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上から目線な人の心理をズバリ解明!あなたは大丈夫?上から目線の診断法も

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

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目次

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1:上から目線とは?

(1)上から目線の意味

それでは、まず「上から目線」とはどういうことなのか、その意味を考えて見ましょう。辞書で調べてみると、

上(うえ)から目線(めせん)

俗に、上の立場の者が下の者に対して示す言動。人に対して露骨に見下した態度を取ること。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

どうやら、上から目線にはふたつの意味があるようです。

ひとつめは、会社の上司や先輩など、立場が上の人が下の人に対してする物の言い方や接し方。これには、どんな物の言い方や接し方かは関係がないようです。

そしてふたつめは、立場の上下は関係なく、人に対して露骨に見下した態度を取ること。例えば、偉そうに話したり、相手をバカにしたように話しかけたり、そういう態度をとることです。普段から使っている「上から目線」は、こっちの意味ですよね。

(2)上から目線を英語でいうと?

ちなみに、上から目線を英語でいうと、「looking down on」とか「「full of oneself」とか、「arrogant」という言葉が相当するようです。「looking down on」というのは、単語を見ればわかるように「見下す」という意味です。上から見るということは、結果的には見下しているわけですから、日本語としても両者は同じ意味ととらえていいでしょう。

他にも、英語で上司のことを「boss」といいますが、ここから派生して「bosses」というと、「上から目線」という意味の言葉にもなるんです。

 

2:上から目線だと思われる発言や態度など特徴4つ

さて、それでは上から目線だと思われる発言や態度など特徴について考えてきましょう。

(1)物事の勝ち負けにこだわる

上から目線の人は、物事の勝ち負けにこだわるタイプが多いです。そして、自分が勝ってる前提で周囲の人に接します。

例えば、友達が「このあいだ、東京ディスニーランドに初めて行ってきて……」と言ってきたら、「私は毎年行ってるし、なんなら東京ディズニーシーも行くし、そのときは必ずパーク内のホテルミラコスタの泊まるのよ」と自慢したり。

何気ない会話であっても、自分のほうが勝っている、優れていると自慢せずにはいられないのが、上から目線の人の特徴です。

(2)人の話を聞かない

上から目線の人って、人の話を聞かない対応をする人が多いです。人の話を聞かないというよりも、自分の話をしたくて仕方ないタイプですね。そもそも人の話を、自分が話すのための振りくらいにしか思っていません。なので、話を途中で遮って話し出したりしますし、そもそも相手と会話をする気がないんじゃないかなという気さえします。

(3)意識高い系

「意識高い系」というのは、ネットやテレビなどでよく見かける言葉です。いわゆる「実際は大して凄くもないのに、自分をすごく見せようとする」人を揶揄する言い方ですね。自分をすごく見せようとすること自体が、周囲の人を見下しているわけです。結果的に言動は上から目線になり、相手をバカにしているような感じになります。

「今の時代、◯○していないなんて、ありえないわ」とか、「◯○は知ってて当たり前」とか言う人は、間違いなく意識高い系ですし、上から目線な人です。

(4)聞いてもいないのにアドバイスしてくる

お節介な人とはまた別です。お節介な人は、優しかったり、人の世話を焼くのが好きという人が多いのですが、上から目線な人の場合は、感謝をされたいとか、「すごーい!」と羨望の眼差しで見てほしいという、私利私欲的なところがあります。

なので、頼んでもいないのに手伝ってきたり、聞いてもいないのにアドバイスしてきて、そのくせこちらが過剰にリアクションしないと不機嫌になる人が多いでしょう。

 

3:なぜ偉ぶるの?上から目線な人の心理3つ

上から目線な人は、どうしてそんな言動をしてしまうのでしょうか。

(1)自分に自信がない

自分に自信がないと言うと、「えー、自分に自信があるからこそ、上から目線なんでしょ?」と言われそうですね。ですが、実際はその逆で、自分に自信がないからこそ、虚栄を張ってしまうんです。

例えば、本当のお金持ちはわざわざ自慢なんてしませんが、にわかにお金持ちになって人って、高級時計や高級車を見せつけたりで、これみよがしに自慢したがりますよね。上から目線になる瞬間の状況や会話のテーマによく注目していると、その人が何に対して自信がないか、コンプレックスをもっているかがわかります。

(2)小心者

小心者とは、意気地なしで勇気がない人、気が弱く積極的には行動できないような人のことですが、上から目線な人も小心者なことが多いです。実は、自分が小心者であることをバレるのを恐れて、それを隠そうと上から目線になってしまうんです。

(3)自分は上から目線で話しかけられたくない

そして、当然ながら上から目線の言動をする人は、自分は上から目線で話しかけられたり、接してほしくないと思っています。上から目線というのは、いわば人間関係のマウンティング。上から目線をするのが好きな人は多いですが、されるのが好きという人はほとんどいないでしょう。

 

4:まとめ

上から目線な人が周囲にいた場合、気にせず放っておくのがいちばんです。今回の記事を読んで、「上から目線な人ってかわいそうだから、花を持たせてあげよう」と思って接すると、相手はますます見下したような態度をとるようになって、さらに面倒になるでしょう。

反対に、こっちが上から目線で接すると、立場を逆転させようとマウンティング合戦になるので、それも面倒です。いちばんいいのは、「あ、そう」というように、普通に接することなんです。