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兼業主婦とは?兼業主婦のメリット・デメリットとタイムスケジュールの立て方

東城 ゆず

東城 ゆずY.Tojo

目次

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1:兼業主婦とは?英語で言うと?

兼業主婦とは、「兼業」の「主婦」のこと。まずは辞書で、それぞれの正しい意味をつかんでいきましょう。

けんーぎょう【兼業】

本業のほかに他の事業・仕事を兼ね行うこと。また、その事業・仕事。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

そして、「主婦」とは

しゅふ【主婦】

一家の家事の切り盛りをする女性。「専業主婦」

出典:デジタル大辞泉(小学館)

となっています。

こちらの辞書に「兼業主婦」という言葉そのものは説明されていませんが、このふたつをふまえるに、兼業主婦とは、そもそも「主婦が本業」という考え方が基本という前提があり、本業である「家の家事の切り盛り」のほかに、他の仕事を兼ねて行っているという考えに基づくものでしょう。協力しながら仕事も家庭も両立させたいと思っている女性にとっては、なんだかモヤモヤさせられる言葉ですね。

しかし一般的には、「専業主婦ではなく、仕事をしている女性」という、ゆるい意味で使われることが多いです。

また、英語では、結婚して家庭に入っている女性を、「housewife」というところから、兼業主婦は「Part-time housewife」と訳されます。フルタイムではなく、短時間働くことを日本でもパートタイムいいますが、まさにそれです。フルタイムで働く女性はそもそも「housewife」にはなりませんので、そういった人は「a working woman」となるでしょう。

 

2:兼業主婦のメリット3つ

(1)夫に強気な発言ができる

筆者の個人的な認識にはなりますが、まだまだ日本には「働いてお金を稼いでる人が偉い」というイメージがあると思います。なので、夫が「誰のおかげで生活できていると思ってるんだ」などと威張るかどうかは別として、専業主婦である妻が自分が稼いでいないことで肩身が狭い思いをするというケースがあります。

また、お小遣い程度であっても、自分が稼いだお金なら自由に遣えるという気持ちにもなれます。そして万が一、離婚したいということになっても、社会で働けるという自信があれば、必要以上に生活の不安を感じることや、相手に萎縮することなく強気に発言できるというのもメリットです。

(2)家事の効率を考えられるようになる

主婦の仕事は終わりがありません。そんな中、お金を稼ぐ仕事をする時間を確保しなければいけない状況になれば、いやでも効率化を考えるようになります。自分しかできないこと、家族に任せられることを冷静に仕分けしたり、主婦スキルが低い家族を教育するスキルも備わってきたりするでしょう。その効率化させる力が、仕事に役立つことも

(3)人間関係に広がりができる

専業主婦の悩みとして多く言われるのが、「孤立」や「孤独」です。また、人はひとところにいると、そこがどんなに居心地がいい場所でも、窮屈に感じてしまうこともあります。仕事をしていれば、それにともなう人間関係がプラスされて、刺激を受けるシチュエーションも多くなり、活き活きとした生活が送れるようになるかもしれません。

 

3:兼業主婦のデメリット3つ

(1)とにかく忙しい

目が離せない子どもや介護しなければいけない親などがいない場合、夫とふたり、大人同士で協力しつつ生活していくということも可能ですが、育児や子育て、介護などがあっての兼業主婦は、とにかく物理的な時間が足りず、苦労が絶えないでしょう。自分の予定もまったく立てられず、つねに振り回されているような感覚に陥ってしまうことも。

毎日毎日、やることが多すぎて十分な睡眠もとれず、落ち着いて食事もとれず……。そんな状況で、心が折れてしまうことも珍しくありません。

(2)夫が不機嫌になる

妻が自分より稼ぐこと、妻が仕事をしてイキイキしていること、妻が子育てなどを押し付けてくること、自分に向けられる時間が減ること……。妻は自分の所有物だと思っている男性や、三歩下がって夫を立てて、家のことを完璧にこなす専業主婦の母親に愛情いっぱいに育てられた男性の場合、仕事をすることで変な知恵をつけた、生意気になったなどと不機嫌になり、家の空気が険悪になるということも少なくありません。

それを理解してもらうこと自体がひと苦労ですし、ときには喧嘩に発展してしまうことも……。「疲れて仕事から帰ってきても、家でも安らげない」という人もいます。

(3)お金がかかる

ダブルインカムになるのだからお金が貯まる一方かと思いきや、なかなかそうもいきません。時間がないこともあいまって、ちょっと遠いスーパーより割高でも近所で買い物してしまう、付き合いが広がることで交際費が余計にかかる、時短のためにグッズやサービスなどに出費してしまうなど、専業主婦では必要なかったものにお金がかかるということも。

 

4:いつもイライラする…兼業主婦がしんどいと思ったら?ストレス解消法3つ

兼業主婦のストレス発散法を聞いてみました。

(1)無制限な買い物デーを作る

「平日に取りこぼした家事をやらなければいけないので、土日も暇ではありません。だから月に1回は、買い物を心行くまで楽しむようにしています。1日だったら、遣うお金も限られていますし、その日のためにスケジュール調整も頑張れます。自分が買いたいものを買えるのは、働いている主婦の特権でしょう」(Iさん・29歳女性/エンジニア)

(2)夫に子どもの世話を丸投げする

「家事や仕事は、ある程度は自分の采配で決めることができるので、まだ見通しがつきます。いちばんしんどいのは、子どもの予期せぬ発熱だったり、家のトラブル対応で仕事が進まないこと。でも、どうしてもつらいときは、夫に育児を丸投げします。お互い働いているのだから、その権利だって平等でしょう」(Aさん・36歳女性/アパレル)

(3)炊事を諦める

「私は家事の中でも、ごはんの用意がいちばん面倒くさいんです。“あとでやる”が通用しないですし、時間もかかります。なので、仕事で遅くなったり、料理をするのがしんどいときは、家族全員でレストランに行ったり宅配を頼んでいます。食器洗いも使ったキッチンの掃除もなくなりますし、すんごくラクになります」(Uさん・32歳女性/介護士)

 

5:いつも家事が終わらない…兼業主婦のタイムスケジュールの立て方のコツ

世の中の兼業主婦には、「いつも家事が終わらない」とか「いつも何かに追われている気がする」と悩む女性が多いものです。

筆者自身も、ライターという仕事をしながら家のこともしているので「兼業主婦」ですが、個人的な意見としてはタスクをすべて紙に書き出して俯瞰して、優先順位とそれぞれにかかる時間を決めてからはじめるとスムーズにいきます。

自分がその日にやるべきことを可視化することで、効率良い家事の流れや仕事の流れがつかみやすく。さらに、完了したタスクの項目を横線で消すことによって、達成感も味わえます。

 

6:兼業主婦のことが良くわかるブログは?

兼業主婦といえば、当事者しか知りえないような忙しさが常に悩みの元。家事に、家族の健康や予定によって、常に自分がバタバタしている感じが否めません。そんな兼業主婦を癒してくれるのは、同じ兼業主婦の立場の人だったりしますよね。

そんな兼業主婦の実態がわかるブログとしておすすめなのが、ぽこりんママさんの「節約彩りLIFE*大事に着るコーデ」です。忙しい毎日でも楽しく暮らすための生活のコツや、子育てに仕事へのモチベーションを保つ方法が書かれており、読者を「明日も頑張ろう」という気持ちにさせてくれるすてきなブログですよ。

 

7:兼業主婦は頑張り屋さん

やることが山積みの中でも、先回りして家族のために動ける兼業主婦ってカッコイイですよね。

兼業主婦のみなさん、毎日お疲れさまです。たまには、手を抜いて、細く長~く、兼業主婦ライフを楽しみましょう!

 

【参考】

節約彩りLIFE*大事に着るコーデ