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毒親育ちの男女の特徴は?毒親に育てられた人の恋愛や結婚

青木 エイミーA.Aoki

目次

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1:毒親育ちとは?

「毒親」とは、その名のとおり、子供にとって害をなす親のこと。そんな親のもとで育った子供が、自らを回顧するときに「毒親育ち」と言うことが増えています。

毒親といってもさまざまで、過干渉、自らの価値観やルールの押しつけ、ネグレクト、自尊心や人権の軽視など、さまざまな行動にあらわれます。

またこれはあくまで一例であり、子供の生育にとって有害なことをするような親であれば、それは毒親と言えるでしょう。

 

2:毒親育ちの男性・女性の特徴3つ

子供であれば、親の言うことに素直に従うもの。だからこそ、毒親を持ってしまうと、大きくなってからさまざまな弊害が出てしまいます。「類は友を呼ぶ」と言いますが、筆者の周りには、毒親育ちが集まりがち。

そんな彼らの特徴を踏まえつつ、毒親育ちの男女の特徴についてまとめてみました。

(1)頑張りすぎて疲れきってしまう

親から素直な愛情を注がれないとき、子供は親に興味を持ってもらおうと必死で頑張る傾向があります。それが勉強だったり、スポーツだったり、仕事だったり……、褒めてもらおうと休む間もなく、頑張り続けます。

その結果、休むのが苦手になってしまうのが特徴のひとつ。体調が悪くて、学校や仕事を休むときでも、罪悪感に苦しんでしまいます。この感覚が親元を離れても続いてしまい、頑張りすぎて心がすり減ってしまうということも多くあります。

(2)世間の「当たり前」が理解できないことがある

筆者がリサーチしたところ、特にネグレクトの家庭に多いのが、世間の「当たり前」が大人になっても理解できないこと。

親を見ながらなんとなく覚えることが習得できていないので、大人になってからでも世間の当たり前がわからず、失敗したり、怒られたり……と、つまずくことが出てきてしまいます。そこで自尊心が失われ、「みんなが当たり前のように知っていることを自分は理解できないのではないか……」という不安や、それによってどこで失敗するかわからない恐怖と戦い続けることになります。

(3)人との距離の取り方がわからない

人との距離感というのは、家庭から学べるところも大きいもの。毒親と過剰に密接したり、逆に振り回される経験をすると、人との距離感をつかむのも苦手な傾向になりがちです。

また、毒親に性格上の問題がある場合、親同士の付き合いを見る機会がほぼありません。それによって、“大人の付き合い方”を学ぶ機会も得られないのです。

なんとなく肌感で覚えるべき「人との距離感」がわからない……。そうなると、大人になってからでも切り替えられず、他人と一線を引いてしまったり、逆にものすごく依存しがちになったりと、ちょうどいい距離感がわからない人が多くなるのです。

 

3:依存が多い?毒親育ちの恋愛傾向3つ

毒親育ちは、恋愛においても特徴が見られます。当事者の人たちに話を聞いてみました。

(1)自分を大切にしてくれない相手と恋愛しがち

「毒親持ちって、不遇な環境に身を置いていたから、それが当たり前になっちゃっていて、ダメ男に引っかかりがち。恋人から雑な扱いをされても、それがおかしいことに気づかないんです。

あと、自分では普通の家庭に憧れているんだけど、結局、自分の家庭と似たような育ちの人と付き合うことが多いですね」(Aさん・24歳女性)

(2)恋人といえど一線を引く

「親のことをまったく信用できないんです。最近はお金の援助のことしか言われないし、ちょっと拒否すると、人格も存在すらも否定するような言葉を延々と浴びせられて……。

だから、他人同士で思いやりを持つことが信じられないんですよね。たとえ恋人であっても、一線を引いてしまいます。期待すれば傷つきそうだから、どこかで心のブレーキを踏んでしまっているような気がします」(Sさん・26歳女性)

(3)信頼関係ができたら依存しがち

「恋人とすぐに打ち解けることはできないけれど、“この人、本当に自分を大切にしてくれるんだ”と思ったら、めちゃくちゃ特別な関係に思えてしまいます。

気づいたら、家族よりも大事な存在に思えて、思いっきり依存しちゃうんですよ。そのせいで、“重い”って言われて、フラれたことが何度もあります」(Nさん・23歳女性)

 

4:子供はいらない?毒親育ちの結婚観の特徴3つ

辛い家庭で育った場合、どういう結婚観になるのでしょうか? 引き続き当事者の人たちにお話をうかがいました。

(1)親が納得する相手としか結婚しない

「うちの母、ちょっと私に依存しているんです……。だから私が結婚するときも、相手選びにアレコレ口を出してきたし、彼氏を紹介しても、マイナスなことばかり言います。

たぶん、結婚するのが嫌なんだと思います。でも、母の意向に反して誰かと勝手に結婚したなら、一生ネチネチと言われそう……。だから、本当は自分が結婚したい人と結婚したいけれど、親が納得しなかったら無理だと思っています」(Aさん・24歳女性)

(2)とにかく早く結婚したい

「とにかく結婚が早い子が多い気がします。それは多分、早く親から解放されたいからでしょう。

自立したら自由になると考える人もいると思いますが、毒親っていつまでも子供を自分のモノだと思っているから、自由にさせてくれないんですよね。結婚すること自体大変だけれど、家庭があればそれを理由に距離が取れます」(M・23歳男性)

(3)子供が欲しくても育てられる自信がない

「毒親持ちは子供が欲しくならないってよく言われますよね。それって多分、半分は事実で、半分違うと思うんです。

というのも、まともな家庭で育ってないから、育児に自信が持てないんですよ。こんな親に育てられたら辛いよねっていう諦めや、どう育てていいかわからないっていう不安が根底にあります。父親が頑張ってくれればいいけれど、それでも子供を不幸にしてしまうのではないかと不安なんですよね……」(Kさん・27歳女性)

 

5:毒親育ちの人生がわかる漫画・ブログ・本3選

最近では、毒親育ちの実体験を記した書籍やブログが多く見られるようになってきました。ここでは、特に毒親育ちがどういう家庭で育ったか、その後どういう人生を歩んでいるかわかる漫画やブログ、本をご紹介します。

(1)『毒親の棄て方』スーザン・フォード著、羽田詩津子訳(新潮社)

「毒親」という言葉を作ったスーザン・フォード氏が書いた書籍は、毒親を理解するには最適な書籍です。恋愛や結婚、仕事でのトラブルなど、毒親育ちなら「そうなんだよ。そこで困るんだよ」と思わず共感してしまうような、毒親育ちの実態が綴られています。

タイトルは『毒親の棄て方』と強烈ですが、毒親でも親である以上、関係を簡単に断つことができません。しかし毒親育ちとしては、親と離れる感覚は「棄てる」覚悟に近いため、決して誇張表現ではないと筆者は思います。

(2)『それでも親子でいなきゃいけないの?』田房永子(秋田書店)

田房永子氏は『母がしんどい』というエッセイ漫画が共感を呼びましたが、その後を書き記した作品がこちらです。

父、母、伯母、祖母と登場する多くの人たちがどこかしら毒を持っています。「毒親」と一括りにしてしまいがちですが、それぞれが持つ毒とは何か考えさせられる作品です。

壮絶な家庭について語っても「親は大事にしないと」「それでも愛してくれてるんだから」と言う人が多いですよね。タイトルでも訴えられていますが、作品を読むと改めて家庭というものを考えさせられます。

(3)最強の毒親育ちの夫と結婚してしまった私

毒親育ちではなく、毒親育ちをパートナーにした「たたみ」さんが綴るブログ。毒親育ちが結婚して、数々のトラブルを起こしてしまう様子が赤裸々に明かされています。

気持ちの整理をするために書かれた本ブログは、本人も「嘘だと思われるかもしれないけれど」と前置きをしているほど壮絶なことの連続……。出産後すぐに離婚調停が起こったり、パートナーのことを「カス」と呼んだりと、さまざまな問題が発生します。毒親育ちの人と結婚するなら、結婚後のことも十分に視野に入れたほうがいいでしょう。

 

6:まとめ

毒親持ちというには、決して本人が悪いわけではありません。それなのに、生きにくさを抱えている人も多く、人生における弊害が多いと筆者は考えています。またときには、周囲の人を巻き込んでしまうことも考えられます。

大切なパートナーや友達として、もし毒親育ちの人に寄り添う覚悟なのであれば、そんな彼らの生育環境や人とずれてしまった部分について、理解してあげてほしいと願っています。