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医師の妻は孤独?インスタじゃわからない医者妻のリアルな生態5選

並木まき

並木まきM.Namiki

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1:医師の妻は孤独?実態はインスタとは大違いかも…

「医師の妻」に憧れている婚活中の女性は少なくないようです。しかし、インスタグラムなどSNSで見る世界は、美しい部分だけを抽出しているだけ。忙しく、家庭を顧みない夫との生活の中、孤独感にさいなまされているという妻も少なくありません。

また、「医師と結婚した女性」というだけで、周囲にプレッシャーを与えられ、嫉妬などの感情をぶつけられることも多いもの。のんびりと優雅に生活を送っているように見えて、実際には「気苦労が絶えない」という人もいます。

2:医師の妻の実態5

(1)経済的には裕福だが自分が自由に使えるとは限らない

「私の元夫は医師でしたが、モラハラ気質でした。毎月、生活費の8万円を私に渡すだけで、あとは自分が浪費三昧。世の中で思うような贅沢な暮らしとは程遠かったです」(33歳女性/専門職)

医師の収入は、同世代の平均年収と比較すると、高額になる傾向があるのは事実です。しかし、たとえ収入が多くても、自分が家計を管理できないケースも。そうなれば、限られた生活費で節約生活を送ることになります。

(2)家事、育児はワンオペになりがちである

「夫が開業医をしていますが、“仕事で疲れた”と言って、家のことも育児にも非協力的。代々、医師の家系であるせいか、義母もそんな息子のことを当然だと思っているようで、家事や育児を手伝うように諭してもくれません」(38歳女性/専業主婦)

多忙を極める医師と結婚した場合、子どもをもうけても育児はワンオペになりがちに。また、「家事や育児は、妻がやるべき」というタイプだと、24時間365日、休めるときはありません。

(3)家族サービスは期待できない

「夫は、基本的には優しくていい人です。でも、とにかく忙しくて。こちらとしても、休みの日くらい寝かせてあげたいという気持ちもあり、どこかへ連れて行ってとお願いはできません。

コロナ前は、子どもの夏休みや冬休みに合わせてハワイで過ごしていましたが、夫は遅れて合流して2~3日過ごすだけ。子供たちも、“家族旅行にお父さんは来ない”と思っているようです」(40歳女性/料理教室主宰)

激務のせいで家族サービスをしたくても体力がついていかないという医師も少なくありません。そうなると、家族とのコミュニケーションはとれなくなり、「夫」「父親」という存在感も希薄に……。

(4)子どもを医師にするプレッシャーがある

「元夫がエリート医師で、息子も絶対に医師にするんだと言って聞かなかったです。選民意識も強くて、近所の子どもと遊ばせるのを嫌がって、3歳から英才教育の教室に通わせることに。そんな生活に子ども自身が疲れてしまったようで、家でも塞ぎ込むようになってしまいました。

このままでは子どもがダメになってしまうと思い、離婚を決意。親権をめぐってはドロ沼調停をしましたが、無事に私が親権をとることができました。いまはのびのびと、子どもらしく育てています」(42歳女性/貿易関係)

代々、開業医として続いている家柄だと、子どもが産まれたら自然と「この子も、将来は医師に」という空気になるのでしょう。その影響で教育に熱心にならざるをえず、「子どもがかわいそう」と心配する母親もいます。

(5)医者の妻同士の付き合いがある

「平日に妻だけが集まるランチやお茶会があったり、休日にホームパーティがあったり。とにかく、夫の同僚や上司夫婦や、家族ぐるみの付き合いが多くてめんどうです。

とは言え、参加しなければ悪口の対象になるし、夫の出世にも関わります。私は父が大学病院の医師なので、子どものころから慣れていますが、出費も多いし、ラクじゃないですよ」(44歳/主婦)

総合病院の勤務医の場合、妻同士の交流が盛んなことも。一見すると華やかな世界ですが、気苦労も耐えません。なのに、別のママ友からはやっかまれたり、距離をおかれたりする傾向もあるようです。

3:医師の妻の仕事・職業3

(1)専業主婦

医師である夫の私生活を支えるべく、結婚後は仕事をせずに、専業主婦として家庭を切り盛りする女性も少なくありません。また、夫が開業医の場合には、受付業務や医療事務を担う妻もいます。

(2)医師、看護師など医療従事者

いわゆる職場結婚のパターンでは、医師同士、あるいは看護師と医師など医療従事者同士の結婚も多いです。

(3)専門職、自営業

医師の妻が有職者である場合、一般の会社員として勤めている人よりも、自分で独立して仕事をしているケースが多いようです。互いに経済的、精神的に自立した関係を望み合うと、自然と専門職や自営業の女性に惹かれる医師も多いのでしょう。

4:医師の妻も楽じゃないかも…

「医師の妻」と聞くと将来は安泰、経済的に恵まれている、華やかな生活が送れる…などいいところばかりが目に入る人も多いかもしれません。

しかし、結婚をしたからというだけで、人よりも恵まれた生活を送れるわけではなく、それぞれの立場に応じて苦労が絶えないのも現実でしょう。