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子育てが辛い…どう乗り越える?子育てが辛くなりがちな時期と相談できる機関

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番長みるくM.Bancho

目次

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1:子育てが辛い…

子育ては大変で辛くなる人が多いといいますが、どんなときに辛いと感じるのでしょうか?

そこで今回『Menjoy!』では、20〜30代の子どもがいる女性91名を対象に、独自のアンケート調査を実施。「子育てが辛いと思うのは、どのようなときですか?」という質問を、複数回答可で聞いてみました。

結果について、多かったベスト5は以下のとおりです。

1位:自分の時間がない・・・58人(63%)

2位:睡眠不足・・・47人(51%)

3位:子どもが言うことを聞かない・・・38人(41%)

4位:泣き止まない・・・33人(36%)

5位:抱っこが重い・・・31人(34%)

以下、「夜泣きがひどい」「仕事と家事の両立」「ワンオペがつらい」「お風呂に入れるのが大変」「子どもと意思疎通がとれない」と続きます。

今回は複数回答可にして質問をしたのですが、かなり多くの項目を選択していた人が目立ちました。育児の悩みというのは決してひとつではなく、さまざまなことについて、辛さを感じている人が多いことがわかります。

 

2:子育てが辛くなりやすい時期

子育てが辛くなりやすい時期とはいつなのでしょうか。『Menjoy!』の過去記事「育児が辛いのはいつまで?辛いと感じる瞬間と乗り越え方」に育児が辛いと思う瞬間についてまとめてあります。

(1)新生時期は特に辛い

子育てが特に辛くなりやすい時期は、出産直後や1か月を越すまでの新生児期。今までの生活リズムが崩れ、出産でボロボロになった体に鞭打って授乳やおむつ替え、夜泣きのたびにあやさなければならない辛さがあります。

よく眠る赤ちゃんでも、顔の上に布団がかぶっていないかなどが気になって、定期的に目を覚まして無事を確認するもの。体は疲れていてもぐっすり眠れないと、精神的に追い詰められていってしまうことも。

(2)乳児期になっても辛い

また新生時期をすぎても、赤ちゃんが泣いて訴えたいことや伝えたいことがわからなかったり、頼りになる人が近くにいなかったりして、育児中に孤独を感じる人も多いよう。

体調が思わしくなくても、夫は仕事で忙しく、両親や夫の親が遠方に住んでいて、すぐに助けを求められない……などという状況だと、精神的にも肉体的にもダブルで辛くなります。

(3)産後直後もダメージも

産後の体がつらい時期に、落ち着いてゆっくり湯船に浸かれない日々が続くと、疲労はどんどん蓄積していきます。日々重くなる赤ちゃんを抱っこし続けることで、手首に負担がかかって腱鞘炎や腰痛になるのも珍しくありません。

 

3:子育てが辛いときに使える相談機関5つ

子育てが辛くなっても、身近に相談できる人がいない場合には、どこに相談すればいいのでしょうか。

(1)子ども虐待防止オレンジリボン運動 児童相談所全国共通ダイヤル

子どもの成長によって、子育ての悩みは変わってきます。子どものことを相談できる相手がいなかったり、子どもに手を上げそうになったりしたら、児童相談所に相談してみましょう。どんな話しでもできる相手がいて、子育てに関わるさまざまなサービスや子育てプログラム、地域の子育てサークルについても紹介してくれます。児童相談所全国共通ダイヤルの「189」に電話してみてください。

(2)地域の子育て支援センター

地域の市町村が主体となって管理している地域の子育て支援センターは、全国にあります。誰でも無料で利用することができて、いろいろなイベントが開催され、屋内の広場で遊ばせることもできます。

育児で不安や悩みを抱えたときには、希望すれば無料で常駐している保育士や保健師などに育児相談できます。事前予約が必要な場合もあるので、ホームページや電話で問い合わせてみましょう。

(3)一時預かり可能な保育園

まだ保育園に通っていなくても、一時預かりができる保育園があります。事前に登録することで単発で利用できる仕組みです。利用するとき、毎日多くの子どもを見ている保育士さんに育児の相談をしてみると、気持ちが軽くなるかもしれません。近くの保育園の情報は、各自治体の子育て支援課などで確認してみてください。

(4)子育てホットライン「ママさん110番」

日本保育協会が運営する、子育てや育児に関する無料の電話相談室。特に子育てが辛いと感じる、乳幼児期の悩み全般について答えてくれます。プロの保育士を支援する団体で、専門的な悩みにも無料で的確なアドバイスが受けられます。相談時間は平日(月曜日から金曜日まで)の10時から16時までです。

(5)日本助産師会 電話相談

出産や子育てについての相談を必要とする女性支援のために、平成10年度に社会福祉と医療事業団の子育て支援基金の助成を受けて、子育てと女性健康支援センターが開設され、無料電話相談も始まりました。出産や子育てのことだけでなく、不妊や家族計画、婦人科の病気のことなども相談できます。

 

4:子育ては長く続くもの

慣れない育児が始まると、精神的にも肉体的にも辛くなってしまう人が多いもの。子どものために良い母親になろうと一生懸命な人ほど、思いつめてしまうもの。

筆者自身も1児の母親で、育児中につらいと感じるときもありますが、「子育ては長く続くものだから、手を抜きながらやり過ごすほうがいいよ」と先輩ママに言われて、すっと気持ちが軽くなった経験があります。

これから少なくとも20年以上は続く子育て。思いつめずに気長にやっていきましょう。

 

【参考】

子ども虐待防止オレンジリボン運動 児童相談所全国共通ダイヤル

日本保育協会 育児相談電話

日本助産師会 電話相談