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ブランケット症候群とは?大人がブランケット症候群になる原因と対処法

水野 文也F.Mizuno

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目次

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1:発達障害とは違う?ブランケット症候群とは?

ブランケット症候群とは、お気に入りのブランケット(毛布)を常に持ち歩いている、ということから名が付きました。ブランケットに限らず、タオル、ぬいぐるみなど特定のアイテムを肌身離さず持ち歩く行動を指します。

最も有名なのは、スヌーピーが登場する漫画『ピーナッツ』のライナスでしょう。いつも毛布と一緒の少年です。そこから、人が何かに執着することを「ライナスの毛布」や「安心毛布」と呼ぶこともあります。

これらの「お気に入り」を手放すと、極度な不安に襲われることなどから、「ブランケット症候群」を、ある種の病気と考える人もいるようですが、これはあくまで「状態」を示した言葉であるようです。一般的にいわれる発達障害とも異なるといわれます。

 

2:ブランケット症候群になる理由3つ

1)自立心の芽生えと関係

ブランケット症候群は、幼い子どもに生じることが多いようです。赤ちゃんのときはいつもお母さんが一緒で、お母さんが離れると泣き、お母さんがそばにいると落ち着く……という子が多いですが、大きくなるにつれて、少しずつ自立心が芽生えてきます。

お母さんから離れていく中で、他に安心できるアイテムを見つけることが、ブランケット症候群につながることもあるようです。

2)安心するためのアイテム

赤ちゃんのときは、何かあれば、お母さんが解決してくれます。しかし大きくなるにつれて、いつもお母さんにべったりというわけにはいきません。

そこで、登場するのが毛布などの安心するための材料なのです。ブランケット症候群の子どもにとって、安心できるアイテムは、母親同然の存在といえるかもしれませんね。

3)病気でも発達障害でもない

もしも自分の子どもが、ブランケットのようなものに異常に執着して、片時も手放せず、ブランケット症候群かも……と思ったら、ついつい心配になるかもしれません。しかし、ブランケット症候群は病気でもなければ発達障害でもなく、成長の過程で訪れる現象という見方が主です。無理にやめさせることは、子どもが混乱してしまったり、安心材料を奪われてストレスになったりと、逆効果だとされます。

 

3:大人になってからも…ブランケット症候群になる大人の原因

1)大人でも多い

ブランケット症候群の大人もいます。テレビで芸能人が「私、ぬいぐるみが一緒じゃないとダメなんです」なんて話しているのもたまに聞きますし、同じタオルをずっと持ち続けているなんていう人も、周りにいるのではないでしょうか。

大人でもたくさんいると推定されるので、「自分がそうかも」と思っても気に病む必要はありません。

2)大人はストレスがいちばんの要因

大人の場合、最も大きな原因として考えられるのは、過度のストレスです。ストレスが負担になり、何かに頼りたいという心理が強く働いている状態のようです。また、子供のころの愛情不足も原因として考えられています。

(3)スマホ依存症も実は…

現代社会において、スマホが手放せないという人も多いのではないでしょうか。スマホを四六時中操作していないと落ち着かない、これもブランケット症候群のひとつかもしれません。

また、恋愛も対象になるといわれています。別れてもすぐに次の人と付き合うことを繰り返したり、複数の異性と交遊したり……。いつも誰かを愛していないと落ち着かないといった感じでしょうか。

このような場合は、対象にのめりこみすぎないようにすることが大切です。

 

4:身近な人がなったら?ブランケット症候群の人への対処法

(1)無理に引き離そうとしない

とにかく、対処法は上手に向き合うことだといえます。枕、タオル、ぬいぐるみなどであれば、生活に差し支えなければ、無理に対処せず、持ち歩いて精神的に安定したほうがいいように思われます。そうした中で、ストレスを溜めないようにしましょう。

(2)ほかに没頭できるものを探す

特にスマホを手にしていないと落ち着かないという人は、他人の目を気にしないようにしたり、あるいは、他に没頭できる楽しいことを作ることが効果的でしょう。 

恋愛の場合は、「愛されたい」という気持ちが強いと起こりやすいとされています。相手だけでなく自分を大切にしたり、スマホの対処法と同じで、ほかにやりがいがあることを探し、それに没頭するのもおすすめ。

3)理解して見守ることが大切

ブランケット症候群は「やめたくてもやめられない」といった、依存症とは異なります。アルコール依存症、ギャンブル依存症、薬物依存症などは医学的にも治療が必要とされている精神疾患の一種。専門家と相談すべきものです。

 一方、ブランケット症候群の場合は、身近な人がなっていたら、理解して見守ることが大切です。無理に止めさせることは避け、焦らず向き合って、根本的な原因を解消する努力を一緒にするのが効果的です。

 

5:まとめ

誰にでも、何かに頼りたいということはあるもの。そう考えると、ブランケット症候群は恥ずべきものではないと思います。

もし自分にその症状が見られて、思い悩んでいるという場合は、なぜブランケットが手放せないのか、その原因を考えてみてくださいね。