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避暑地とは?国内・海外の避暑地人気ランキングと日帰り避暑地

松田優

松田優Y.Matsuda

目次

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1:避暑地とは?英語で言うと?

まずは避暑地を辞書で調べてみましょう。

ひしょ‐ち【避暑地】

避暑するのに適した土地。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

とあります。それでは、避暑とはどういったものでしょうか。

ひ‐しょ【避暑】

涼しい土地に一時移って、夏の暑さをさけること。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

この説明のように、暑い夏をやりすごすために、涼しいところへ一時的に移り住むことです。夏場の旅行や日帰りでも、涼しい場所へ行くことも避暑になります。富裕層が避暑地に別荘を持ったり、旅行で避暑地に訪れるなどするのが多いでしょう。

では、避暑地を英語で表現するときはどうしたらいいでしょうか。この言葉には、それぞれの国の気候のニュアンスが含まれています。例えば、軽井沢のような場所を示すなら、「A mountain retreat」と表現することができるでしょう。この「retreat」とは、「静養先」という意味で、直訳するなら「山間の静養先」ですね。また普通に「summer resort」といっても、避暑地というニュアンスも含むことができるでしょう。

2:北海道や東北が人気?国内の避暑地ランキングTop5

今回『MENJOY』では、20代~40代の男女500人を対象に、独自のアンケート調査を実施。そこで「国内の避暑地の中で、最も行きたい避暑地を教えてください。」という質問をしてみました。その結果をランキング形式で紹介します。

5位:伊豆・・・25人(5.0%)

伊豆には、伊豆高原やだるま山高原など、多くの涼しい高原があります。夜になると多少は気温が下がって、寝苦しい夜を回避できるのはうれしいところ。また、どこからでも富士山がキレイに見えるのは嬉しいですね。

滝や渓谷なども多いため自然の壮大さも肌で感じられるでしょう。今年はオリンピックで静岡会場が3つ(うち伊豆会場はふたつ)あるので、盛り上がりも感じられそうです。駿河湾の海の幸も味わえますし、パターゴルフやパラグライダーなどアクティビティを楽しむこともできます。

4位:箱根・・・39人(7.8%)

箱根といえば温泉というイメージですが、標高が高いエリアですので、夏場は涼しく避暑地としても有名です。

温泉を楽しむのはもちろん、芦ノ湖でクルーズをしたりパワースポット巡りも楽しんだり……。また、美術館も多く、工芸品の箱根寄木細工をはじめ、文化・芸術にたくさん触れることもできます。

東京からのアクセスも良く、関東エリアでは日帰り避暑地としても人気のスポットです。

3位:洞爺湖・・・53人(10.6%)

北海道はやはり涼しいイメージがあります。洞爺湖のベストシーズンは夏で、湖の周りはひんやりと気持ちがいいところです。遊覧船で湖を回ったり、エゾシカの観察などのんびりと過ごすことができます。

湖周辺には足湯や日帰り温泉も。都会の喧騒を忘れるにはうってつけの避暑地ですよね

2位:富良野・・・87人(17.4%)

北海道が続きます。富良野は自然豊かで、日々の忙しさから解放されるのにもぴったりの場所です。

富良野といったら、一面に咲くラベンダーが有名。早咲きは6月下旬から開花が始まり、富良野市内でいちばん作付面積が広い「おかむらさき」は7月中旬頃が最盛期。遅咲きは8月上旬まで楽しめます。また、富良野から電車でもアクセスできる美瑛にある「白金青い池」は、コバルトブルーの神秘的な池で近年人気上昇中です。富良野ワインやスイーツなど、北の大地の食も堪能できますよ。

1位:軽井沢・・・98人(19.6%)

ひと昔前の富裕層は軽井沢に別荘を持つことがステータスでもありました。最近はおしゃれなショップなども増えて、今でも根強い人気があることがうかがえます。

軽井沢は東京から車で2時間半ほどで行けるという近さも人気の理由。標高が高いため、夏場でも気温の低い日が多め。話題のレストランやショッピングモールなどもあり、賑わっています。

3:安いのはどこ?海外の避暑地ランキングTop5

続いては「海外の避暑地に行く場合に、最も行きたい国を教えてください。」という質問もしてみました。その結果も、ランキング形式で紹介します。

5位:ニュージーランド・・・28人(5.6%)

南半球にあるニュージーランドは、日本が夏の時期は真逆の冬。スキーやスケートといったウィンターレジャーが楽しめます。また国を挙げて自然を保護しているだけあり、澄んだ空気で満点の星空を見ることができます。

4位:アメリカ・・・36人(7.2%)

広大なアメリカには避暑地はいくつかありますが、ポピュラーなのは西海岸のサンフランシスコ。夏は涼しく爽やかで、平均気温は20℃前後なのです。

メルヘンな街並みが美しく、ショッピングを楽しんだりとのんびり過ごすことができます。また、かつて監獄として使われていたアルカトラズ島などもあり、観光もばっちり楽しめます。

3位:オーストラリア・・・39人(7.8%)

日本が夏の時期のオーストラリアの最高気温はおおよそ26℃ほど。暑すぎず、寒すぎず、ゆっくりと過ごすにはうってつけです。かの有名なエアーズロックのあたりは22℃で、夜は肌寒さを感じるほど。

エアーズロックのような雄大な自然や、動物たち、グレードバリアリーフのような壮大な海など、自然あふれるオーストラリアは避暑にぴったりですね。ただし、大規模な森林火災があったので、外務省の海外安全ホームページを確認することも忘れずに。

2位:イタリア・・・48人(9.6%)

イタリアで避暑地で有名なのが、北イタリアにあるコモ湖。ヨーロッパ各国の王室やセレブたちの豪華な別荘が立ち並んでいます。

もうひとつ、イタリアの有名な避暑地としては青の洞窟で有名なカプリ島があげられます。キレイな海で泳ぎ、海の幸で癒されるのもアリです。

1位:スイス・・・139人(27.8%)

スイスはアルプスの山々をはじめとして、美しい自然があふれる国。避暑地が多いため、世界中から涼を求めて人が訪れます。比較的治安も良いともいわれています。

雄大なマッターホルンを眺める登山電車も人気。保養地として有名なサンモリッツ、歴史的建造物の多いチューリッヒやベルンなど、自然と観光を存分に楽しめます。

4:軽井沢が人気?東京・関東から日帰りできる避暑地3選

東京から日帰りで行ける避暑地は、軽井沢より近いところでもいくつもあります。

(1)那須高原

那須高原は栃木県にあるリゾート地。都心から東北新幹線で約1時間で 行くことができるため、日帰りにもうってつけの場所です。

那須高原には遊べる場所がたくさんあります。那須ハイランドパーク、那須どうぶつ王国、那須ワールドモンキーパーク、那須高原 南ヶ丘牧場などなど……。家族でも恋人でも友達同士でも、清らかな高原の空気の中、のんびり過ごせるでしょう。

(2)山中湖

山中湖は山梨県にある富士五湖のひとつ。その中でも標高がもっとも高く涼しいため、部活の合宿先でもよく利用されます。富士山が間近に見える景色はとても気持ちがいいもの。

また、湖上スポーツとしてバナナボートやジェットスキーなどが楽しめたり、バーベキューで盛り上がったりと、涼しいからこそ、屋外で楽しめる遊びがたくさん。2020年はオリンピックのコース会場になっているので、出かけるときには混雑などの注意が必要かもしれません。

(3)奥多摩

奥多摩は、東京都内でありながら都会の喧騒と暑さを忘れることができる場所です。都心から電車や車で約1時間半ほどで行けるので、日帰りにもぴったり。御岳山をハイキングしながら森林浴したり、ゆるやかに流れる秋川渓谷の岸辺でデイキャンプをしたりなど、日帰りでも暑さを忘れる遊びが十分に堪能できます。

5:まとめ

猛暑の季節は、クーラーの効いた屋内でまったり……もいいですが、涼しい避暑地で気持ちよく過ごすことで、心身ともに健康でいられます。

この夏の旅行や日帰りレジャーは、涼を求めたものにしてみてはいかがでしょうか。