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一目惚れをする心理4つ!男は一目惚れした相手のほうが長続きするって本当?

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

目次

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1:一目惚れの心理とは?

一目惚れとは、一度会っただけでその相手のことを好きになってしまうということを意味します。つまり、相手のこと、特に性格や内面のことをまったく知らないのに、初対面で相手のことを好きになってしまうということです。

では、どうしてそんなことが起こるのでしょうか。そこには、人が恋に落ちる理由が影響しています。ここでは、一目惚れに関係しそうな、人を好きになる理由を紹介します。

(1)帰属理論の帰属錯誤

人は、自分の心理的もしくは生理的な状態によって、誰かを好きになることがあります。例えば、人は生理的に興奮状態のときに恋心が生まれやすいといわれています。いわゆる「吊り橋理論」ですね。

生理的に興奮しているとき、その興奮の理由がわからないまま、近くに異性がいると、その興奮をその異性に対する恋心によると思い込んでしまうのです。これを専門的には、「帰属理論の帰属錯誤」とよんでいます。

(2)認知的不協和理論

また、人は自分の行動によって、誰かを好きになることがあります。例えば、誰かが助けを求めたときにその人を助けると、人は助けてあげた人に好意をもつようになるのです。映画で、命の危険があるような場面で盛り上がって恋に落ちてしまうのは、これが理由です。専門的には、「認知的不協和理論」とよぶのですが、初対面の相手にも起こり得ます。

(3)自己評価の低下

ちょうど自分が自信をなくしているとき、見ず知らずの人でも優しくしてくれたり、慰めてくれたりすると好意をもつことがあります。

(4)相手の容姿がいい

相手の容姿、つまり顔やスタイルがいいと好きになってしまうことがあります。これこそまさに、一目惚れの真骨頂というべききっかけです。ですが研究によれば、外見の美しさのポイントは、顔やプロポーションが中心ではあるものの、身だしなみや立ち振る舞いといった態度や心掛けも、要素として含まれるとされています。

 

2:固まる?一目惚れしたときの表情・しぐさ・行動4つ

では、誰かに一目惚れをしたとき、いったい表情や仕草、行動にはどんな変化が現れるのでしょうか。

(1)心拍数が上がる

人は、生理的に興奮状態のときに恋心が生まれやすいといわれていることを紹介しました。興奮状態というのは、つまり心拍数が上がっている状態です。なんとなく、好きな人に会ったらドキドキするのは、アニメやドラマの世界のできごとではなく、実際に起こっているのです。

(2)顔が赤くなる

興奮しているときは、顔が赤くなるということがあるでしょう。アニメやドラマだと、「火照ってる」という表現をしたりしますが、興奮と同時に、緊張も相まって、顔が赤くなり、なんとなく熱いという状態になります。

(3)瞳孔が開く

これはなかなかジャッジが難しいのですが、人は自分が興味をもった対象が目の前にあるとき、それをじっくり見ようと瞳孔が開くというふうにいわれています。

(4)目がキラキラする

よくアニメだと、目がハートになったり、キラキラしたりしますよね。もちろん現実には、目がハートのカタチになったりすることはありませんが、キラキラするということは現実にも起こります。

というのも、恋愛でドキドキしているときには、ドーパミンという物質が分泌されます。そしてこのドーパミンの影響で、目がキラキラして見えるということが起こるんです。

 

3:男が一目惚れした相手と長続きする理由

一部のインターネット界隈では、「男子は一目惚れした相手と長続きする」ということがいわれているようですが、これはハッキリいってウソです。まぁ、ウソとまで断言するのは乱暴かもしれませんが、恋愛心理学の研究から考えていくと、長続きするどころか、むしろ短命で終わる運命です。

というのも、例えば、生理的に興奮状態のときに恋心が生まれた一目惚れの場合、その興奮がおさまれば恋心も冷めていきます。サンドラ・ブロックが主演した映画『スピード』では、危険な状況下で生まれてた恋は長続きしないという意味の会話がなされるのですが、これも生理的興奮が冷めたり、危険な状況で誰かを助けて恋に落ちても、安全な状況になるとすぐ冷めてしまうということを言い表しています。

まぁ、いずれにしても一目惚れは長続きしません。もちろん、恋に落ちるきっかけとして一目惚れは悪くはありません。ですが、その後もちゃんと恋愛関係を維持していくことには、一目惚れかどうかは関係ないんです。

 

4:心理学的アプローチ!一目惚れした相手をデートに誘う方法3つ

さて、一目惚れした相手をデートに誘うにはどうしたらいいのでしょうか。いくつか、その方法を提案してみたいと思います。

(1)好意を相手に伝える

まず、何よりも大事なことは、自分が一目惚れの相手に対して好意(=好き)をもっていることを伝えましょう。よほどじゃない限り、「好きです」といわれて嫌な気持ちになる人はいません。それに、好意には返報性(人から何かしてもらったとき、何かでお返ししないと悪いと思ってしまう心理効果)があるので、好きということで、相手にも好きになってもらうチャンスが増えます。

(2)しっかりとデートがしたいという意図を伝える

デートなのか、それとも友達として食事をしたいだけなのか、何がしたいのかよくわからないデートの誘いをする人がいます。これだと、相手に意図が伝わりません。デートに誘うときには、ちゃんとデートに誘いたいんだという意図をわかるように伝えましょう。

(3)ちゃんと逃げ道を残してあげる

これもよくあるのが、強引にデートに誘ってしまうケース。けっこう、迷惑ですよね。好きになったのはこちらの都合で、一方的に好きになっているときに、相手の都合も考えず、自分の気持ちを押しつけたり、無理やりデートに誘ったりするのはやめましょう。デートの誘いというのは、マナーが大切です。

 

5:まとめ

繰り返しになりますが、恋に落ちるきっかけとして一目惚れは悪くはありません。ですが、その後もちゃんと恋愛関係を維持していくことには、一目惚れかどうかは関係ないんです。