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離婚調停の期間って?申し立ての方法と聞かれること

並木まきM.Namiki

目次

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1:離婚調停の期間ってどれくらい?

離婚調停にかかる期間は、人によってまちまちです。

早い人であれば、申し立てをして1~2か月で1回目の調停が行われ、そこで決着がつくケースもあります。しかし、協議離婚で収まらず、調停までいっているいうこともあり、スムーズに合意が叶わない場合がほとんど。1年経ってもまだ調停が続いている……という場合も少なくありません。

 

2:調停離婚の手続きの流れと進め方基本5つ

調停離婚をする場合、手続きや流れがある程度決められています。そこで、基本的な流れを5つの項目に分けて解説します。

(1)調停の申し立てをする

調停をする場合は、まずは家庭裁判所に調停の申し立てをします。

これは本人でも行えますが、調停で代理人弁護士を入れて話し合いを進めていきたい場合には、この段階から弁護士に任せたほうがスムーズでしょう。

(2)期日が決まったら裁判所へ行く

調停は申し立ててすぐに開かれるわけではなく、その日のうちに期日が定まるわけでもありません。

裁判所から後日改めて、「○月△日×時に来てください」という調停期日通知書が届きます。

裁判所の混雑状況にもよりますが、申し立てから第1回期日までは、おおむね1か月から2か月ほどかかるのが一般的です。

(3)夫婦は同室にはならず、交代で調停委員と話す

調停では、夫婦は別々に調停委員のいる部屋に入り、交代で話をします。相手方が調停委員に何を話したのかは、基本的には知ることができない仕組みとなっています。

また、調停委員と話していない時間は、控室で待つことになりますが、こちらも相手方とは別々の部屋が準備されているので、顔を合わせることはありません。

(4)話し合いがまとまれば、調停離婚成立へ

調停は、あくまでも話し合いの場。すなわち、話し合いの内容が双方でまとまれば、そこで調停が成立します。

また、何度か調停を行っても内容が合意できずに平行線で進むと「不成立」という形で終わります。

最後の調停の場には、調停委員だけでなく裁判官も列席します。

(5)まとまらなければ「不成立」ののちに離婚裁判へ

調停が不成立になった場合で、それでも離婚を望むとなれば、再度の調停ではなく、離婚裁判となります。

ちなみに日本では、離婚裁判において「調停前置主義」を採用しているので、調停を経なければ裁判をすることができない仕組みがとられています。

 

3:離婚調停で不利な発言は?調停員と話すときに気をつけること3つ

離婚調停は「話し合い」なので、本来は「有利」も「不利」もありません。しかし調停委員も人間ですので、感じの悪い態度をとり続ければ、心象は悪くなってしまうでしょう。

そこで調停委員と話す際に、不利になるケースにありがちな発言例をご紹介します。

(1)聞かれたこと以外の関係ないことを延々と話す

調停委員は、基本的に話し合いをまとめるために、中立・公正な立場で話を聞く存在です。そのため、話し合いをスムーズに進めるために、当事者に質問をすることも多いです。

その質問に対し、聞かれてもないことを延々と話し続け、いかに自分が悪くないのかを語る人もいますが、これは時間がかかるうえに有益な情報を得られないため、調停委員をウンザリさせかねない行為です。

(2)相手の悪口をとうとうと語り続ける

離婚するときは「私は悪くない。悪いのは、全部相手」と思っている場合が多いでしょう。ですが、調停委員に対して、相手の悪口をとうとうと語り続けるのも、心象を悪くしかねない危険な発言です。

調停は愚痴を言う場ではなく、あくまでも話し合いを進める場。感情的になりすぎると、話し合いが進められないと判断されるリスクもあります。

(3)約束したことを一方的な理屈で反故にする

調停を進めていくうえで、調停委員から提出物を求められることがあります。

例えば、婚姻費用(いわゆる別居中の生活費)が定まっていない場合などには、収入にまつわる証明書などを提出して、額を定めてから離婚の話し合いを進めるケースも少なくありません。

そういった場合に、例えば「支払う額が増えそうだから、収入を知られたくない」などの一方的かつ理不尽な理由で拒絶してしまうと、当然、心象は悪くなるでしょう。

 

4:離婚調停の弁護士費用の相場は?弁護士なしでもできる?

離婚調停は、基本的には弁護士がいなくても申し立てができます。

しかし調停は、法律的な知識をもって臨んだほうが安心感がある場でもあり、代理人弁護士を依頼したほうが、何かと心強いのも確かです。

弁護士費用には、着手金と成功報酬があります。

日本弁護士連合会の「市民のための弁護士報酬ガイド」によると、着手金、報酬金ともに20万〜30万が相場です。成功報酬は、離婚成立時の慰謝料額等、離婚によって得られる経済的利益を基準に算出されるので多少幅はあります。

 

5:離婚調停が不成立になったあとの流れはどうなる?

離婚調停が不成立になれば、離婚を諦めるか、離婚裁判をするかの二択となるのが一般的です。

調停でまとまらなかった話し合いが協議でまとまるケースもゼロではありませんが、なるべく早く離婚したい人にとっては、離婚裁判を申し立てて、粛々と進めていくのが、もっとも確実な選択肢となるでしょう。

 

6:離婚調停は平日に行われる

離婚調停は、だいたい1か月に1回ペースで期日が定められ、その期日ごとに離婚についての話し合いを進めていくことになります。

裁判所は平日しか開かれていないので、離婚調停も、当然平日に行われます。仕事がある人にとっては、これが想定外のストレスになるケースも少なくありませんので、頭に入れておくといいでしょう。

 

【参考】

市民のための弁護士報酬ガイド