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感受性が強い人の特徴と感受性が強くて疲れやすい人が生きやすくなる方法

平松隆円R.Hiramatsu

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目次

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1:「感受性が強い」の意味は?

さて、まずは感受性の意味から確認していきましょう。辞書で調べてみると、次のように載っています。

かんじゅ‐せい【感受性】

外界の刺激や印象を感じ取ることができる働き。

出典:デシタル大辞泉(小学館)

つまり、外からの感覚的・感情的な働きかけを受け入れ、感じ取ることができる人間の心の能力のことを指すのですね。そして、「感受性が強い」うや「感受性が豊か」というのは、その能力が高いことを意味しています。

(1)「感受性が強い」「感受性が豊か」とは?

学術的には、感受性には「認知的感受性」と「情動的感受性」のふたつがあるといわれています。「認知的感受性」とは、色彩、形、音の特性、匂いや香りなどについて感じ取れる能力のことです。一方、「情動的感受性」とは、快楽や苦痛の感情を感じ取れる能力のことです。

詳しく説明すると余計にわかりにくくなってしまうかもしれませんね。ひとことでいえば、物事に対する刺激を、人より敏感に感じ取ってしまいやすいということなんです。

(2)感受性が強い人はスピリチュアルで霊感が強い?

感受性が強い人は、ホテルの部屋に入っただけで、「なんか、嫌な感じがする」といったりするイメージがありますよね。そして、よくよく調べてみたらその部屋で、過去によくないできごとがあった……という場面をテレビで見たりします。そして、そんな感受性が強い人を称して、「スピリチュアル」だとか、「霊感が強い」なんて、よくいいます。

ですが、はっきりいって「スピリチュアル」だとか「霊感」というのものは、疑わしいと筆者は考えます。研究論文を調べていたら「”霊感が強すぎて困る”と訴えた1症例の治療体験 : 網様体賦活系周辺の機能、概日リズムからの考察」(『臨床精神医学』2015)というのが見つかりました。

この論文によると、どうやら“霊感”というのは、治療ができるものらしいのです。治療ができるということは、いわゆる霊的なものではないのではないでしょうか。

 

2:感受性が強い人の特徴3つ

スピリチュアルや霊的なものではないにせよ、感受性自体は存在します。そこでここでは、感受性が強い人の特徴について考えていきましょう。

(1)人の気持ちを察することができる

感受性が強い人は、普通の人よりも周囲の人の表情や声のトーンの変化を敏感に感じ取ることができます。そのため、相手が直接には口にはしなくても、表情や声にあらわれた感情の変化を読み取ることができるわけです。感受性が強い人が「よく気がつく人だよね」といわれるゆえんは、ここにあります。

(2)芸術的センスがある

色彩、形、音の特性、匂いや香りなどについて感じ取れる能力が高いため、芸術的センスがある人が多いでしょう。微妙な音や色の違いなどに気づきやすいので、アーティストに向くかもしれません。

(3)周囲に影響されやすい

ちょっとした変化にも気づいてしまうため、いろいろなことが気になってしまうという特徴があります。そしてそれが結果的には、周囲に影響されやすくなってしまうんです。

 

3:感受性が強い人の恋愛傾向は?

それでは、感受性が強い人の恋愛には、どんな傾向があるのでしょうか。

(1)自分の気持ちがうまく伝えられない

相手の気持ちを察することに長けている感受性の強い人は、相手の気持ちが気になってしまったり、相手の気持ちに気づいてしまったりしやすい傾向があります。

そうやって相手のことを気にかけてしまうがあまり、自分の気持ちを伝えられないことがあります。告白するときなどは、むしろ相手のことなんて気にせず、自分の気持ちを伝えることが大事な場合もありますが、それができないんです。

(2)尽くす恋愛になりがち

相手のことが気になってしまい、相手が気分を害さず喜ばせられるようにと、どうしても尽くすタイプの恋愛をしてしまうことがあるでしょう。わがままが言えなかったり、自分の気持ちを後回しにしたり……遠慮する恋愛をしてしまいがちです。

 

4:うつ病と混合されがち…感受性が強い人が生まれ持つ性質HSPって?

もし、極端に感受性が強かったとしたら、その人のことを「HSP」(Highly Sensitive Person“ハイリー・センシティブ・パーソン”)と呼んだりすることもあります。HSPの人は、ささいな刺激に敏感で、日常的に刺激過剰になりやすいといわれています。そして、その敏感さから、刺激を苦痛と感じやすく、抑うつ気分を抱きやすいともいわれています。つまり、HSPの人は悩みやすく、自信が持てない傾向があると考えられています。

抑うつ気分を抱きやすいことから、いわゆる“うつ病”だと思われることもありますが、そうではありません。

 

5:感受性が強いと疲れやすい?感受性が強い人が生きやすくなる方法3つ

まず、あなたが感受性が強い傾向があるかどうか、テストをしてみましょう。

1.一度にたくさんのことが起こると、不快な気持ちになる。

2.生活に変化があると混乱する。

3.ビクッとしやすい。

4.他人の気分に左右されやすい。

5.いろいろと頼みごとをされると、イラッとする。

あてはまる数が多いほど、感受性が強い傾向にあるということになります。

では、もしあなたが感受性が強くて「なんか、生きづらいな」と感じていたら、どうすれば生きやすくなるでしょうか。

(1)ポジティブな側面に注意を向ける

感受性が強い人は、いろいろな変化に気がつきます。それは、良い部分も悪い部分も同様です。同じように気づくなら、悪いところにはできるだけ見ないようにして、良い変化に注目するするようにしましょう。

(2)付き合う人を選ぶ

だいたいにおいて、感受性が強い人が悩むのは、人間関係についてです。人間関係で悩まないようにするためには、信頼できる人、気心が知れている人と付き合うしかありません。

(3)情報をシャットアウトする

感受性が強い人は、光や音にも敏感だったりします。いってみれば、常にストレスにさらされているわけです。意識して、自分に入ってくるさまざまな情報をシャットアウトするようにすることも大事でしょう。

 

6:まとめ

筆者は、鈍感なタイプなので、感受性が強い人のことを羨ましく思ったりします。ですが、感受性が強すぎるのも、ときには生活に支障を来すということもあります。あまりにも感受性が強すぎて、いつも気持ちが落ち着かないという人は、専門家に相談してもいいかもしれません。