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呪いの言葉を口にしていない?自分を縛りつける呪いの言葉とその解き方

月島もんもんM.Tsukishima

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目次

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1:呪いの言葉は本当にある?

「呪いの言葉」と聞くと、いわゆる「呪詛」や「呪文」などを想像するかもしれません。しかし、現代にも呪いの言葉は存在しています。

例えば、「仕事を辞めたい」という人に上司などが「これくらいで音を上げるようじゃ何をやっても続かないぞ」と言葉をかけているシーンを目にしたことはありませんか。

これこそが現代における呪いの言葉。今の仕事が続かないからといって、次の仕事も続かないとは限りません。冷静に考えれば、そんな言葉を真に受ける必要なんてないのです。しかし、ついその言葉に縛られてしまい、行動が制限されてしまう……それが呪いの言葉です。

こういった言葉は現代にゴロゴロと転がっています。どういった言葉があるのか見ていきましょう。

 

2:呪いの言葉一覧!自分を縛り付ける呪文5つ

他人から受け取る呪いの言葉があるように、自分で自分のことを縛りつけてしまう言葉もあります。男女に聞いてみました。

(1)「どうせ」

「“どうせ”という言葉は口にしないようにしています。努力すればできることも、“どうせ”と口にしてしまった瞬間に、諦めの気持ちが芽生えるから。“どうせ”と口にするよりも、“ダメでもともと”と口にするほうがやる気が出ます」(Yさん・28歳男性)

劣等感から出てきてしまうのかもしれませんが、それを口にしてしまうと、チャレンジできなくなってしまいます。

(2)「あなたのため」

「いかに親切心で人にアドバイスをしたり、何かをしてあげたとしても、“あなたのため”って言ってしまったら台無しだと思います。それって要するに“あなたのためにしてあげたんだから、私の言うことを聞け”ってことでしょ。その瞬間に、親切ではなくなってしまうと思うんです」(Tさん・26歳男性)

「あなたのため」と言ってしまった瞬間に、見返りを求める行為となってしまいます。「あなたのためにしてあげたのに」という言葉はかえってあなたを貶めてしまいます。

(3)「忙しい」

「私は“忙しい”って言葉はなるべく言わないようにしています。時間は作るものだと思うので、忙しさを理由にした時点で、それ以上の進歩がなくなってしまう気がするからです」(Eさん・27歳女性)

例えば「忙しいから恋愛できない」と口にしてしまっている人、いますよね。 忙しくて本当にどうしようもないときもありますが、忙しさを言い訳に、時間を作る努力をしなくなってしまったら、どんどん恋愛から遠ざかってしまいます。忙しさを理由に何かを諦めるのではなく、まずは時間を作る努力をしてみてはどうでしょうか。

(4)「無理」

「“無理”とか“できない”っていう言葉は、自分の可能性を狭めてしまう言葉だと思います。チャレンジもせずに“無理”っていうのは論外だと思うので、自分はチャレンジしてから結論を出すようにしています」(Gさん・28歳男性)

例えば仕事ができる人を真似して、その人と同じスキルを身につけようと同じやり方にチャレンジしてみたことありませんか。そして、全然うまくいかないこともあります。そんなときでも、「無理」と言ってしまえば、それ以上の成長は望めません。もしネガティブな気持ちが出てきても「“今は”できない」という言葉を使うといいですよ。

(5)「〇〇したい」

「願望を口にするときに“〇〇したい”ってつい言ってしまいがちですけど、良くないなって思います。“〇〇したい”ってことは、“したいけど、今はできない”って言ってるようなもの。本当にしたいなら、すぐ行動に移すべきなんです。だから僕は“〇〇したい”じゃなくて“〇〇する”って言うようにしてます」(Kさん・26歳男性)

「したい」のほかにも「夢」という言葉の使い方にも要注意。夢には、現実とは対極のイメージがあるため、「今の自分からは遠いもの」「今の自分とは別世界のもの」と潜在意識が受け取ってしまいます。「夢」は「目標」と言い換えるといいでしょう。

 

3:呪いの言葉…その解き方3つ

それでは今度、呪いの言葉の解き方をご紹介しましょう。いろいろな人からお話を聞いてきました。

(1)人とは違う部分を見つける

「自分の中に、他人とは違っている部分を見つけておくといいと思います。個性とか、人よりも優れている部分とかを見つけて、そこを磨くんです。他人の言葉に影響を受けてしまうのは、自分と他人があまり変わらないと思っているからでしょう。

自分は他人と違うってことがわかれば、他人の言葉は参考程度に受け止められるようになると思います」(Mさん・28歳男性)

人は誰しも、他人とは違う部分を持っています。それが自分でわかっていれば、他人から何を言われても、必要以上の影響を受けないようになるはず。勘違いしてほしくないのは、特別だというわけではなく、個性を伸ばしてユニークな存在になろうということ。

(2)自分を信じることをやめる

「一般的には、自分を信じることっていいことだと言われていますよね。でも、それが世界を狭めてしまっていると思います。“人から何を言われようと自分が正しい”ってなって人の意見を聞かなくなったり、その逆に“自分は間違っているんじゃないのか”って自信をなくしたり……。だから、他人も自分も間違うことがあるくらいの感じでちょうどいいと思います」(Mさん・34歳女性)

絶対的な価値基準を作ってしまうと、その基準に振り回されてしまうことがあります。何が正しいのか、何が間違っているのかをその都度判断できるようにしておくことが大事。

(3)今を大切にする

「ありきたりではあるんですけど、“今を大切にする”っていうことが重要だと思います。未来のことを考えて不安に駆られたり、恐れを抱いたりする人が本当に多い。やりたいことにチャレンジできなくなってしまったり、他人の言葉に必要以上に動揺してしまったりするのは、そういう部分が原因の一部だと思います」(Tさん・29歳男性)

例えば、10年後の自分を想像してみてください。「今」のあなたにとっては10年後の未来ですが、10年後の自分にとっては紛れもない「今」のはず。だからこそ、今を大切にすることが重要になってきます。未来はどうでもいい言っているわけではありません。今を大切にするからこそ、それが未来に繋がるのです。

 

4:『呪いの言葉の解き方』という本も!その内容は?

現代の呪いの言葉についてご紹介してきましたが、『呪いの言葉の解き方』(上西充子著) という本もあるんです。

親から「文句を言うな」と言われたり、友達から「怒るってことは図星だからでしょ?」と言われたり。また、お子さんがいる人は「母親なんだからしっかりしなさい」などと言われたことがあるかもしれません。このように、たとえ理不尽なことであっても、受け入れなくてはいけないようなセリフこそ、呪いの言葉。

特に労働に関する問題やジェンダーに関する問題、政治に関する問題というのは誤解が生じやすいもの。そんな分野の呪いの解き方を教えてくれるのがこの本です。

 

5:まとめ

呪いの言葉というのは、一見すると正論のように聞こえるもので、結果として思考を止めてしまうような強さを持っています。決めつけたり、偏った目線でものをみずに、フラットな気持ちでいられれば、呪いの言葉をはねつけるたくましさが身につくかもしれませんね。