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逆立ちの効果は?逆立ちのやり方と期待できる美容効果
並木まきM.Namiki
1:逆立ちできますか?
みなさんは逆立ちできますか?
筆者のまわりでは、「子どものころはできたけど……」なんていう声が散見されました。逆立ちをするには腕の力が必要なので、筋力が衰えるとできなくなってしまいます。なので、「今はできる自信がない……」という人も多くても不思議ではありません。
でも、逆立ちには、美容や健康へのメリットがあるのです。詳しく見ていきましょう。
2:若返り?逆立ちで期待できる効果5つ
(1)リフトアップ
重力と反対向きに立つ逆立ちは、日常と異なる方向に重力がかかるため、たるんでしまった顔の筋肉を刺激し、リフトアップを狙えるとも言われています。
また、筋肉が刺激されることによって、軽いマッサージ効果も期待できます。
(2)むくみ対策
足を高く上げ、まっすぐに逆立ちすることは、巡りや血行が改善されることによる“むくみ”解消効果も狙えます。
また、逆立ちは、通常の動きでは使わない筋肉を使います。それにより、軽いエクササイズになることも、むくみの解消にひと役買ってくれる理由でしょう。
(3)気分の改善
なんとなく気分がすっきりしない、イライラするなど、心の調子が不安定なときにも、逆立ちが有効だと言われています。
逆立ちをすると血行が促進されるので、頭に十分な血がまわり、不安やモヤモヤが一時的にすっきりすら感覚を感じる人も少なくありません。
(4)肩こり改善
肩や首がパンパンに張っているときには、逆立ちをすることにより肩の筋肉にアプローチでき、肩こりの改善効果が見込めると言われています。
また、壁の支えを伴わない完全なる逆立ちでは、肩甲骨付近の筋肉にも刺激が入るので、凝り固まった筋肉をほぐしてくれるメリットも期待できます。
(5)冷え対策
逆立ちをすることによる全身の血行促進は、冷えの改善にも効果的だと言われています。
身体が冷え切っていると感じたときに、逆立ちしてみると、普段とは異なるところに血が巡っていくのがわかるでしょう。
3:逆立ちの正しいやり方コツとポイント6つ
逆立ちをする際に心がけておきたいコツとポイントをご紹介します。
(1)両手をつく位置は肩幅
逆立ちのコツの基本としては、両手をつく位置が挙げられます。両手は肩幅の広さにしましょう。そして、手の向きは、まっすぐ前。ハの字にすると、バランスが取れずにふらつきやすきなります。
(2)「体幹」を意識する
美容効果や健康効果をしっかり得られるような、美しい逆立ちを完成させるためには、体幹への意識が不可欠です。
お尻の穴をぎゅっとしめて、足を天井に向かってピンと伸ばすイメージです。
(3)できなかったら壁逆立ちから始める
逆立ちするにも体が伸びない…という場合には、壁に向かって逆立ちしてみましょう。壁から少し離れた位置の床に手をつき、床を蹴り上げて倒立、壁に足をつけます。
壁に足がついたら、まっすぐになるよう、手の位置や足の位置を微調整しましょう。そして、倒立ができたら、その形を体に覚えこませるのです。
無理に練習すると筋肉を傷めたり、バランスを崩したりする原因にも。「無理かも……」と思ったらそこで止め、だんだんと逆立ちに近づけていくようにしましょう。
(4)壁に向かって逆立ちするのが怖かったら…
壁に向かって逆立ちするのが怖い……というときには、「ウォール・ウォーク」を取りれましょう。
やり方としてはまず、壁に足をついて、手を床につき、腕立て伏せのような姿勢をとります。そして、一歩づつ手を壁に近づると同時に、壁につけた足を上に一歩づつ上げていきます。そして、だんだんと、壁に体を近づけていきます。
ほぼ垂直になったら、足を閉じます。すると倒立姿勢になります。
(5)少しづつ静止時間を延ばす
最終的な目標は、手から足のつま先までがまっすぐになる姿勢を、1分程度キープできることです。しかし、無理は禁物です。筋力が伴わない状態で挑戦するのは怪我のもと。
まずは、壁などを使って、まっすぐな形になるように倒立を整え、その上で、少しずつ静止時間を延ばしていきましょう。
(6)壁逆立ちでも十分な効果がある
完璧な逆立ちは、腕の筋力がないと難しいもの。腕だけで体を支えられないという女子も多いでしょう。しかし、絶対できない!と諦めることはありません。
壁を使えばかなり負荷は軽減されますし、簡単。血行の促進による効果は、壁逆立ちでも十分効果が得られます。ポイントは「逆さになること」なのですから。
4:逆立ちできると気分爽快!
逆立ちは、美容や健康へのメリットを期待されているため、ヨガなどでも取り入れられているポーズです。
また、よく言われている美容健康メリットだけでなく、頭を下にする逆転のポーズをとることによる気分向上メリットも期待できます。
無理なく練習して、逆立ち効果を日常に取り入れてくださいね。