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前戯に満足してる?前戯に関する理想と現実を女子に聞いてみた!

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

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目次

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1:「前戯」の読み方や意味は?

大抵の人はわかると思いますが、万が一のために、まずは読み方から。「前戯」と書いて何と読むか知ってますか?

「まえきょ?」(Rさん・21歳女性/キャバクラ嬢)

「ぜんきょ?」(Tさん・19歳女性/キャバクラ嬢)

「戯」は「きょ」とは読みません。「虚」という字を連想してしまったのでしょう。正解は「ぜんぎ」です。

ぜん‐ぎ【前戯】

性交の前に、性的な興奮を高めるために手や口などで行う愛撫(あいぶ)。

〈出典:デジタル大辞泉/小学館〉

「戯」は「たわむれる」とも読みます。要するに「前戯」は「たわむれるそのまえ」もしくは「前におけるたわむれ」ということなのでしょう。

 

2:前戯の理想と現実を調査しました

今度は、パートナーとのエッチにおける前戯に対して、女性がどのように感じているのか、聞いてみました。

『Menjoy!』が独自に、現在パートナーがいるという20代~40代の女性201人に、前戯に対する理想と現実のギャップをアンケート調査してみました。その結果を見てみましょう。

(1)前戯にどれくらいの時間をかけてほしいですか?

まずは理想から。「パートナーとセックスをするとき、どれくらい前戯に時間をかけてほしいですか?」といった質問をした回答をご紹介します。

必要ない・・・22人(10.9%)

5分・・・26人(12.9%)

10分・・・65人(32.3%)

20分・・・44人(21.9%)

30分・・・34人(16.9%)

45分・・・3人(1.5%)

1時間・・・6人(3.0%)

1時間半・・・1人(0.5%)

いちばん多かったのは10分という結果。前戯にそれほど時間をかける必要はないと考えている人が多いようです。

(2)前戯にどれくらいの時間をかけていますか?

今度は、実際にどれくらい前戯に時間をかけているかをご紹介します。「パートナーとセックスをするとき、実際、前戯にどれくらい時間をかけていますか?」に対する回答は以下の通り。

なし・・・33人(16.4%)

5分・・・47人(23.4%)

10分・・・61人(30.3%)

20分・・・27人(13.4%)

30分・・・23人(11.4%)

45分・・・5人(2.5%)

1時間・・・3人(1.5%)

1時間半・・・1人(0.5%)

2時間・・・0人(0.0%)

2時間以上・・・1人(0.5%)

最多の回答は10分。結果を見てみると、理想と現実が極端に離れているというわけではないようです。

 

3:女子に聞く!前戯に関する不満7つ

今度は、前戯をされているときに女性が感じる不満を聞いてみました。

(1)短い

「前戯が短いなって思いますね。胸とかあそことかを適当に触っただけで、すぐに入れようとしてくるんですけど、大して濡れていないから痛いんですよね。

ぜんっぜん気持ちよくありません。だから、最近エッチするのが憂鬱に感じてきています」(Tさん・26歳女性/イラストレーター)

(2)長い

「彼って前戯に2時間くらい時間をかけるんですよ。前戯は長ければ長い程いいって思っているんだと思うんですけど、ほどほどにしてほしいです。しかもさほど気持ちよくもないし。エッチな気分も冷めますね」(Yさん・24歳女性/保育士)

(3)実況中継はいらない

「多分、私の彼ってバカなんですよね。エッチをしている最中に実況中継するんですよ。“こんなに濡れてるよ”とか“鳥肌たってるよ~。気持ちいいの~?”とか。AV俳優かなんかのつもりなんでしょうか。こっちは全然興奮しませんから。気持ち悪いだけです」(Mさん・26歳女性/看護師)

(4)激しくしないで

「アダルトビデオの影響なんだと思うんですけど、激しくすれば女性が気持ちよくなると思っているフシがあるんですよね。全然そんなことなくて、むしろ痛い。

指を入れるときも、すごい速く、こするように動かすんですよ。もう痛いだけ。だから、“優しくして”って言ってるんですけど、彼が興奮するともうダメですね。ぜんぜん聞く耳をもたなくて。この前、もう本当に腹が立って“やめてって言ってんでしょ! ヘタクソ!”って言って蹴っちゃいました」(Eさん・22歳女性/ジムインストラクター)

(5)パターンが同じ

「ワンパターンっていうのはありますね。家でイチャイチャしてたらそのうちキスし始めて胸を触ってきて、キスが首筋に降りてきて服を脱がせるっていう……。そこまでいつもおんなじです。ゴムをつけるタイミングも終わる時間もわかる。あまりにも単調で、性能が低いロボットとセックスしているみたいです」(Kさん・28歳女性)

(6)ポイントが違う

「気持ちいいと感じるポイントが違うっていうのはありますね。彼は“ここが気持ちいいんでしょ?”とか言って自信満々に愛撫してくるんですけど、正直、胸を揉まれてもこっちはまったく感じないし、性感帯の触り方も雑だしでちょっとズレてるなっていうのはあります」(Aさん・25歳女性/アパレル関係)

(7)感想を聞いてこないで

「いちいち感想を聞いてくるのはやめてもらいたいですよね。“どう? 気持ちいい?”とか“ここ、好き?”とか“恥ずかしい?”とか、愛撫してくるたびに感想を聞いてくるんですよ。もう答えるのも面倒くさいし、雰囲気も台無しになるから“やめて”って言ってるんですけどね」(Hさん・24歳女性/飲食関係)

 

4:前戯が上手な男性の特徴8つ

今度は前戯がうまい男性の特徴をご紹介します。前戯がうまい男性に共通することってあるのでしょうか。日ごろから人間観察をノートに記録しているという小説家の小川沙耶さんにお話を伺いました。

(1)身だしなみがきちんとしている

小川:身だしなみがきちんとしていてで清潔感がある人は、前戯がうまい可能性が高いです。無精髭が生えていたり、髪の毛がボサボサの男性というのは、気遣いができないということ。前戯も雑でしょう。

また、爪が短く切ってあるか、爪の間に汚れが溜まっていないかは、女性としては大切なポイントですね。

(2)プレゼント上手

小川:プレゼント上手な男性も、前戯がうまい人と言えることでしょう。プレゼントというのは、相手の気持ちを考えて送るから喜ばれるわけです。自分本位のプレゼントをしても相手からするとそれは押しつけですよね。

セックスもそれと同じことがいえると思います。相手の気持ちを考えた前戯ができるかどうかといったポイントを見極めたかったら、プレゼント上手かどうかをチェックしてみるといいでしょう。

(3)好奇心が強い

小川:好奇心が強い男性も、前戯に期待はできます。

好奇心が高い男性というのは新しいことにチャレンジしたり、新しいことを学び取ろうという気持ちの強い人。

女性の体というのは人それぞれ。恋人が新しくなると、セックスの仕方も変わります。そういったことに気がついて、今のパートナーとのセックスの仕方を一から模索できるかどうかといったことがポイントとなります。好奇心が強い人は万が一前戯がヘタでも、成長する可能性があるわけです。

(4)キスがうまい

小川:キスがうまいかどうかもポイントになります。これはみなさんもすぐにわかることでしょう。前戯にいちばん影響するのがキスではないでしょうか。それがうまいという人は、前戯もある程度うまいと考えることができるでしょう。

また、キスの仕方というのは、人から事細かく教われるものではありません。キスをしていくうちに自然と身につくもの。要するに、誰かから教わらなくてもしっかりと自分で学び取っていけるかどうかという能力の高さを見ているというわけです。

(5)女性経験が豊富

小川:女性経験が豊富な人も前戯がうまい人が多いです。はじめはヘタクソでも、場数を踏めば、だんだんとうまくなるという法則です。

また、女性経験が豊富だということは、人間関係の駆け引きに長けているという証拠。それは前戯にも当てはまります。相手の反応を見ながら緩急をつけた前戯が行えるというわけ。

(6)語彙力がある

小川:語彙力があるという人も、前戯がうまい傾向にあるといえるでしょう。語彙力がある人は読書好きであるケースが多く、読書が好きな人は想像力や探究心が強い人といえます。

どういったセックスをするのか、イメージをしっかりともって女性と向き合える人というわけです。

(7)聞き上手

小川:聞き上手は、相手の話したいという欲求を満たす相づちを打ちます。それはつまり、相手をよく観察し、相手を理解する能力に長けているということです。

逆に自分の話ばかりする人は自分にしか目が向いていない人といえます。こういった人は自分よがりなセックスをしてしまう恐れのある人でしょう。

(8)楽器が弾ける

小川:楽器を弾くことができるという男性も、前戯がうまい人が多いです。特に、ギターやピアノなど、指先を使う楽器を嗜む人は、その指使いが前戯にも応用できるというわけ。

他にも雰囲気を作ることが上手かったり、緩急をつけるのが上手かったり……また、女性の扱いがうまいという傾向もあります。

 

5:まとめ

前戯にかける時間というのは、理想と現実でそれほど大きなギャップはありませんでしたが、不満は多かったです。

前戯がうまい男性というのは相手のことを考えたセックスができる人と言えるようです。つまりそれは相手の気持ちをくみ取ることがうまい優しい人。もし前戯で満足したいのであれば、親切で優しい人を選ぶといいかもしれませんね。

 

【取材協力】

小川沙耶・・・ライター・官能小説家。都内の金融関連会社で派遣OLをしながらニッカンスポーツにて小説家デビュー。著書に『美人妻・肉棒狂い』『美人妻・蜜壺いじり』『淫欲妻・愛液垂らし』(大洋文庫)がある。『人妻不倫ファイル:純愛と肉欲に常識はいらない』『女性社員から“きもい”と言われない働き方』『美人妻 蜜壺いじり』の著者。漫画原作、恋愛小説家、官能小説家。