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職場恋愛の成功マニュアル!アプローチ方法から脈ありサイン、リスクまで

青木 エイミー

青木 エイミーA.Aoki

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目次

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1:年の差のある年下女性や年下男性への片思いの職場恋愛は発展しにくい

職場恋愛は、同期、先輩後輩、上司部下など、さまざまな関係で起こりえますが、大きく歳の開いた年下の女性や年下の男性への片思いだと、実りにくいかもしれません。

近年は特に、職場のセクハラ、パワハラなどが問題視されやすく、例えば「好きな子をデートに誘う」というだけでも、上司から部下に向けた誘いであれば、同意を得たものかどうかの確認が難しく、最悪の場合、権力を振りかざしたと言われかねません。

また、後輩側に好意があったとしても、上下関係が生じているため、「後輩のメンタルケアで食事に誘ってくれているだけだろう」「目上の人に対して自分からプライベートなお誘いをするなんて」といった考えに陥ってしまうことも……。お互いに恋愛のアプローチが取りにくいことが考えられます。

2:女性の職場恋愛における男性の脈アリサイン5つ

お互いに恋愛感情があるという確信があれば、アプローチもしやすくなるものですよね。そこで、職場恋愛において、男性が出しがちな脈アリサインをご紹介します。

(1)自分にだけ差し入れしてくれる

「ちょっと厳しめな私の上司。でも厳しいだけじゃなくて、残業をしていると“遅くまで大変だな。お疲れさま”とコーヒーを差し入れしてくれるんです。でも、同期にその話をしたら、“えっ、うちらにはないよ。絶対好かれてるじゃん”って言われて、茶化されてしまいました。

それから、“本当に彼は私を恋愛対象として好きなの?”っていう気になってしまい、差し入れをしてくれたときにお返しをしたり、プライベートな話をするようになりました。結果、お付き合いに発展しています」(Oさん・26歳女性)

(2)さりげなくフォローする

「繁忙期ですごく忙しくて、しばらく仕事でいっぱいいっぱいになっていた時期がありました。そんなとき、大きなミスをやらかしてしまい……。

初めて怒られたことと、限られた時間で仕事を終えなければならないことで、少しパニックにもなってしまいましたが、いつも親しくしてくれる先輩がこっそり手伝ってくれました。あとで知りましたが、好意をもっていてくれたみたいで、それで手を貸してくれたそうです」(Mさん・23歳女性)

(3)飲み会では隣をキープ

「会社の飲み会って、正直しんどいですよね。うちの会社は隔週くらいの頻度で飲み会があるんですけれど、いっつも隣に来る後輩くんがいたんです。私は特に意識せず、フランクに話していたのですが、何回かそんなことが続いたあと、いきなり告白されました。

そういう目で見られないからお断りしてしまったけれど、おそらく飲みの席で隣をキープしたがっていたのは、脈アリ行動だったのだと思います」(Yさん・29歳女性)

(4)ノリで誘った約束に対して強引に日程を決めようとする

「おいしいお店の話になったりしたとき、“今度行きましょうね”と社交辞令で言いますよね。私の会社でも、そういう風習があったため、そのノリで教育についていた新卒の男の子を誘ったのですが、彼はその場で具体的な日時を取りつけようとしてきたんです!

“本気にとっちゃったのかな?”とこっちが申し訳ない気持ちになり、そのデートにいったのですが……。どうやら後輩君のひと目惚れしていたらしく、最初から狙っていたとのことでした。ちょっと嬉しいけど、会社入ったばかりなのに、断端だなぁって思いましたね(笑)」(Aさん・24歳女性)

(5)積極的に質問して、うまくできると報告する

「よく目が合う後輩がいました。そして、目が合うとすかさず仕事に関する質問をしてくるんです。“仕事熱心だな〜”なんて感心もしましたが、忙しいときになると“私にばかりに質問してないでよ”って思って、できるだけ目を合わせないようにしていました。

でもその子、仕事がうまくいくと“先輩のおかげでできました”なんていちいち行ってくるから、憎めないんですよね。でも実はそれ含めて、彼の計算だったそうで、距離をつめるためにいろいろ考えていたみたいです」(Hさん・35歳女性)

3:男性向けと女性向けでは違う?職場恋愛のアプローチ5つ

男性と女性とでは、好きな人への効果的なアプローチ方法が変わってきます。具体的な例を5つご紹介します。

(1)距離を縮めるトーク内容

職場に好きな男性がいる場合、相手を仕事モードから恋愛モードにスイッチさせる恋愛トークが有効でしょう。好きなタイプなど、質問が具体的であればあるほど「この子、もしかして……」と思わせることができるものです。

しかし、相手が女性の場合、恋愛トークをしただけで「セクハラだ」と見なされる可能性もありリスキーです。

そのため、例えば、甘いものを休憩時間に食べていたなら“甘いもの、好きなんですか”と何気ない会話の中から、おすすめのお店の話をしたり、仕事ぶりを褒めたりと、さりげない行動で特別感を与えていくのが効果的になります。

(2)「好き」と言う言葉の使い方

パワハラやセクハラは、とりわけ男性に向く傾向があります。そのため、女性が冗談で「も〜、そんな〇〇さんも好きですよ」などといったとしても、さして問題になりません。

しかし、男性がそんなことを言ったとき、女性側が不快感を覚えたなら……リスキーですよね。特に、若い人に対しては「おじさんの冗談」が通じないことも。

心理学において「好き」という言葉は、直接的な使い方でなくとも、好感情を生み出しやすいと言われているため、男性は「〇〇さんの持っているキーホルダー、好きだな」など、ドキッとさせるような言葉を使ってみましょう。

(3)飲み会帰りの行動

女性はお酒が入ると、プライベートな一面を出しやすく、気になる男性にボディタッチなどのモテテクを使いやすいですよね。

しかし、男性がすると、いくらお酒の場であっても許されません。そこで、男性は飲み会後に「送り」という形でアプローチしてみましょう。

しかし「送りオオカミ」なんていう言葉があるくらいですから、女性も多少は相手を選ぶことでしょう。「同じ駅を使う」など、あくまでもついでに送るくらいにとどめ、女性に「下心はない」という安心感を与えるのがおすすめです。また、女性の反応で脈アリかどうかはなんとなく探れるでしょう。

もし、女性側が送りオオカミを想定して、夜のお誘いに応じる前提でついてきたそぶりを見せても、特に男性のほうが立場があるのであれば、決してそれにのってはいけません。「断れなかった」と言われてしまえば、セクハラ、パワハラに見なされてしまいます。

(4)SNSでの連絡の取り方

ある程度、関係性を縮めることができている場合に、LINEなどを交換していることがあるでしょう。

男性の場合、仕事上の関係の人は失礼なことがないように、即返信を心がけています。そのため、女性は脈アリとして勘違いしがちなのですが、実はプライベートの相手だと認識している人のほうが、返信が遅いことも多いのです。

男性も、女性がせっかく即返信で脈アリサインを出しても、社内恋愛に限っては逆効果。それよりも、中身のある内容やプライベートな内容を送るほうが、相手をドキッとさせられます。

一方、男性の場合には、女性は「男性は連絡無精な人が多い」ということは経験を持ってよく知っている人が多いですので、即返信をすることで交換を得やすいです。

(5)「家に行きたい」を使ってもいいか

どうしても恋愛が進展しなくてやきもきした場合、「そういう関係になってもいいです」という明確な意思表示、あるいは「いいですか」という確認の意味で、「家に行きたい」という展開も存在します。

男性も「いやいや、そうではない可能性があるし」「過去に痛い目を見たし」と思いつつも、なんとなく女性の好意を感じながら、そういう雰囲気になることを期待してしまうことが多いです。

しかし一方で、「男性は好きな相手としたい相手は別である」と女性は考える傾向があるため、「家に行きたい」という言葉は使わない方が得策でしょう。

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4:みんなにバレる、別れてからの嫉妬…職場恋愛のリスク5つ

社内恋愛には、それなりのリスクが伴います。付き合っていることを公表して失敗してしまった経験をもっている人に聞いてみました。

(1)独身の人に仕事を押しつけられる

「社内に恋人がいることを知られてから、あえて邪魔して残念がる顔を見たいと思う嫌味な人に、仕事を押しつけられるようになりました。

私が忙しい時間を狙って“これお願いしますね”と勝手に仕事を置いていき、上司に“彼女がやってくれるそうです”とちゃっかり報告する。そんなことが増えました。彼と会える時間が減って本当につらいです」(Wさん・27歳女性)

(2)ちょっと話しているだけで怒られる

「彼と仕事の話をしているだけでも、女性陣が小うるさく“話は家に帰ってからすればいいのに”とか“勤務時間中はちゃんとお仕事してよね”などと、聞こえるように嫌味を言ってきます。

特別な関係かどうか関係なく、同じ会社の人なら話す機会もあると思うのに、そう捉えてもらえないんですよね。恋人フィルターがかかってしまうのは困りものです……」(Aさん・24歳女性)

(3)飲み会で嫌がらせをされる

「上司と付き合っていることが発覚してからというもの、女の醜い嫌がらせが頻発! 飲みの場では、わざと酔ったふりをして彼にくっつく女がいます。

割とモテるタイプの人で、おそらく他の女子たちも密かに恋心を抱いていたのだと思いますが、目の前でそういうことを見せられると、やっぱりしんどいです。それでイライラしていると、“飲み会なのに空気読めないね〜”みたいなことをさりげなく伝えてくるから、本当にうざいです」(Kさん・25歳女性)

(4)「会社に私情を持ち込むな」と言われる

「僕は勤務中はまったく彼女と話していないと思うんですけれど、なぜか“会社に私情を持ち込まないでくれよ〜”と言われました。

面倒なので、別れたふりをしてしまったのですが、そのあとも“職場でギスギスされると周りにも影響があるな”とか“余計な気を使って疲れるわ”なんて言ってきて……。実際には彼女と別れてないわけですから、ギスギスするわけもないですよね」(Mさん・25歳男性)

(5)さも恋愛関係で迷惑をかけられているように言う

「僕は特に彼女の仕事を手伝ったりすることはありません。でも“君は〇〇さんが大好きだから、大事にしたい気持ちはわかるんだけどさ”みたいなことを職場の同僚に言われます。

しかも、絶対にそれを言うときって、上司の前でなんですよ。男社会って、仕事の評価を得るための競争はあると思いますが、プライベートなことで、あえて評価が下がりそうなことを言われるのは腹立たしいですね」(Aさん・24歳男性)

5:完全に隠す方法も!職場恋愛の失敗&成功エピソード3つ

社内恋愛は、みんなにバレたときに邪魔をされるリスクが伴います。また、別れてしまったときに、周りが知っていることで気まずさを感じる人も多いでしょう。そこで、社内恋愛を完全に隠す方法をご紹介します。

(1)デート先は選ぶ

「私は社内恋愛を公表するつもりはなく、社内では他人のように振舞っていました。おかげで、気づいた人はひとりもいませんでしたね。しかし、彼とちょっと大きめのお祭りに一緒に行ったときに、よりによって会社の噂好きなおばちゃんに見られてしまい、翌日には社内に広まってしまっていました。

おそらく、プライベートで会う場所を徹底して、人目がないところを選んでいればバレなかったと思います。ただし幸い、うちは会社が応援をしてくれて、結婚したときには会社の人や取引先がお祝いの食べ物や赤ちゃんに必要なものをくれて、ずいぶん助かりました」(Sさん・35歳女性)

(2)喧嘩をしたときも話し合いは家でする

「職場恋愛でいちばんバレやすい場面って、恋人と喧嘩をしたときだと思います。社内で口喧嘩をするのはもってのほか、無視をしたりピリピリした雰囲気が出ているだけでも、勘のいい人は察します。

だから、喧嘩をしているときでも、普通を装うように徹底しました。それに、何日も悪い関係性が続かないように、家ではすぐにその場で話し合いをするように。結局、結婚についての価値観が合わずに、彼女とは別れてしまいましたけど……」(Gさん・35歳男性)

(3)同棲してても一緒に帰らない

「私は、実家から会社に通っていたものの、同期の男性と付き合うようになってから、ずるずる彼の家に居座るようになりました。実質、同棲ですね。でも、一緒に帰ったら、“仲良しよね”なんて言われたり、“付き合ってるの?”って聞かれることがあると思うんです。

同じ時間に上がったなら、一緒に帰りたい気持ちは山々だけれど、バレるリスクを考えて、別々に帰るようにしています。今のところ、バレた気配はありません」(Nさん・22歳女性)

6:まとめ

仕事で忙しいなど、出会いのない人は社内恋愛をする人が多いですよね。

よくマンガの世界では、上司(男性)と年の差がある部下(女性)の社内恋愛を扱ったものが多くあります。それだけ上下関係のある人との恋愛はドキドキするものですし、ツンデレなども見られるから燃えやすいですが、現実はなかなか難しいものです。

闇雲なアプローチはリスクがあるため、確実に脈アリかどうかを押さえた上で、少しずつ相手に脈アリであることを伝えながら行動に移していけるといいですね。