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アルコールが抜ける時間は?お酒別アルコールが抜ける時間と早く抜く方法

月島もんもんM.Tsukishima

目次

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1:アルコールが抜ける時間がわかるアプリがある?

飲んだ帰りに車の運転をするなんて人はいないと思いますが、翌日が仕事や大切な用事のときには、アルコールが抜ける時間が気になりますよね。

「東海電子株式会社」のコーポレートサイトにある飲酒シミュレーションでは、自分の体重と飲んだ酒の種類の量を入力すると、アルコール血中濃度や消化時間の目安を計算することができます。

また、「酒ッキリ時計」というアプリでは、アルコールが抜けるまでの時間をざっくりですが、計ることができるので、ひとつの目安になるでしょう。「alcCalc」というアプリもあり、こちらは酔いが覚める時刻を予測してくれるもの。血中アルコール量を友達とシェアでき、抑止力にもつながるかもしれませんね。

 

2:アルコールが抜ける時間を計算するのは?

アルコールを分解する能力は、人によって違います。カラダの大きい人、筋肉量が多い人のほうが早く抜ける傾向にあるようですが、厚生労働省の「e-ヘルスネット」では、目安となる平均値として、消失速度の平均値は男性でおよそ1時間に9g、女性で6.5g程度です。ビール中ビン1本(20g)が分解されるのに、男性では2.2時間、女性では3時間程度かかると紹介しています。

これをふまえて、日本人男女の男女の平均体重を当てはめてみると、

体重(kg)×0.1=1時間に分解できるアルコール量(g)

がひとつの目安になるでしょう。

そして、それぞれの酒に含まれるアルコール量を、自分が分解できるアルコール量で割れば、そのときに飲んだお酒が何時間で分解できるかの計算ができます。

アルコール健康医学協会によると、アルコール量は以下で計算できます。

飲酒量(ml)×[飲んだ酒のアルコール濃度(%)÷100]× 0.8(アルコール比重) = アルコール量(g)

しかし、カラダの大きさや筋肉量以外にも、分解能力には個人差があるので、あくまで目安であることを忘れてはいけません。

 

3:お酒の種類や度数で変わる!アルコールが抜ける時間の目安

ここで、一般的なお酒が抜ける時間の目安を計算してみましょう。体重は、一般男性の平均である65kgとしています。

(1)ビール・酎ハイなど(度数5%)

まず、65kgの人の1時間に分解できるアルコール量は、65×0.1=6.5g

500ml缶1本に含まれる純アルコール量は、500×0.05×0.8=20g

これを当てはまると20÷6.5=3.076……となり、1本であれば約3時間5分程度。2本であれば、6時間10分程度ということになります。

(2)日本酒・ワインなど(度数15%)

1合180mlに含まれる純アルコール量は、180×0.15×0.8=21.6g

これを当てはめると21.6÷6.5=3.323……となり、1合であれば約3時間20分程度。2合であれば、約6時間40分程度ということになります。

(3)焼酎など(度数25%)

焼酎1杯(0.6合110ml)に含まれる純アルコール量は、110×0.25×0.8=22g

これを当てはめると22÷6.5=3.384……となり、1杯であれば約3時間23分程度。2杯であれば、約6時間46分程度ということになります。

(4)ウイスキーなど(度数40%)

ウイスキーダブル1杯(60ml)に含まれる純アルコール量は、60×0.4×0.8=19.2g

これを当てはめると19.2÷6.5=2.953……となり、ウイスキーダブル1杯であれば、約2時間57分程度。2杯であれば、約5時間54分程度となります。

 

4:アルコールが早く抜ける方法5つ

どうしても、アルコールを少しでも早く抜かなければいけない状況もあるかもしれません。では、分解を早めるのにはどうしたらいいのか。看護師の大木アンヌさんに、その方法を聞いてみました。

(1)トマトジュースを飲む

大木:アルコールは、肝臓でアセトアルデヒドという物質に分解されますが、この物質が二日酔いなどの症状を引き起こす原因となります。

アセトアルデヒドの分解を促進する効果があるのが、ビタミンC。トマトジュースは、そのビタミンCを多く含んでいるうえに、リコピンにも同様の効果が期待できるので、アルコールを早く抜くのに相応しい飲みものだと言えます。

(2)グレープフルーツジュースを飲む

大木:グレープフルーツもまた、アルコールを分解する働きのあるビタミンCを多く含んでいます。さらに、グレープフルーツには“フルクトース”という物質が含まれていて、これにもアルコール代謝に役立ちます。

なので、グレープフルーツジュースをチェイサーにしたり、締めにグレープフルーツジュースを飲むと、アルコールは早く抜けやすいと考えられます。

(3)しじみの味噌汁を飲む

大木:二日酔いにならないようにと、「オルニチン」を含んだドリンクを飲んだりしますよね。そのオルニチンを多く含むのがしじみです。

しじみには、オルニチンのほかにも、メチオニンやグルタミンなど、肝機能の働きを助ける成分が含まれています。飲んで帰ったときの夜食や翌日の朝食に、しじみの味噌汁はピッタリですね。

(4)ツボを押す

大木:肝機能の働きを高めるためのツボを押すのも、多少の効果があるかもしれません。代表的なツボが、太衝(タイショウ)です。

場所は、足の甲の、親指と人差し指の骨を足首のほうにたどり、ぶつかるところにあるくぼみの部分。親指でいた気持ちいくらいの力でグッと押せば、アルコールが早く抜けるだけでなく、眠気覚ましにもなるでしょう。

(5)安静にする

大木:運動をして汗をかいてアルコールを出す……という人がいますが、これは間違い。血流が良くなり、アルコールが体中に回りやすくなり、汗をかくことで脱水症状の危険性も高まります。アルコールを早く抜きたいのなら、安静にするのがいちばんです。

 

5:早く抜きたくても焦らないこと

アルコールを早く抜きたいからと無茶をすると、逆効果になってしまう場合もあります。それに、抜けたと思っても抜けていない場合もあり、自己判断は難しいもの。

大切なのは、焦らないこと。長めに時間を取って、しっかり抜きましょう。そして最も大切なのは、飲みすぎないことです。

 

【取材協力】

大木アンヌ・・・ルーマニア人ハーフの看護師。家庭や恋人同士で使える簡単な医療の知識を少しでも伝えていくため、ライターとしても活動中。

 

【参考】

飲酒シミュレーション

e-ヘルスネッ

アルコール健康医学協会