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野菜なんて嫌い!嫌いな野菜ランキングと野菜嫌いを克服するレシピ

松田優

松田優Y.Matsuda

目次

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1:野菜嫌いは克服できる?

給食でどうしても食べられなかった野菜を、怒られて泣きながら食べた……。そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。そして、大人になったら自然と好きになれると思っていたけれど、現実はそう甘くなかった……!という人も多いかもしれません。

(1)子どもに野菜嫌いが多いのはなぜ?

味が苦手、見た目がイヤ、匂いが好きじゃない……。子どもが野菜を嫌う理由はさまざまですが、一説によると味覚が未発達なうちは「酸味」や「苦味」を「毒」「食べてはいけないもの」として認識し、生存本能的に避けてしまうようなのです。

酸味や苦味を持つ野菜は多いですよね。そのため、子どもが野菜を嫌ってしまうことに。味覚が発達すれば、酸味や苦味もおいしく感じることができるようになるとされています。

(2)大人になっても野菜嫌いを克服できない人も…

大人になれば味覚は発達するものの、味覚が発達したからといって突然好みが変わるわけではありません。それどころか、食事の内容を自分で選べるようになるため、ますます苦手な野菜を避けるようになることも。健康のためにしかたがなく食べている人も多いはずです。

食の好みは人それぞれ。大人だからある程度は我慢して食べるけれど、幼いころから染みついた苦手意識はなかなか拭えない人も多いようです。

2:大人になってもこれは苦手!嫌いな野菜ランキング5

大人だってイヤなものはイヤ! 今回は20代~40代の男女500名を対象に『MENJOY』独自のアンケート調査を実施。嫌いな野菜を教えてもらいました。

その結果をランキング形式でご紹介します!

5位:にんじん・・・37人(7.4%)

カレーにサラダに煮物、さまざまな料理に入っているにんじん。ビタミンがたっぷり、美肌にもいいと言われていますが、苦い、固いなどの理由で苦手とする人が多いようです。チャーハンに入った小さな破片すら取り除いて、断固として口に入れない人も。

4位:しいたけ・・・43人(8.6%)

他のキノコ類に比べて圧倒的に不人気のしいたけ。しめじやえのきは食べられるのに、しいたけだけは苦手という人もいますよね。

一般的に匂いのキツイ野菜は嫌われがちですが、しいたけも独特の匂いが敬遠される理由。中には、しいたけでだしを取った料理も受け付けない、という人まで。ぐにゃっとした食感や見た目も嫌われる要素のひとつです。

3位:春菊・・・73人(14.6%)

春菊というのは、主役になることは少ないですが、脇役として存在しているだけでも煙たがられてしまうことも。嫌われる原因は、なんといってもその苦味。一度口にしたらいつまでも香りが口の中に残っているという声も。

「大人の味」などと称される春菊ですが、だからといって大人がみんな好きとは限らないようです。

2位:ゴーヤ・・・111人(22.2%)

3位以下を大きく引き離した2位は、夏野菜のゴーヤ。ほぼ夏しか登場しないといっていいのに、この嫌われようです。

「にがうり」という別名から想像できるとおりの苦味が特徴のゴーヤ。好きな人にとってはその苦味こそがおいしさなのですが、嫌いな人にはたまったものじゃありません。美容にいいビタミンCが豊富ですが、それを知っても食べたくないという人が多いようです。

1位:セロリ・・・132人(26.4%)

匂い、味、食感と、三拍子そろって嫌われがちなセロリ。初めて口に入れた瞬間の記憶が忘れられないというトラウマ的な経験を持つ人もいる、嫌われ野菜の王道でしょう。生で食べるなんてとんでもない、匂いを嗅ぐことすらNGという人もいるほど、嫌いな人は大嫌いでしょう。

上位3つに共通点しているのは「苦いこと」。やはり苦味がある野菜はどうしても嫌われてしまうようです。

3:野菜嫌いだとダイエットは無理?野菜嫌いを克服する方法3つ

ダイエットレシピを検索すると、ずらっと並ぶ野菜の数々。野菜嫌いはダイエットできないのかな……。いいえ、諦めるのはまだ早いです。実際に野菜嫌いだった筆者が、野菜嫌いを克服した方法をご紹介。こんな調理方法なら長年の苦手も克服できるかもしれませんよ。

(1)旬の野菜を旬の時期に

筆者自身、以前は、食べられる野菜が数種類しかなかったほどの野菜嫌いだったのですが、今は、朝晩野菜たっぷりスープを食べる健康生活に変化。きっかけは農家の友人の畑で採れたトマトでした。

夏にお邪魔したとき、半ば無理矢理食べさせられたトマトのおいしかったこと……。友人曰く「旬のものを旬のときに食べれば、おいしいのは当たり前」だそう。それ以来、採れたて野菜にハマって、しょっちゅう道の駅に地元の野菜を買いに行っています。

余裕ができたら家庭菜園をするのが目標です!

(2)母は強し!子どものためなら苦手も克服

子どもたちに「好き嫌いはいけない」と教えながら、実は自分でも大の野菜嫌い。本当は食卓に並べたくないくらいでしたが、そうもいかず……。あるとき、ピーマンを残した子どもを注意したとき「ママだって嫌そうに食べてるくせに」と言われてしまって、これはまずいと一念発起。親が見本にならなければと、野菜のアレンジレシピを大研究しました。

意外なことに、食わず嫌いなところが多かったようで、食べやすく調理した野菜はおいしく食べられたんです。ケーキにしたり、ピザにのせたり。親子で野菜クッキングを楽しめるようになりました。

(3)調理方法をがらりとかえて…

語学留学のため訪れたアジアの国で待ち受けていたのが、現地の野菜料理でした。安くておいしいと連れていかれた屋台でも、ホームステイ先でも、高級レストランでも。野菜好きなお国柄なのか、必ずたくさんの野菜が料理に使われているんです。

肉や魚ももちろんありますが、おもてなしをしてくれている人の気持ちを思うと嫌いだと言いだせず、ひと口パクリ。すると、想像以上においしかったんです!

母に聞かせたら怒られそうですが、野菜嫌いの口には、和食よりエスニックな味付けのほうが合っていたみたい。今では野菜をふんだんに使ったエスニック料理も得意になって、家族に驚かれているくらいです。

4:彼氏や子どもに作りたい!野菜嫌いを克服できるおかずレシピ3選

野菜嫌いの人のほとんどが、いわゆる「食べず嫌い」だと言われています。おいしいレシピを一度口にしてみれば、もしかするとあっさり好きになっちゃうかも。

(1)繊維たっぷりポタージュスープ

お通じのためにも食べてほしいゴボウやレンコン。でも筋っぽい食感が嫌だと、子どもが食べてくれませんでした。

そこで考えたのが、スープにしてしまうこと。ニンニクと玉ねぎをバターでよく炒めて、そこにスライスしたゴボウやレンコンも投入。しっかり炒めてニンニクの香りをつけることがポイントです。

牛乳や生クリームを加えて、あとはミキサーにかけるだけ。根菜の香りがふんわり漂うポタージュスープがあっという間にできてしまいます。冷凍もできるので、たくさん作っておいて冷凍庫にストックし、忙しい朝にチンして出すこともできます。

(2)無敵のなんちゃってドライカレー

緑黄色野菜を摂るためにおすすめなのが、このレシピ。玉ねぎ、ニンジンはもちろん、セロリにピーマン、カボチャ……なんでも来いです。

まず、すべての野菜を、普通のカレ―より小さく、みじん切りにしてしまいます。また、苦味のある野菜ほどよく炒めましょう。

そして忘れてはならないのがレーズンです。レーズンと一緒に食べることで、苦味のある野菜も甘くおいしく感じるのか、夫も子どもたちも文句を言わずにペロリと完食。

お肉は合い挽き肉がよく合いますが、チキンやポークでもおいしいですよ。

仕上げは、炒めた野菜が浸かるくらいの水を入れて、砕いた市販のルーを入れて煮詰めるだけ。簡単に誰でもおいしくできるレシピです。

(3)ご飯が何杯でも進んじゃう!野菜麻婆豆腐

偏食の多い我が家の夫に、なんとか野菜をたくさん食べてもらおうと思考錯誤の末、編み出したレシピ。いっそのこと、野菜の味を全部消してしまおうと考えました。

ゴーヤや小松菜、にんじんなど、野菜をたくさん刻んで、豚ひき肉と一緒にゴマ油で炒めます。味付けには麻婆豆腐の素を使ってもいいですが、豆板醤を使うと好みの辛さに調節できておすすめ。

しっかり香りがたったところへ、鶏ガラスープと豆腐を投入。あとは火が通ったら片栗粉でとろみをつけてできあがり。男の人が好きな濃いめの味つけで、気付かないうちに野菜をたっぷりとれる、我が家のリピートメニューです。

5:無理せずおいしく苦手を克服!

子どものころは野菜を残すと叱られたものですが、逆に大人になった今は?ってくれる人もいません。自己管理するしかない分、積極的に野菜を採らなければと焦ってしまう部分もあったり……。

だからといって食事が楽しくなくなるほど頑張る必要はありません。おいしくバランスよく、自分なりに健康的な食生活を送りたいものですね。