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自分を知ることは大事!心理学を使った「自分を知る」方法

平松隆円R.Hiramatsu

目次

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1:自己理解とは?自分を知ることができれば仕事も恋もうまくいく!

自分について知ることを、一般的には「自己理解」と呼び、その方法を自己分析と呼びます。あまり、それらを区別する必要はなく、いずれにしてもいわんとするところは、自分について客観的に知るということです。

本当の自分は自分がいちばんよく知っているし、まして他人にはわからないものだと考えている人は少なくないでしょう。ですが実際には、自分がいちばん自分を知らないことのほうが多いんです。

自分の性格、価値観、考え方、態度、行動などを深く知ることができれば、人間関係で失敗しやすいことがわかり、注意を払うことができるようになります。また恋愛だって、自分の好きなタイプと自分に合うタイプが違うということがわかれば、恋人を選ぶときにも役に立ちますし、恋人との関係をうまくいかせる方法などもわかるようになります。

自分を知るということは、何事においてもすごく大切なんです。

 

2:心理学でまるわかり!ノートを使ってできるワークシート型心理テスト

自分を知る心理テストには、いろいろな種類があります。いろいろな種類といっても、10や20という数ではありません。というのも人間の性格ひとつとっても、それは多種多様。

普通は性格というと、優しいとか、活発とか、おおらかという言葉が思い浮かびますよね。ですが、例えば優しいという性格ひとつとっても、それは優しい性格というのが存在するのではなく、さまざまな要因が結びついて優しいという性格を作り上げているのです。その要因を探るテストが、数多くあるんです。

そして、性格だけではなく、どんな行動をしやすいかということにも、同じようにさまざまな要因が影響します。専門家の立場でいうと、“心理学でまるわかり!自分を知る心理テスト”というのは、ひとつのテストだけで導き出されるものではないのです。

とはいえ、学術的にその“要因”を探るテストがあるのは事実です。そこで今回は、いくつかのテストを紹介したいと思います。手持ちのノートに、下記の項目の中で当てはまるものの番号を記してみてください。

(1)自己理解ができているかどうかを調べるテスト

まずは、テストをやってみてください。手持ちのノートに、下記のうちに当てはまるものの番号を記してみてください。

1.自分がどんな人であるかを知っている

2.自分の長所、または良いところがあるかないかについて知っている。

3.自分の短所、または悪いところがあるかないかについて知っている。

4.5年前の自分に比べて現在の自分は変化している、あるいは同じであるかについて知っている。

5.現在の自分に比べて5年後の自分は変化している、あるいは同じであるかについて思い描くことができる。

6.自分がどんな人になりたいかをはっきりと思い描いている。

今回のコラムのテーマである“自己理解”が、どれくらいできているかを調べるテストになります。このテストは、島根大学の太田洋介氏と・石野陽子氏が「大学生における自分探し—自己理解の高低および学年差からの検討—」(『島根大学教育学部紀要(人文・社会科学)』2011年)の中で使っています。

あてはまる数が多いほど、自己理解ができているということになります。

(2)自意識についてのテスト

続いても、テストを先にやってみましょう。

1.自分が他人からどう思われているか気になる。

2.自分を反省してみることが多い。

3.自分の発言を他人がどう受け取ったか気になる。

4.自分が本当は何をしたいのか考えながら行動する。

5.自分の容姿を気にするほうだ。

6.自分自身を見つめる目を忘れないようにしている。 

人が自分に意識を向けることを、心理学では自意識と呼んでいます。この自意識には、公的自意識と私的自意識の2種類があります。簡単にいうと、公的自意識とは仕草やふるまいなど他者から見える部分に向けられた意識のこと。それに対して私的自意識とは、「自分は今、ムカついてる」といったように、自分の感情や内面など、他人からは見えない部分に向けられた意識のことです。

この公的自意識と私的自意識は、いろいろな行動に影響します。例えば、公的自意識の高い人は、他人からの評価に敏感で、他人の目をいつも気にしているとか、私的自意識の高い人は、他人のことよりも自分の気持ちを大事にして行動するとか。また、公的自意識の高い人は、他者から拒否されたくないとか、他者から賞賛されたいという欲求が強いなどさまざまです。

さて、先ほどのテストですが、奇数の質問項目が公的自意識、偶数の質問項目が私的自意識です。あてはまる数が多ければ、それぞれの意識の傾向が強いということになります。ちなみに、両方高いという人もいます。

 

3:おすすめの自分を知る本

自分を知るために、おすすめしたい本がいくつかあります。最後にそれを紹介しますね。

(1)『あなたの話はなぜ「通じない」のか』山田ズーニー

なぜか人と話がかみ合わないということがありますよね。なぜ伝わらないのか、どうしたら伝わるのかに注目した本ですが、コミュニケーションという観点だけではなく、自分を知るためにもおすすめの本です。

(2)『遺伝子はダメなあなたを愛してる』福岡伸一

この本は、ものを捨てるのが苦手、片づけられないといった身近な疑問や人生の悩みに、生物学者が答えている本です。

 

4:まとめ

今回、自分を知るために心理テストや本を紹介しました。

ですが、本当におすすめしたいのは、いろいろな人と関わりを持つことです。他人と関わっていけば、その人たちの反応や、その人たちから投げかけられる言葉によって、自分がどういう人間なのかがわかってきます。

自分で思いやりがある人間だと思っていたけど、恋人から「あなたって、自己中だよね」と言われて気づくことってありますよね。なので、できるだけいろいろな人と関係を持って、自分を知っていくことが、とても大事だと筆者は考えています。

 

【参考】

大学生における自分探し : 自己理解の高低および学年差からの検討-島根大学 太田洋介・石野陽子