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趣味嗜好と趣味趣向の違いって?趣味嗜好の一覧と言葉使い方・例文

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番長みるくM.Bancho

目次

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1:「趣味嗜好」と「趣味趣向」の違いって?英語で言うと?

「趣味嗜好」と「趣味趣向」は、似たような音の響きの四字熟語ですが、どう違うのでしょうか?

それぞれの正しい意味から見ていきましょう。まずは趣味について辞書で調べてみました。

趣味(しゅみ)

1 仕事・職業としてでなく、個人が楽しみとしてしている事柄。「趣味は読書です」「趣味と実益を兼ねる」「多趣味」

2 どういうものに美しさやおもしろさを感じるかという、その人の感覚のあり方。好みの傾向。「趣味の悪い飾り付け」「少女趣味」

3 物事のもっている味わい。おもむき。情趣。
「さびた眺望(ながめ)で、また一種の―が有る」〈二葉亭・浮雲〉

出典:デジタル大辞泉(小学館)

休日の余暇に楽しむような物事について、趣味と言うのはもちろんわかりますよね。次に「嗜好」の正しい意味を見ていきましょう。辞書で調べてみると、

嗜好(しこう)

ある物を特に好み、それに親しむこと。好み。主に飲食物についていう。「嗜好が変わる」「日本人の嗜好に合う」

出典:デジタル大辞泉(小学館)

簡単に言うと、個人的に好きなことや趣味の好みのことを指すようです。

一方、趣向について辞書で調べてみました。

趣向(しゅこう)

1 おもむき。意向。趣意。「いつもとは趣向の異なるパーティー」

2 味わいやおもしろみが出るように工夫すること。また、その工夫。「趣向を凝(こ)らす」「夫れから袴の股立を取て進退に都合の好いように―して」〈福沢・福翁自伝〉

3 歌舞伎・浄瑠璃で、戯曲の背景となる類型的な「世界5」に対して、戯曲に新しい変化を与えるための工夫。

4 俳諧で、句の構想。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

趣味趣向とは、趣味の方向性のことを指します。つまり、「趣味嗜好」は特別に趣味として好んでいるものやそれを親しむことであり、一方の「趣味趣向」は、自分の趣味の方向性、ジャンルということになります。

ちなみに英語で表現するならば、趣味嗜好は「preference」や「taste」となり、趣味趣向は「interests」です。

 

2:「趣味嗜好」一覧!履歴書にも書ける趣味嗜好5つ

お見合いなどの出会いの場や転職などの履歴書など、趣味嗜好について書くときには、どんなことを書けばいいのでしょうか?

(1)スポーツ

学生時代から続けているスポーツがあるなら、それは立派な趣味嗜好。履歴書に書き込めば、その後の面接などで、何のスポーツをどのくらいしていたのかといった質問を受ける可能性もあります。

もし優勝などの成功した体験があるなら、どんな努力をしたからうまくいったのか、逆に失敗した経験があるなら、その経験を糧にしてどんな風に自分の中で消化したのかなどを分析しておきましょう。

また同じスポーツでも、スポーツ観戦が趣味だという場合には、好きな選手やその理由などを考えておくといいです。

(2)演劇鑑賞

ひいきにしている劇団名や好きな作品、俳優などを考えて、その理由を明確にしておきましょう。なんとなくカッコいいからという漠然とした理由ではなく、どんな点に感動したのかを説明すれば趣味嗜好が伝わりやすくなります。

また、演劇にはセリフのみのストレートプレイや、歌とダンスなどのショーの要素が入ったミュージカルなどがあります。喜劇や悲劇など、好みの演劇スタイルも記載するといいでしょう。

(3)旅行

旅行というと、かなり広い印象なので、国内なのか海外なのか、ツアーに参加したのか、バックパッカーとしてさまざまな国をめぐったのかなども記載しておきましょう。旅行をしてきた中で、いちばん心に残った場所や二度と行きたくない場所、もう一度行きたい場所、価値観が変わった場所などを書き込むと、趣味嗜好が伝わりやすくなります。

(4)アウトドア

キャンプやロッククライミング、釣り、ドライブなどのアウトドアの趣味を履歴書に書くと、アクティブな印象を与えます。また、自然の中で体を動かせば、気分転換にもなりますよね。もし仕事などでストレスが溜まったり、人間関係に悩んだりしたとしてもうまくストレス解消できるということがアピールできます。

(5)インドアの趣味

読書やゲーム、ネットサーフィン、SNSを見る、料理、手芸、映画鑑賞、ドラマを見るなどインドアの趣味だと、地味だし、ありがちだし……と思って履歴書に書きにくいと思うかもしれません。しかしそれも立派な趣味です。

履歴書に趣味嗜好を書くときには、どんな部分にやりがいを感じるのか、達成感を得たことなどのエピソードを交えて書くといいでしょう。

 

3:「趣味嗜好」の使い方は?例文3つ

趣味嗜好とは、どんな風に使えばいいのでしょうか? 例文をまとめてみました。

(1)合コンで知り合った人と趣味嗜好が合ったので、意気投合してその後に飲みに行った

趣味の好みが一致した人のことを話したいときに、「趣味が合った」と伝えるよりも、「趣味嗜好が合った」と伝えるほうが、趣味についての考え方や取り組み方、姿勢まで合致したというニュアンスが伝わります。

(2)昔は全然興味がなかったのに、歳を重ねて趣味嗜好が変わってきた

年を重ねてから、趣味が若いころとは違ってくるのは、よくあること。時間が経って趣味が変わってしまったということを趣味嗜好が変わったという言い方をします。経験を重ねて趣味についての考え方に変化が出たときなどにも使います。

(3)初めてのお宅に遊びに行くと、その人の趣味嗜好がよくわかる

同じ趣味でもどのくらいのめり込んでいるのかという度合い、どんなものが好きなのかなどを表しているのかなどを伝えたいときは、「趣味」とだけでは足りず「趣味嗜好」という方がニュアンスが伝わります。

 

4:まとめ

趣味嗜好と趣味趣向は、何となく響きが似ていますが、意味や使い方は異なります。お見合いなどの出会いの場や、面接や履歴書などに趣味嗜好を記載することもあります。

自分のことをアピールするときにはどのように趣味嗜好を伝えれば、相手に好印象を与えられるのかなどを意識しましょう。