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結婚の平均年齢は何歳?日本の結婚年齢の推移と理想

水野 文也

水野 文也F.Mizuno

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目次

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1:結婚年齢の引き上げはいつから?なぜ?

女性の結婚する年齢のたとえとして、以前は「クリスマスケーキ」というものがありました。つまり「売れる」のは25日まで。それを過ぎると「行き遅れ」みたいな言われ方をしたものですが、最近はこのたとえ、ほとんど聞かれません。そう、結婚年齢(初婚)が年々引き上がったためです。

それでは、いつごろから年齢が上がったのでしょう。国立社会保障・人口問題研究所の各種統計をみると、どうやら1980年代後半のバブル期以降のようです。例えば、生涯未婚率を調べると、1990年以降、男女ともに急上昇! 結婚しない人の増加が顕著になるなど、結婚年齢というより、結婚そのものに対する見方も変わりました。

なぜ、バブル期以降かというと、長らく続いた景気低迷により、収入が安定しなくなったことが大きく関係するほか、1986年の男女雇用機会均等法の施行によって女性の社会進出が本格化。これらによって結婚に対する価値観が変わったことが背景にあります。

2:日本の結婚年齢の平均の推移

(1)晩婚化進むが近年は横ばいに

未婚率の上昇とともに、晩婚化の進行がいわれていますが、近年では横ばいにあるようです。厚生労働省の「人口動態統計」をみると、平均初婚年齢は2017年に夫が31.1歳、妻が29.4歳と、1985年に比べて、夫が2.9歳、妻は3.9歳上昇しました。しかし、ここ3~4年の間は男女ともにほとんど変化はありません。

(2)女性のほうが晩婚化?

年齢(5歳階級)別初婚率について、1990年から10年ごと及び直近の2017年の推移をみると、夫は25~29歳で1990年の68%が2017年の47.66%に、妻は20~24歳で1990年の54.4%が2017年の25.20%に、それぞれ大きく落ち込みました。

一方、男性の30~34歳、女性の25~29歳の割合は変わりませんが、女性の30~34歳は1990年の12.73%から27.4%と上昇率が大きいなど、統計上では男性よりも、女性のほうがこの30年近くで晩婚化が進んだとみていいでしょう。

平均年齢でも女性のほうが上昇カーブが大きいため、女性の晩婚化の大きな要因として社会進出を考えることができそうです。

(3)では、何歳で結婚したいの?

それでは、みんな何歳で結婚したいと思っているのでしょうか。国立社会保障・人口問題研究所がまとめた「第15回出生動向基本調査(2015年)」の中で、年齢別の未婚者の平均希望結婚年齢の推移をみてみましょう。

それによると、男性は30.4歳(14回2010年調査:30.4歳)、女性で28.6歳(同:28.4歳)でした。希望よりもやや遅めながら、大きくかけ離れていることはありません。男女ともに実際の結婚年齢を1歳未満上回るだけでした。

男女ともに30~34歳でみると、男性は35.4歳、女性は34.6歳ですが、この年代に限らず各年齢層で男女ともにほぼ頭打ちの傾向があるなど、晩婚化がジワリ進む中でも、結婚を希望する年齢は変わっていないようです。

3:東京は遅い?早い?都道府県別結婚の平均年齢

都道府県別では、男女とも東京都の晩婚化が進んでいるようで、平均初婚年齢をみると、男性が32.3歳となり全国で唯一の32歳以上。女性が30.4歳で30歳以上となったのは東京都だけでした。やはり都市部の年齢が高い傾向があるようです。

一方、平均初婚年齢が最も低いのは、男性が宮崎県で29.9歳、女性が福島県で28.6歳でした。

4:男女に聞いた!理想の結婚年齢

今回『MENJOY』では、独自のアンケート調査を実施。20~40代の男女500人に理想の結婚年齢を聞いてみました。結果は以下のとおりです。

20歳以下・・・6人

21~24歳・・・31人

25~27歳・・・161人

28~30歳・・・161人

31~33歳・・・75人

34~36歳・・・36人

37~40歳・・・16人

41歳以上・・・14人

その結果、3人に2人が20代後半と回答! 30歳までに結婚するのが理想的と思っている人が多数のようです。

現実の世界では晩婚化が進んでいますが、子どものことや将来設計などを考えると、25~30歳ぐらいが理想的な結婚年齢と考えている人が多いことがわかります。

5:まとめ

晩婚化が進んでいるといわれていますが、統計をみる限り、それは一服している状態。初婚年齢は高原状態にあるといえそうです。

むしろ、心配したいのは、晩婚化ではなくて非婚化の進展でしょう。結婚する人は、ほぼ望んだ年齢でしている人が多いようですので、「結婚しない」「結婚できない」人が増えていることが、少子化問題の理由として大きいといえそうです。

【参考】

国立社会保障・人口問題研究所・・・第15回出生動向基本調査