恋のなやみに効くメディア

不倫から結婚して幸せor後悔?不倫から結婚する略奪愛の体験談

並木まき

並木まきM.Namiki

©gettyimages

目次

隠す

1:略奪愛とは?不倫から結婚して幸せになれる方法ってあるの!?

略奪愛とは、文字どおり「略奪する愛」。

では「略奪」はどういう意味かというと、辞書には、

りゃくだつ【略奪】

暴力的にうばい取って自分のものにすること。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

とあります。

誰かと交際している人、あるいは結婚している人を、現在のパートナーから奪い取る行為なわけですか、乱暴な、正当性を欠く行為といえます。

では、そんな愛の行く先に幸せはあるのでしょうか。

 

2:不倫から結婚する可能性は低いけど…離婚してでも一緒になりたい男女の特徴4つ

不倫の恋というのは、その多くは遊びの恋。結婚へと進む関係は、実際のところ稀です。しかし、既婚者に「離婚してでもこの人と一緒になりたい」と思わせる人もいます。ここでは、そんな男女の特徴をご紹介します。

(1)常に絶対的な味方でいてくれる

人間とは自分への深い理解を示し、常に共感してくれる相手に好意を抱くもの。そして、「何があってもこの人は自分の味方でいてくれる」と感じさせてくれる人に対しては、深い愛情と執着をもちます。不倫相手にこのような感情を抱くと、既婚者でも「離婚して、この人と結婚したほうが自分は幸せなのではないか」と思ってしまうでしょう。

(2)運命を感じさせる

特に「これ」という具体的な理由はなくとも、不倫相手に対して直感的に運命を感じた場合「離婚して一緒になりたい!」と考える既婚者も珍しくありません。例えば、約束していないのにバッタリ会う、好きなものがピッタリ同じ、過去に出会っていた、同じ場所に訪れていたことがある、誕生日が同じなど……。また、相手に運命を感じさせることを、テクニックとして習得している略奪愛上級者も存在します。

(3)パートナーよりも居心地がいい

正当なパートナーといるよりも居心地がいいと感じさせてくれる人に対しても、離婚をして一緒になりたいと考える既婚者も少なくありません。怒らない、責めない、愚痴らない、非難しない……などなど、そういう相手には相性の良さを感じ「この人とのほうが温かい家庭を築けそう」などと思ってしまいます。まぁ、結婚したら同じだったということも多いのですが……。

(4)「自分がいないとこの人はダメだ」と思わせる何かがある

既婚者から見て「この人は自分がいないとダメだ」と感じさせる不倫相手も「離婚してでも一緒になりたい」と思わせるタイプでしょう。「自分じゃないとダメだ」という妙な義務感を覚え、家庭を捨てる既婚者もいるのが実情でしょう。めちゃめちゃ頼ってこられたり、自分と一緒にいるときだけ幸せそうな雰囲気だったりするとイチコロです。

 

3:既婚者が本気の恋!離婚して不倫相手と結婚したエピソード

続いては、離婚して実際に再婚まで至った人たちのエピソードをご紹介します。

(1)子持ち男性と略奪婚

「今の夫と出会ったときには、夫には家庭があり、子どももふたりいました。お酒の勢いで飲み会の帰りに肉体関係をもってしまったのが始まりでしたが、デートを重ねるうちに、彼が家庭にかなり不満を抱えていることを知りました。

で、夫婦仲について相談を受けているうちに、彼のほうから“もしも離婚したら、僕と結婚してくれる?”と話が……。すでに気持ちが盛り上がっていた私は、迷わず“イエス”と答えたんです。離婚協議の中で、子どもは彼が引き取ることになったので、私はいきなり二児の母になりましたが、子どもたちも懐いてくれて。幸せに暮らしています」(36歳女性/専業主婦)

(2)浮気相手と結婚して幸せ

「以前の妻はいわゆる“鬼嫁”で、家庭には安らぎも癒しも皆無でした。そんなときに、行きつけの飲み屋で今の妻と知り合って意気投合。最初から、直感的に“このコと最終的に結婚するかもな”という不思議な感覚がありました。

半年くらいは不倫関係にあったのですが、いつまでも日陰の立場でいさせるわけにはいかなかったこともあり、当時の妻に離婚を切り出しました。子どももいませんでしたし、全財産を元妻に渡すことを条件に、あっさりと離婚が成立。

貧乏スタートの再婚でしたが、共働きだしコツコツと節約もして、今ではそれなりに生活も安定してきました。いろいろありましたけど、とても幸せなので、あのときの選択は間違っていなかったと思います」(42歳男性/建設)

(3)浮気相手と結婚して後悔

「僕は結婚は3回目で、今の妻とは不倫の末のゴールインです。と言うのも、不倫の関係でありながら、妊娠させてしまって。僕としては、離婚してまで一緒になろうとは考えていなかったので、動揺しましたね……。

けれど、当時の妻との間に子どもがいなかったことや、今の妻との間に産まれてくる命に罪はないという思いから覚悟を決めて離婚し、再婚しました。

当初から、家庭を捨ててまで一緒になりたい相手ではなかったからかもしれませんが、ぶっちゃけ今の家庭には不満だらけ。妻は浪費家で感情的で、家事もいいかげんすぎるので、再婚したことを激しく後悔しています」(48歳男性/経営)

 

4:成功まで4か月?短期決戦で不倫からの略奪婚を実現する方法

不倫から略奪婚に進んでいるカップルの傾向として、不倫が始まってから結論までが、“短期決戦”になるケース多いことが挙げられます。

もちろん例外はあるものの、長く不倫関係を続けてしまうと、不倫という現状に甘んじてしまうことや、既婚者側に「この人は不倫でもいいんだな」と感じさせてしまうことなども影響し、略奪までに至りにくいようです。

略奪愛を成功させるにあたっては、最初のうちに「不倫を長く続けるつもりはない」とはっきり伝えておくことや、既婚者側に本当に離婚する気があるのかの確認をしておくことも重要です。

 

5:離婚するまで会わない、連絡しないのが得策?不倫のデメリット3つ

当然ながら、不倫にはたくさんのデメリットがあります。代表的なものを3つご紹介します。

(1)相手の配偶者から慰謝料を請求される

不倫は、不貞行為として法律で裁かれる対象となり、慰謝料が発生する不法行為です。そして、裁判になった場合には、必ずといっていいほど、不倫したほうが負けます。ちなみに、弁護士費用等を別として、慰謝料は最低でも30万程度は覚悟しましょう。そして、そのお金を不倫相手が払ってくれることは稀です。

(2)「不倫する人」のレッテルを貼られる

不倫している男女は「非常識な人」「家族を裏切れる信用ならない人」などのネガティブな評価をされます。場合によっては、仕事上の評価などに響く場合もあります。

(3)罪悪感がつきまとう

不倫関係は、人の道に外れた行為です。既婚者側のパートナーの生活をメチャクチャにするだけでなく、親や子がそれを知れば、大きなショックを受けるでしょう。それに対する罪悪感に押しつぶされそうになる不倫男女は多いです。

 

6:不倫から結婚!略奪愛を描いたドラマ・映画

ちまたには、不倫からの略奪愛を描いたドラマや映画も存在します。ここでは、そんなドラマ・映画を3つご紹介します。

(1)『昼顔』

上戸彩さんが艶やかな演技を披露したことでも注目が集まった「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」の映画版。夫のいる女性が別の男性と恋に落ち、その関係に溺れて家庭を失った女性のその後が描かれました。ラストにショックを受けた人も多かったようです。

(2)『略奪愛』

主演は黒木瞳さんで、京都で実際に起きた事件がモデルになっています。親友の夫を奪い取る女性の愛憎劇は生々しく、スリリングかつサスペンスフル。もうドロドロです。

(3)『水曜日のエミリア』

ナタリー・ポートマンが主演のアメリカ映画で、不倫からの略奪婚をした女性の苦悩や、前妻との間の子どもとの関係が繊細に描かれている作品です。派手な演出はないけれど、不倫からの略奪婚のリアルを描いた映画としても人気があります。

 

7:不倫から結婚!略奪愛をテーマとする歌

略奪愛をテーマとした歌も存在します。ここでは、そんな歌を3選ご紹介します。

(1)「奪取」吉田美和

「奪取」は、「DREAMS COME TRUE」の吉田美和さんのソロ曲。愛する人が既婚者であることの切なさや、略奪愛における覚悟が歌われていて、不倫している人たちからの絶大なる共感を集めています。

(2)「予感」JUJU

ポップなメロディーに乗せて、不倫相手を略奪したい女心を歌い上げています。最初は多くを望まなかったはずの関係でも、いつしか略奪を夢見るようになるという女性心理がよくわかる曲です。

(3)「Tomorrow never knowsMr.Children

密かに略奪愛の歌として知られている名曲。略奪愛を目論んでいる男女ならば、ついつい共感してしまうような歌詞で、この曲をカラオケで感情移入しながら熱唱している人は不倫経験者……なんていう「あるある」も存在します。

 

8:不倫からの略奪は稀だけど現実にある!

不倫からの略奪婚は、稀ながらも現実にもある話です。しかし誰かのパートナーを略奪すれば、その裏で必ず誰かを傷つけ、悲しませることになるのは言うまでもないこと。「好き」という気持ちだけで突っ走り、たとえ略奪に成功しても、その先に幸せが待っているとは限らないのです。