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20代男女の貯金額は?20代で貯めたい額と貯金する方法

番長みるく

番長みるくM.Bancho

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目次

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1:20代の貯金の平均、中央値は?男性女性の差はある?

(1)平均と中央値

金融広報中央委員会による平成30年の「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)」によると、金融資産を保有している、つまり預貯金がある20代は、全体の54.8%。ほぼ半数といえる45.2%は貯金なし、ということになります。また、保有している人の預貯金の平均は198万円、中央値は80万円です。

(2)男性女性の差は?

男女に貯金額の差はあるのでしょうか。「平成26年全国消費実態調査 単身世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果」の「図1-2 男女別家計収支の構成(単身世帯のうち勤労者世帯)」によると、

男性:実収入約33万円、貯金額は94,493円

女性:実収入が約25万円、貯金額は23,444円

貯金を引いた額はほぼ同じだということを考えると、女性の貯金額が少ないのは、収入が低いからと考えられます。

(3)20代前半の女性、ひとり暮らしの20代女性の平均貯金額は?

20代前半の女性は、どのくらい貯金をしているのでしょうか?

上記でも紹介した、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和元年調査結果)」によると、20代の45.4%が金融資産非保有、つまり貯蓄がありません。また貯蓄がある人の中でも100万円未満の人が27.0%、100万円〜200万円未満で10.2%です。

20代前半は、まだ学生という人も多いことを考えると、貯金ができるとしても20代の後半から、前半のうちはなかなか貯金はできないというのが現実なのではないでしょうか。

2:30代男女に聞いた!20代のころの貯金額と貯金の方法5つ

今、30代の男女は、20代のころにどんな方法で、いくらくらい貯金をしていたのでしょう。個別のケースの話を聞いてきました。

(1)目標貯金額を決める

「30歳の誕生日まででいえば、貯金できていたのは、50万円くらいですかね。社会人になってから、毎月3万円ずつ積立貯金をしていて、100万円貯まると海外旅行をしていたんで。もともと貯金は旅行のため。今は昇給したので、毎月10万円づつ貯金しています」(Hさん・30歳/会社員)

(2)固定費を最低限にする

「500万円くらいです。今もそうですけど、きっちり家計簿をつけて、何にいくら使ったのか、常にお金の流れを確認していました。水道光熱費やスマホ代などの固定費をどうにかして安くできないか、お得なものを調べるのも楽しかったし、家賃を下げるために引っ越したりしていました。ちまちま節約するよりも、固定費を下げたほうががっつり貯金できますよ」(Aさん・32歳/自営業)

(3)貯金用と生活費用の口座を分ける

「私は貯金専用の銀行口座を開設して、生活費用のための銀行口座とは別にしていました。貯金がどのくらい増えたかがひと目でわかるし、モチベーションもあがって、欲しいなって思うものを我慢したり、飲み会をパスしたときなどは、その金額を貯金専用口座に入金したりしていました。そのおかげで、簡単に150万円貯まっちゃいました」(Yさん・34歳/会社員)

(4)先取り貯金をする

「学生時代の先輩から、お金を貯めたいなら、先取り貯金がいいって聞いて、銀行口座に給料が振り込まれる日に、定期預金に毎月10万円、自動振替する手続きをしました。

生活って、あるお金でなんとか賄おうとすればできちゃうもんなんですよ。ボーナス月はさらにプラスしていたので、20代で1000万円貯金できましたよ」(Kさん・31歳/事務)

(5)徹底した無駄遣い排除と節約

「20代で1000万円貯金したかったので、徹底して無駄使いはしようにしていました。あまり親しくない人との飲み会は断ったり、不要なものはフリマアプリを活用して値切って買ったり。今思えば、もっと遊んでおけばよかったとも思いますけど、28歳のときに、1000万円の貯金に成功しましたよ」(Jさん・35歳/派遣社員)

3:20代で1000万円貯金ある人ってどんな人?

上で紹介した人のなかにもふたりいましたが、20代で1000万円貯められる人の多くは、毎月コツコツ貯金している人でした。また、実家暮らしの場合は、家賃や水道光熱費などがかからないということもあって、「知らず知らずのうちに貯まっていた」という人も。

毎月給料から5万円を貯金し、ボーナスの中から15万円を貯金に回せば、1年で90万円貯まります。そのまま額をかえなければ、10年で900万円。この計算方法だと1000万円には足りませんが、もう少し頑張れば、1000万円も「遠い夢の話」ではないでしょう。

4:まとめ

お給料が少ないし、貯金なんてムリと考える人もいるかもしれません。しかし、お金を貯められるかどうかと収入というのは、意外と連動しなかったりするもの。

欲しいものやしたいことがあっても貯金は絶対に切り崩さない、毎月決めた貯金額を引いた額の中で生活をする、という考え方をしている人が、目標の貯金額を達成することができるのです。

【参考】

平成30年(2018年) 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]

平成26年全国消費実態調査 単身世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果