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判断力とは?判断力がない人の特徴と判断力を鍛える方法10選

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

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目次

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1:判断力とは?決断力とはどう違うの?

判断力と決断力って何が違うのでしょうか。まずは「判断力」を辞書で調べてみました。

はんだん‐りょく【判断力】

1 物事を正しく認識し、評価する能力。

2 《(ドイツ)Urteilskraft》カント哲学で、特殊を普遍のもとに関係づける能力。普遍が与えられていて、それに特殊を包摂する規定的判断力と、与えられている特殊に対して、それを包摂するための普遍を求める反省的判断力とに区別されている

出典:デジタル大辞泉(小学館)

続いて「決断力」についても調べてみました。

けつだん‐りょく【決断力】

自分自身の判断・責任で決断する能力

出典:デジタル大辞泉(小学館)

判断力は「いいか」「悪いか」など、「どちらにするか」を決めること。一方、決断力は、自分が考えた良し悪しや決定に責任をもてる力、という感じでしょうか。

判断力はあるけど決断力がない、という人はいそうですが、決断力がある人には、必ず判断力が備わっているということになるでしょう。

 

2:判断力がない人の特徴5つ

(1)優柔不断

「例えば、ランチタイムにレストランに入ったときに、“どれにしようかな”って迷ってしまって、なかなか決められない人っていますよね。そう言う人は、“自分が何を食べたいか”、または午後の仕事を考えたときに“何を食べるべきか”の判断ができないわけですよね。少しならいいのですが、あまりにも長いと、時間がもったいないと思います」(Hさん・26歳女性)

(2)誘惑に弱い

「テスト期間中なのに、ついテレビを見てしまうなどは、“勉強すべき”という判断が下せないからですよね。ダイエットをしようと思っても、ついお菓子を食べてしまうのも同じ。自分がまさにそうなのですが、誘惑に負けちゃうのは、判断力がないせいかな……」(Mさん・29歳男性)

(3)選択肢が少ない

「狭い範囲の選択肢しか見えていない人は、正しい判断がつかないのかなと思います。

例えば、ある仕事をしなくてはならなくて、でも人員が足りないし、人を雇う余裕もないとなったとき、必ずしも“残業して人手不足を解消するか、中止するべきか”の2択ではないと思うんです。“外注する”という選択肢もある。そういうことって世の中にたくさんあると思います。

広い目で選択肢を探せない人も、判断力がない人なのかなと思います」(Oさん・32歳女性)

(4)他人の意見に流される

「他人の意見に流されていては、良い判断が下せないと思います。学生のころに“思いっきり音楽に打ち込んでみたい”って言っていた友達がいたんです。でも、周りから“やめたほうがいい”って言われて、すぐ諦めちゃったんです。でも、そいつは今でも“あのとき、やっておけば良かった”って言っています。

たとえ同じ結末になったとしても、“やってみたけどダメだった”とわかって今を生きるのと、“もしやっていたら、どうなっていたかわからない”と思って今を生きるのでは意味が違ってきます。彼にはそれが分からなかったのでしょう」(Eさん・28歳男性)

(5)過去の経験にとらわれすぎる

「一般的には経験を積むほど、判断を下しやすくなるものだと思うのですが、過去の経験にとらわれすぎるのもまずいのかなと思います。例えば、過去に起業して失敗したから“起業は全部ダメだ”と判断するのはおかしい。それよりも、“なぜダメだったのか”の原因を突き止めることのほうが大事だと思います。

過去の失敗がトラウマになってしまうのは仕方ないとしても、そのトラウマを乗り越えないと良い判断をくだせないときもあると思います」(Hさん・33歳男性)

 

3:ゲームも効果あり? 判断力を鍛える方法5つ

(1)経験を積む

「自分が未経験のことや知らない分野のことに関しては、良い判断がくだせなくて当たり前でしょ。だから、いろいろなことにチャレンジして経験値を積むことで、先を見通せるようになると思うんです。

たとえ未知の分野のことでも、自分の経験値が高ければ、それと似た状況から鑑みて、よりベターな判断がくだせるようになると思います。その意味では、何事も経験を積むことが大切ですね」(Mさん・26歳男性)

(2)最良の選択肢はないと知る

「 最良の判断だったかどうかって、基本的にはあとになってみないとわからないですよね。だからこそ慎重になるのですが、そのために時間を浪費し、判断が鈍くなってしまうことも多いです。

つまり、現時点で最良の選択肢というのは存在していなくて、最良と“思われる”判断しかないということ。それがわかっていれば、臆病になることもないし、迷うこともないと思うんです。“どっちを選べば後悔しないか”だけが判断基準になるわけですから」(Nさん・34歳男性)

(3)知識を増やす

「人生は判断の連続。目の前のことを判断したら、またその次を判断しなければいけない状況になる。選ぶものによって未来はどんどん変わってくるので、たくさんの選択肢のその先の選択肢、さらにその先まで……と考えられたほうが良いですよね。多くの選択肢を考えるためにも、知識は多ければ多いほうがいいと思います」(Hさん・28歳男性)

(4)自分の癖を知る

「自分の癖を知ることも、判断力を鍛えることに繋がると思います。自分がどういう判断をしがちなのかだけでなく、どのような判断が自分に合っているのかを知ることで、判断力が鍛えられるはず。

例えば、ダイエットをするにしても、どういうやり方が自分にあっているかを知っていれば、より良い判断ができると思います」(Eさん・24歳女性)

(5)脳トレなどのゲームで鍛える

「脳トレは即時回答の練習にいいと思います。僕自身、脳トレのおかげで、職場で後輩から“これどうします?”などと聞かれたときに、サクッと答えられるようになりました。

じっくり考えなければいけない問題もありますが、職場では即時回答を求められるケースのほうが多いんですよね。“ちょっと待ってね”などと言っていられない。そのためには、脳トレで慣れることも重要だと思います」(Gさん・28歳男性)

 

4:判断力テストができるサイト

(1)『[判断力チェック] あなたは見て感じることに対して、どれだけ早く判断しますか?』

まずご紹介するのはこのサイト。動物の数を数えたり、図形とは異なる選択肢を選んだりしながら、思考力を判断するサイトです。

いい判断をくだせるようになるためには、思考力も重要。鍛えてみてください。

(2)『【VONVON頭脳トレーニング】 たった8秒、あなたの瞬間判断力を調べてみよう!』

次にご紹介するのは、1問8秒という短い時間で、自分が何問の計算問題を答えられるかを試すことができるサイト。

ぼんやりしているとすぐに終わってしまうのが、8秒という時間。何も入力しないまま終わるのか、とりあえず答えを出すのか……。繰り返しトライすることで、脳がフル回転して、どんどん活性化していくはずです。

(3)『効率的に行動するための判断力はある?「後回し力チェック」』

最後にご紹介するのは、面倒なことがあるとついつい後回しにしてしまわないかをチェックするサイト。

問題の先送りは、基本的に何の解決にもなりません。しかし、後回しにすることで効率的になることもあります。あなたがせっかちなのか、何でも後回しにするタイプなのか……。自分の性格を知ることで、判断力を鍛えることができますよ。

 

5:「判断力」を英語でいうと?

判断力を英語でいうと、ずばり「judgement」。判断力のほか、裁きや判定、判決、などと訳す言葉です。少し固い表現としては「discernment」もあります。こちらは、物事を識別する力という意味です。

 

6:判断力の低下は努力次第で改善できるかも…

最近、何でも先延ばしにしがちで「判断力が低下したかも」と感じている人はいませんか? それ年齢のせいなどにして、諦めてはいけません。判断力は努力次第で鍛えることができます。まずは即座に行動に移すことができる体力を養うため、脳トレしてみましょう。

 

【参考】

[判断力チェック] あなたは見て感じることに対して、どれだけ早く判断しますか?

【VONVON頭脳トレーニング】 たった8秒、あなたの瞬間判断力を調べてみよう!

効率的に行動するための判断力はある?「後回し力チェック」