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寂しい夜と上手に付き合う!心理カウンセラーが教える寂しい夜の過ごし方
並木まきM.Namiki
目次
隠す1:夜になると寂しい…なぜ寂しい夜は突然訪れる?
夜になると寂しくなるという人は、決して珍しくありません。
夜間は副交感神経が優位になり、メンタル面に影響をもたらします。そのひとつが「寂しい気持ち」なのです。
2:どう過ごす?心理カウンセラーが教える寂しい夜との上手な付き合い方5つ
寂しい夜を乗り越えるには、ちょっとしたコツがあります。メンタル心理カウンセラー有資格者である筆者が、寂しい夜との上手な付き合い方をご紹介します。
(1)寂しい理由をノートに書き出してみる
漠然と寂しいを感じているだけだと、どんどんと不安感も増してしまいます。寂しいと思う理由をノートなどに書き出してみましょう。具体的に寂しい理由がわかるだけで安心できることもありますし、例えば、孤独を感じるというのであれば、週末に人と会う予定を立てるなど、その次のアクションに結びつくこともあります。
(2)親しい友人と電話でおしゃべり
寂しさが拭えないときには、誰かの声を聞くと落ち着きやすくなります。少し部屋を暗くしてラジオを聴くのもでもOKですが、親しい友人に電話をして、他愛のないおしゃべりを楽しむのも、寂しい夜の上手な乗り越え方になります。
(3)好きなことをする
寂しいと考えてしまうと、そればかりに意識が向いてしまいがちです。
そこで「寂しい」と考える間を自分に与えないで済むよう、好きなことに“とりあえず”的にでも着手してしまうのも上手な乗り越え方でしょう。好きなものを食べる、深夜のドライブをしてみるなど、なにか行動に移すだけでも、寂しさを紛らわせやすくなるでしょう。
(4)映画や読書で別世界に浸る
現実世界の寂しいという感情を紛らわせるには、別の世界に浸るのも方法です。
寂しさを感じさせないストーリーの映画鑑賞や読書によって、寂しい気持ちを吹き飛ばす工夫にもつながるでしょう。
(5)寝る
それでも寂しさに押しつぶされそう!と思ったなら、さっさと寝てしまいましょう。
お風呂に入って体を温めたり、ホットミルクなどをのむと、眠りにつきやすくなります。
3:耐えられない寂しさ!寂しい夜だと感じる瞬間5つ
(1)彼氏とケンカしたとき
「彼氏と大ゲンカした夜は、寂しくてどうしようもなくなります。このまま別れちゃったらどうしよう……と考えだすと、眠れなくなっちゃって。
でもケンカしているから連絡もできなくて、どんどん寂しさだけが強くなってしまいます」(28歳女性)
(2)体調が悪いとき
「風邪をひいていたり頭痛がしたりと、体調が悪い夜には、言いようのない寂しさに襲われることが多いです。いろいろ考えているうちに、“このままひとりだったら孤独死かな”とか、変な想像が頭をよぎったり……。
身体が弱ると心まで弱っちゃうのかな」(31歳女性)
(3)将来を考えたとき
「婚活をしているけれどなかなかうまくいかないせいなのか、自分の将来を考えると、とてつもなく寂しくなることがあります。
長い夜はアレコレ余計なことを考えがちってわかってるんですけど、とにかく寂しくて、不安になります」(37歳女性)
(4)親しい友人が結婚したとき
「もう何年も彼氏ができないからだと思うんですけど、親しい友人の結婚式に行った夜には、必ずと言っていいほど、ものすごく寂しい気分になります。
私だけ、一生独身なのかなーとかって考えちゃうと、寂しくて眠れなくなりますね……」(41歳女性)
(5)彼と別れたとき
「恋人と別れた夜は、自分から振ったにせよ、振られたにせよ、とにかく寂しいと感じてきました。
その気持ちに負けて、ついついヨリを戻したくなったこともあったけれど、そのたびにグッと我慢をして、乗り越えてきました」(31歳女性)
4:寂しさを紛らわせるつもりが…寂しい夜のNG行動
『Menjoy!』過去記事「83%が“孤独”…ひとりが寂しい夜に絶対にしてはいけないこと3つ」では、寂しい夜にしてはならないことを紹介しています。
例えば、恋人ではない男性に救いを求めたり、SNSを深掘りしたり、まだ観たことのない映画を観たりするのは、避けたほうがいいこととして挙げられています。
自分より幸せな人の投稿を見てより寂しさを感じたり、うっかり観たら寂しい映画だった……ということもあり得るからです。
「寂しい」を誤った方法で埋めようとしてしまうと、余計に寂しくなったりすることもあるだけに、自分なりの上手な対処を見つけたいですよね。
5:「寂しい夜」は誰にでもある!
孤独感を感じる夜が訪れると「こんなに寂しいのは、自分だけなのかな……?」と、ますます不安な気持ちにもなりますよね。
しかし「寂しい夜」は誰にでもあるのです。
思いつめずに、「こんな夜もあるよね~」「あ、今私、寂しい気持ちになってる」くらいに、軽く受け止めたほうが、無駄に孤独感を溜め込まずに済むでしょう。