2019年12月7日掲載

夫婦のベッドは夫婦仲にも影響する！夫婦がベッドを別にしたほうがいい理由5つ

山根ゆずかY.Yamane

1：夫婦の寝室…みんなのベッドのサイズはどのくらい？

睡眠は人間にとって非常に大切なもの。寝室やベッドをどうするか、どのように寝るかとういのは睡眠に大きな影響を及ぼすため、しっかりと考えておいて損はありません。

独身のときはすべて自分で決められますが、結婚するとそうもいきません。結婚すれば夫婦はベッドを共にする……というイメージがありますが、実際の夫婦はどうしているのでしょうか？

「株式会社引越し侍」が行った調査によれば、寝室を共にしている夫婦は全体の87％であることが分かりました。また、同じベッドに寝ている夫婦は、結婚1年目の場合79％だったのが、21年以上の夫婦では41％まで下がります。

また、夫婦が一緒に寝る場合のベッドのサイズで最も多かったのが「ダブル」で42％。次に多かったのが「セミダブル」で21％。半数以上の夫婦がセミダブル以上のベッドで寝ていることがわかります。

次いで、「ベッドを使っていない」が18％、「シングル」が9％、「クイーン」8％、「キング」2％という結果でした。

結婚したのだからベッドは共にしたい……と思っても、最も大切なのは、睡眠時間をしっかりとること。いつも眠いままだと、お互い仕事に支障が出たり、喧嘩が増えたりしかねません。

特に相手のいびきがうるさかったり、相手が寝返りを打つたびに起きてしまうなどという場合は、ベッドを別にすることを検討してみてもいいでしょう。

結婚すると、かなり多くの時間を共に過ごすことになります。同じ空間で生活するのですから、イヤでも逃れられません。だからこそ、寝る時くらいひとりの時間をもったほうがストレスが溜まらないという考え方もあります。

ひとりのベッドなら、好きなだけ自由に動き回れますし、広いスペースを使って眠ることができます。体調が悪いときだって、相手に気を遣う必要がありません。

長い時間を一緒に過ごす夫婦。お金、将来についてなど、現実的な話だってしなければなりません。当然喧嘩することだってあるでしょうし、すぐに和解できない問題にぶつかることもあるでしょう。

そんなとき、ベッドが同じだと気まずくなったりして、ろくに睡眠が取れないなんてこともあるでしょう。そうすると相手へのイライラがさらに増す……なんていう悪循環に陥る恐れも……。もとからベッドを別々にしておけば、余計な波風を立てずにすみます。

「結婚した当初は一緒に寝ていたけど、夫が夜遅く帰ることが多いのでベッドは別々にすることにしました」（Aさん・30代女性）

ベッドをどうするか決める上で重要なのが、それぞれの生活サイクル。ふたりの寝る時間が異なる場合、ベッドを分けたほうがメリットが大きいでしょう。同じベッドだと先に寝ているほうが起きてしまうということもありますが、後からベッドに入るほうも非常に気を遣います。

「夫は硬いマットレスが好きなのですが、私は柔らかいマットレスに包まれたいんです。最初は私が我慢して居ていまいしたが、お互い、この違いが許容できず、ベッドを分けることにしました」（Mさん・30代男性）

ホテルに泊まったときなど、ベッドの硬さに違和感を覚える事ってありますよね。硬めが好きなのか、柔らかめが好きなのか。好みが一致しているなら同じベッドでもいいでしょうが、マットレスの好みが違うのであれば、そこは潔くベッドを分けてしまうものアリでしょう。

「一緒に寝るのは好きなのですが、夫の寝相が悪く、夫の足が私の上に乗っかってきて、重くて起きてしまうことがありました。そこで、ダブルからクイーンサイズのベッドに買い替えました」（Yさん・30代女性）

一緒のベッドで寝たい場合も、部屋のスペースが許すのであれば、できるだけ大きなサイズがおすすめです。いびきなど音が問題の場合は難しいかもしれませんが、寝相が問題の場合は、大き目のベッドを選べば解決できるでしょう。

夫婦の中には、子どもができたという理由からベッドを分ける人も非常に多いようです。特に生まれたては、夜中にも授乳が必要。夫を起こさないためにベッドを分け、母と子だけが一緒に寝るというケースも多くなります。

もちろん、夫婦が寝室やベッドを共にするメリットも当然あります。お互いを思いやりながら、離れすぎない距離を保ちたいものですね。