恋のなやみに効くメディア

視野が狭いと損をする?視野が狭い人の特徴と改善方法

番長みるく

番長みるくM.Bancho

©gettyimages

目次

隠す

1:視野が狭いの意味とは?類語はある?

「視野が狭い」の正しい意味から見ていきましょう。辞書で調べてみると、

しや【視野】

1 外界の一点を凝視するとき、その点を中心として見える範囲。視力の及ぶ範囲。「視野が開ける」「視野を遮る」

2 顕微鏡・望遠鏡・写真機などの、レンズで見ることのできる範囲。

3 物事を考えたり判断したりする範囲。「視野の狭い人」「国際的な視野に立つ」

出典:デジタル大辞泉(小学館)

「視野が狭い」という言葉における視野は、このうちの「3」の意味ですね。

類語としては「既成観念にとらわれている」や「先入観がある」「頭が固い」などが挙げられます。

そして、視野が狭い人は、「井の中の蛙大海を知らず」状態のことが多く、たいした知識もないのに、さも正しいような顔をする人に対して「あの人は本当に視野の狭い人だわ」などと使います。

 

2:視野が狭い人の特徴

では実際には、どんな人が視野が狭いと思われるのでしょうか。

(1)他人の意見を聞かない

視野が狭い人は自分の考えていることや価値観が常に正しいと思っています。そのため、他人の意見を聞こうとしません。また、過去において成功体験がある人も多く、自分自身のやり方でやり通すほうがうまくいくと頑なに信じています。

(2)自分の経験と知識だけで判断する

新しい物事や出来事に直面したときに、今までの自分の経験と知識だけで判断しようとするのも、視野の狭い人の特徴です。判断基準が過去の体験や知識だけに偏るため、失敗や間違いに気づくのも時間がかかります。他にどんな意見や選択肢があるのか、調べようともしないのです。

誰かに相談されたときも、自分の経験と知識からしかアドバイスできないため、大して役にたたないのも特徴です。

(3)新しいことを受け入れない

視野が狭い人は、新しいことに挑戦しません。毎日同じことを繰り返すことこそがベストだと信じています。知らない世界について挑戦して、毎日のルーティンが崩れるのを嫌います。新しいことにも挑戦せず、受け入れることもしないので、どんどん視野が狭くなるという悪循環が生まれます。

(4)自分と同じ感性の人としかつきあえない

自分が正しく、いちばん優れていると考えている「視野の狭い人」は、自分を肯定してくれる人、あるいは、同じ感性をもっている人しか受け入れません。

そもそも、視野が狭い人は引き出しが少ないため、自分と違う考えを理解できないのです。しかも、わからないことを質問するなど、知ろうとする努力をするよりも、自分の考えを他人に押し付けるほうがラクだし気持ちいいと考えがちです。

(5)こだわりが強い

視野が狭い人は頑固です。融通がきかず、臨機応変さもありません。自分が正しいと思う方法にこだわるあまり、さらに視野が狭くなるのです。まさに「井の中の蛙」ということわざの通り、小さな世界で生きていこうとする傾向が強いでしょう。

 

3:視野が狭いのを直したい!視野を広げる方法

ここからは、視野が狭いことを自覚した人たちが、実際にどうやって視野を広げる努力をしたか、見ていきましょう。

(1)他に選択肢を探す

「彼氏に“視野が狭い”と指摘されて、とってもショックでした。それで、物事を多面的に見るために、“もしかしたら他にも方法があるのかな”と、些細なことでもネットで調べるようにしました。

彼氏と喧嘩したときにも、自分の考えが常に正しいと思っていたけれど、反省しましたね。喧嘩や話し合いをするときにも、選択肢をいくつか用意しておくと、仲直りも早いこともわかりました」(Yさん・27歳女性)

(2)新しいことに挑戦する

「学生から社会人になるときに、自分の視野の狭さに気づきました。それを改善すべく、“チャレンジしたいこと”にしてリストアップし、順番に挑戦するようにしています。

ひとり旅をしたり、スカイダイビングやオフ会に参加するなどしているうちに、世の中にはいろんな人がそれぞれの考え方や価値観で生きていて、正解はひとつではないことに気づけました」(Cさん・25歳男性)

(3)本を多く読む

「人生が思うようにいかなくて悩んでいるときに、成功者や偉人の本や話題の人物などの本を片っぱしから読むようにしています。本には著者の考えや生き様が凝縮されているので、すごく勉強になります。そして人生がうまくいかないのは、私の視野が狭いためだと気づきました。

特に心が揺さぶられた本は、表紙の写真を撮って、スマホの待ち受け画面にしています。なんか、引き寄せとかの効果があるような気がして」(Fさん・31歳女性)

 

4:まとめ

視野が狭いと感じるのは、人生が順調に運んでいるときよりも、むしろうまくいかないと感じたときでしょう。そもそも、国や文化、時代が変われば、正しいことだって変わります。

自分の考えに固執することで自分の存在価値を見出すのではなく、他人を認めて、学ぶべきところを吸収するほうが、気持ちも軽くなり、物事がうまく運び始めるかもしれませんよ。