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やればできる子をできる子に!職場の困ったちゃんを育てる方法

月野 はる

月野 はるH.Tsukino

目次

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1:私、ホントはやればできる子なんです…

自称「やればできる子」という人って、案外多いんですよね。学生時代は優秀だったり、昔はバリバリ働いていたり。でも、今はなんとなくやる気がでなくて、やらない子です。

能力はあるのにそれをうまく活用できていない姿を見ると、もどかしさや苛立ちを感じてしまいますよね。今回は、そんな「やればできる子」について、探ってみましょう。

「私、ホントはやればできる子なのに……」という自覚がある人も、この記事をきっかけに自分の上手なコントロール方法を探ってみてください。

 

2:子どものころから?やればできる子の特徴5つ

まずは、やればできる子の特徴から見ていきましょう。

(1)向上心がない

やればできるのにやらない理由のひとつに、そもそも向上心がないということがあります。今のままでいい、別に目標や夢もない、といった冷めた目線で世の中を見つめているのでしょう。こういうタイプの多くは「そこそこ問題なく生きていければいい」などと言ったりします。そういった考え方の場合、いくら能力が高くても発揮されることはないでしょう。

(2)マイペース

マイペースで我が道を行くタイプの「やればできる子」もいます。好きなことや、やる気が高まったことは集中して取り組め、大きな成果をあげることも。でも自分が興味のない場合は、まったくやる気が出ないのです。

(3)プライドが高い

プライドが高いため、できないことに対して「やればできるけど、やっていないだけ」とうそぶくタイプもいます。

プライドが高い人は、自分が評価されなかったり負けてしまうことに耐えがたい苦痛を感じます。全力を出してもうまくいかなかったとき、自分の能力を否定されるのが怖いんです。そうなってしまうくらいなら、「やらないだけ」で「できないわけではない」という言い訳ができる状態にいたほうが安全で居心地もいいというわけ。

(4)集中力がある

やればできる子は、集中力が高いという特徴があります。集中力があるので、やれば平均よりもずっと良い成果を残しやすくなります。ただし、それは「やれば」という仮定の上に成り立っています。つまり、やる気がでなければ、成果はあがりません。素晴らしい集中力も宝の持ち腐れですよね。

(5)考えが甘い

やればできる子は、やればできるだけに、今までの人生も、なんとなくうまく乗り切ってしまったという成功体験があります。その結果、そんなに頑張らなくても大丈夫、なんとかなるだろう、といった甘い考えの持ち主になってしまうことも。

 

3:職場にいる「やればできる子」をできる子にさせる方法

職場にいる「やればできる子」をできる子に変えるにはどうしたらいいでしょうか。エピソードをもとに参考になりそうな情報をご紹介します!

(1)好きなことをやらせる

「頭がよくて要領もいいのに、いつも手抜き仕事をしてしまう同僚がいました。いざという場面では能力を発揮するのですが、日々の仕事に対するモチベーションはかなり低め。

結局転職しちゃったんですが、今ではすごく成果をあげているそうです。本人に話を聞いたら、”単純に好きなことだからやる気がでるだけ”と言っていました。

うちの会社も、彼女が何を好きなのか、やりたい仕事は何なのか、もっと聞き取って反映することができれば優秀な社員を手放すこともなかったのになぁと残念な気持ちになってしまいました」(Iさん・26歳男性)

(2)上司が変わったら本人も変わった

「外国人の社員さんが、やる気がでない、日本人との働き方が合わないと愚痴をもらしていて、辞めてしまうんじゃないかと思っていました。

しかし人事異動で、彼女の上司が変わったんです。新しい上司は彼女から何が合わないのか、どこがやりたくないのかなど、悩みを真剣に聞き、柔軟に応じていきました。そしたらどんどん彼女は明るくなり、仕事を楽しそうにするようになっていって……。本当に驚きました!」(Sさん・31歳女性)

(3)責任のある仕事を任された

「自分で言うのもなんですが、私はやればできる子キャラでした。仕事なんて頑張っても頑張らなくても給料は同じなんだから、問題が起きない程度にやればいいやって思っていて。でも責任のある大事な仕事を任されたとき、信頼してもらえていることやクライアントの気持ちを背負っている実感が持てたんですよね。それで、初めて頑張る気になれたんです」(Kさん・26歳女性)

(4)ご褒美を与える

「やっぱりやる気を出させるにはご褒美が必要なんですよ。子供ならおもちゃやおやつでしょう? 大人にはやっぱり、給料アップやボーナスでしょう。つまり、お金。うちの会社はもともとは普通の給料形態だったんだけど、成果報酬型のボーナス制度を取り入れてから、業績が飛躍的にアップしました。みんなやればできる子だったんですね(笑)」(Tさん・37歳男性)

(5)褒める

「社会人になるとできて当たり前って雰囲気があるけど、俺の職場ではいいことをしたり、営業が成功したりしたら、お互いに社員が褒め合うんだよね。あと、何かにつけて表彰してくれる。俺も業績トップで表彰されたんだけど、それがモチベーションになって、その後も売り上げが面白いように伸びたんだよね。表彰式では、みんなの前でめちゃめちゃ社長から褒められたから、ついつい嬉しくなっちゃって。

褒めるのって、そんなに労力もかからないし、お金だってかからないんだから、どんどん取り入れるべきだと思いますよ」(Kさん・25歳男性)

 

4:まとめ

やればできる子な周囲の人や、自分を上手に「できる子」に導いてみると、驚くほどの成果を発揮する可能性もあります。「やればできる子」は可能性に満ちていますので、頑張ってその能力を引き出す方法を考えてみませんか?