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靴が臭い!重曹やドライヤー、10円玉など…靴の臭いを消す方法11選
松田優Y.Matsuda
目次
隠す1:靴が臭い!靴の臭いをとる方法は?
靴の臭いというものは、放置すればするほど消えにくくなってきて、いずれは履いている最中も臭いに悩まされることに……。
気になる靴の臭いをとるために、まずは身近にある消臭アイテムを上手に活用したり、靴の正しい洗い方をマスターしたりすることからはじめましょう。
2:靴が臭いときはこれ!臭い消しの粉3選
靴の臭いを取り除きたいものの、靴は洗うのが大変ですし、洗えないものもあります。でも、家にある意外なものを使ったり、消臭用に活用するおくだけで、イヤな臭いも手軽にとれる魔法の粉があるんです!
(1)重曹
重曹は、掃除や料理など幅広いシーンで使えるため、普段から愛用している人も多いアイテムです。
靴のイヤな臭いは、バクテリアの老廃物が原因で、酸性といわれています。重曹はアルカリ性なので、靴の臭いの原因となる酸性と合わさることで中和作用が働き、靴のイヤな臭いを消臭してくれます。
重曹を使用するときは、水に薄めてスプレー状にして振りかけたり、靴下やストッキングに重曹を入れて、靴に入れておくようにしましょう。
中でも消臭効果の高い重曹の使い方は、つけ置き洗いです。重曹を入れたぬるま湯に30分~1時間程度つけ置きしてから洗い流しましょう。
(2)お茶の葉やコーヒーの出がらし
重曹が家にないという人は、お茶やコーヒーを飲んだあとに残った葉っぱや出がらしを活用してみましょう。
お茶の葉には、抗菌・消臭効果の高いカテキンが多く含まれているので、靴の臭い消しにもぴったり。ひと手間かかりますが、出がらしのお茶の葉を天日干ししてフライパンで空炒りしたあと、ネットに入れて使用すると、カテキンの効果を最大限に利用できます。
またコーヒーの出がらしにも、酸性の臭いを吸収する効果があるといわれています。こちらもお茶の葉と同様、出がらしを一度乾燥させてから袋などに入れ、靴箱や靴の近くに置いておくと消臭効果が得られます。
(3)消臭パウダー
手持ちの靴が多い人や毎日同じ靴を履くことが多い人、部活動をする子どもがいて、家族の靴の臭いに悩んでいる人は、消臭パウダーをひとつ持っておくと安心です。
「消臭パウダー」はその名のとおり、臭いを消すためのアイテムなので、代用品を使うよりも高い効果が得られ、即効性も期待できます。
最近では「靴に直接振りかけるだけ」という靴専用の消臭パウダーが販売されています。臭いの根源にダイレクトに届くので、高い消臭効果が期待できるでしょう。
3:洗うだけで臭いはとれる?靴の正しい洗い方3つ
靴の消臭効果を高めたいなら、汚れごとキレイに落とすのがいちばんですが、正しい洗い方をしないと消臭・除菌効果は得られません。靴のタイプ別に正しい洗い方をマスターしておきましょう!
(1)スニーカーや布靴の場合
汚れや臭いがつきやすいスニーカーや布製の靴は、丸洗いすることができます。
やり方は簡単で、ぬるま湯に石鹸または洗剤を溶かし、30分~1時間程度つけ置きをします。その後、シャワーや流水で表面の汚れを洗い流し、ソールや表面部分をブラシでこすって、キレイにすすぎ落しましょう。
また、大切なのが乾燥方法です。
湿り気が残ったまま靴を履いてしまうと、臭いが発生しやすくなります。色落ちや日焼けをしないよう、日陰で時間をかけて、しっかりと乾燥させるようにしましょう。しかし、この方法の場合、ものによっては色落ちの可能性もあるので、アイテムに注意するようにしましょう。
(2)革靴の場合
革靴の場合、水洗いは基本的にNGです。
靴の表面は布、革靴専用のスポンジの順に使用して汚れを落とし、最後に乾いた布で表面と靴の中を拭くのが一般的です。消臭効果を得るためには、洗ったあとに風通しの良い場所に立てかけて干すようにしましょう。
また、革靴の中には稀にスニーカーと同様に水洗いできるタイプもあるので、手持ちの革靴が水洗い可能かどうか確認しておきましょう。
(3)スエードの靴の場合
スエードなど起毛のある靴も、基本的に水洗いは不可。そのため、表面の起毛をブラシでなでるようにやさしく擦って、付着した汚れやホコリを落とし、落ちない汚れがあれば、濡れた布などで拭き取るようにしましょう。
スエードの靴は水分が乾きにくいため、水気が残っていると臭いや雑菌を繁殖させる原因となってしまいます。
お手入れ後は、風通しの良い場所に立てかけて、靴の中の湿り気をとったり、消臭アイテムを活用するようにしましょう。
4:洗う以外の方法も?今すぐできる靴の臭いを消すアイテム3つ
靴を洗っている時間がない場合は、手軽にできる消臭アイテムを活用しましょう。家にある意外なもので、靴の臭いを簡単に消すことができるんです。
(1)ドライヤー
雨の日や長時間靴を履いたあとは、靴が蒸れ蒸れで、イヤな臭いも大量発生! そんなときは、ドライヤーで乾かすことで臭いをやわらげることができます。
靴のイヤな臭いは、臭い成分が蒸発することによって発生します。ドライヤーの熱風を当てると、蒸発に先手を打ち、臭いの発生を防ぐことができるのです。
ただし、靴によっては熱風によって傷んでしまう場合があるので、靴の素材には注意が必要です。
(2)10円玉
「10円玉で靴の臭いがとれる」という話を聞いたことはありませんか?
10円玉の95%は、抗菌作用の高い銅でできています。そのため、10円玉を靴の中に入れると靴内の水分に反応して銅イオンが発生し、バクテリアなどの雑菌を分解して消臭効果につながるといわれています。
数枚でも効果は得られますが、しっかり臭いを消したいときは10枚~20枚程度用意するのがおすすめです。
(3)消臭スプレー
衣類用に消臭スプレーを常備している家庭も多いのではないでしょうか?
CMで宣伝されているように、消臭スプレーの中には靴にも使用できるものが多いので、衣類に吹きかけるついでに靴にも吹きかける習慣をつければ、臭いの発生を抑えることができます。
しかし衣類用の消臭スプレーは一度に出る水分量が多いため、湿り気が残ってしまうので注意しましょう。靴用の消臭スプレーであれば霧状なので、湿り気を残さず消臭効果が得られます。
(4)新聞紙
靴のイヤな臭いは、通気性がなく、また高温&多湿であるほどに発生しやすくなります。
そこで吸湿効果の高い新聞紙が活躍してくれます。
新聞紙などの紙類を靴に入れることで、湿気や臭いが吸収され、靴の中が乾燥した状態になります。
また、新聞紙に使用されている黒インクには消臭効果もあります。普段から新聞をとっているという人は捨てずに常備しておき、帰宅したら靴に新聞紙を詰めるのを習慣にすれば、消臭効果が期待できそうです。
(5)木製のシューキーパー
革靴やブーツは、長時間履くほど靴の中が蒸れやすく、多湿になりがち。木製のシューキーパーは新聞紙と同様に、吸湿性に優れているので、靴の中の湿り気をとり、臭いの元凶を取り除いてくれます。すぐに臭いが消えるわけではありませんが、使い続けることで効果を発揮します。
また、シューキーパーは履きジワを伸ばして靴本来の形をキープする効果もあります。お気に入りの1足を臭いなくキレイに履き続けるためにも、革靴やブーツにはシューキーパーを活用するようにしましょう。
5:まとめ
靴を脱ぎ履きするたびにイヤな臭いがすると、なんだか汚いものに思えてしまいますよね。
自分でも気づくということは、他の人も臭いに気づいているかも……。大人のエチケットの一環として、靴の臭い対策はこまめに行うようにし、常に清潔な状態を保つようにしましょう。