表現力とは?意味とや英語での伝え方

表現力とは何かを知るにあたり、まずは「表現」の正しい意味から見ていきましょう。辞書で調べてみると、

ひょう‐げん【表現】

心理的、感情的、精神的などの内面的なものを、外面的、感性的形象として客観化すること。また、その客観的形象としての、表情・身振り・言語・記号・造形物など。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

つまり表現力とは、心の内側からあふれるものを外に出す能力のこと。その表現方法はさまざまで、ダンスや歌、演技など、体を使って表現するものもあれば、小説や映画など、ストーリーで表現するものもあります。

英語では「expression」や「representation」といった単語で言い表すことができるでしょう。これ自体は「表現」という意味でもあるので、その能力ということをもっと強調したいのであれば、「ability to express things」などということもできるでしょう。

 

2:表現力が豊かな人の特徴5つ

表現力豊かな人には、どんな特徴があるのでしょうか。

(1)喜怒哀楽が大きい

表現力が豊かといわれる人は、喜怒哀楽、それぞれの感情表現が大きいです。嬉しいときや楽しいときは、手を叩いたり、体をそらたりして笑いますし、怒りや悲しみといったネガティブな気持ちも、言葉だけでなく、全身で表す人が多いでしょう。

(2)表情が豊か

表現力が豊かな人は、喜びや悲しみといった感情を顔に出すだけでなく、会話の最中に人が話していた内容を説明するときにも、声のトーンだけでなく顔マネまで交えることも。とにかく顔がよく動くというのも、表現力の豊かな人の特徴といえます。

(3)語彙力がある

「今湧き上がっているこの感情はどの伝えるのがもっともふさわしいか」について、もっとも適切な言葉を使える人は、周囲から表現力が豊かだと評されます。そのために必要となるのが語彙力。辞書を読むのが好き、類語や同義語を調べるのが好きという人も多いです。

(4)身振り手振りが大きい

会話をするとき、身振り手振りが大きい人も表現力が豊かといえるでしょう。単に言葉で伝えるだけでなく、体全体や表情といった視覚でも伝えようとするのです。プレゼンテーションなどでも、聴衆を見渡しながら、身振り手振りを使って堂々と話し、態度そのものにも説得力があります。

(5)感情のままに表現する

表現力豊かな人は、子どものようなピュアな心をもち、思ったことを正直に、自分の心のまま表現できます。例えば美しいものを見れば、そのまま「美しい」と口にすることができるのです。そこに「これを言うとカッコ悪いかな」「褒めたらマウンティングされちゃうかな」などという思惑はありません。

 

3:表現力が乏しい人の鍛え方3つ

表現力を鍛えるためは何をすればいいでしょうか。実践した人のエピソードを紹介します。

(1)ブログを書き続けた

「私は表現力も文章能力もなかったので、それを磨くために、毎日ブログを書き続けました。その日にあったことや感じたことを、とにかく具体的にわかりやすく書いていくうちに、語彙力が飛躍的に増えましたね。言葉の選び方や言い回しを勉強するために、時間を見つけては名言集や詩集、辞書を読むようにもしていました」(Yさん・27歳/IT)

(2)美術館へ行った

「表現力を鍛えるためには、感性を鋭く磨き上げることが大事なのかなと思って、毎週のように美術館に通っていた時期があります。最初は、まるで価値もよさもわからず、どういう経緯からこの作品は生まれたかといった説明や情報と摺り寄せながら見ていました。

それを繰り返しながら、ジャンルを問わずに見ているうちに、ただ純粋に、心から好きと思えるものも出てきて。このよさをどう人に伝えられるのかと考え、実践しているうちに、表現力が豊かだよねって言われるようになりました」(Cさん・25歳/マスコミ関係)

(3)成功者の表現力を学ぶ

「やっぱり、お手本をマネするのが正攻法だなって思います。私は成功している人の講演会などに行って、その人がどういう話し方をしているのかを、勉強しました。表情の作り方、身振り手振り、声のトーンや抑揚などもチェックしながら……。また、質疑応答の時間にも積極的に質問して、伝え方にどんなこだわりを持っているのかを聞きました」(Fさん・31歳/出版)

 

4:表現力を上げてカラオケで上手に歌うコツ

カラオケで自信をもって表現豊かに歌うには、どうすればいいのでしょうか? 元ミュージカル女優だった筆者が、3つのコツを紹介しましょう。

歌がうまく聞こえる基本は、「音楽的なこと」「技術的なこと」「表現力」の3つに分かれます。

音楽的なことは、音程やリズムなど、楽譜通りにその曲を歌えるかどうかで決まります。面倒だと感じても、楽譜を取り寄せて、正しい音程やリズムどおりに歌っているのか、自分の声を録音しながらチェックするといいでしょう。

技術的なことでは、そもそも歌う曲が自分の音域に合っているかどうか、どの音も同じように息が流れているかどうかがポイントとなります。苦手な音になると声が小さくなり、得意なところは声が大きくなると、声のムラができてしまうと、下手に聞こえてしまいます。高すぎたり、低すぎたり、出ない音があるような曲を選ぶのは避け、1曲を通して楽に歌える曲を選びましょう。

そして最後の表現力。これを上げる方法としては、歌詞を普段の会話のようにセリフっぽく読む練習すること。歌詞の内容に気持ちを込めて、声を出して読んでみましょう。

最初は、小さなひそひそ声でもOKです。そこから徐々に声のボリュームを上げて、大きな声でも気持ちが込められるようになったら、メロディーに乗せて歌ってみましょう。それから実際の曲(カラオケ)と合わせて歌ってみてください。

自分なりの気持ちの込め方ができるようになれれば、ぐっと上手に聞こえますよ。

 

5:表現力は練習次第でできるようになる

表現力豊かな人を見ると「私には到底マネできない」と思ってしまうかもしれません。しかし表現力というのは、練習を重ねれば徐々についていくものです。まずは自分が理想とする表現者を見つけ、その人をマネることから始めてみましょう。