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嫉妬心は男女で違う?嫉妬してしまう心理と嫉妬しないで済む方法

平松隆円R.Hiramatsu

目次

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1:嫉妬心とは?やきもちとは違う?英語で言うと…

嫉妬とは、そもそも何なのでしょうか。辞書には、次のように意味が載っています。

しっ‐と【嫉妬】

1 自分よりすぐれている人をうらやみねたむこと。「他人の出世を嫉妬する」

2 自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち。悋気 (りんき) 。「夫の浮気相手に嫉妬する」

出典:デジタル大辞泉(小学館)

つまり、自分と他人を比較して、自分よりも優れている人に対しての羨みや妬みという意味と、恋愛に限定して自分の好きな人が自分以外に愛情を向けることというふたつの意味があるんですね。

ちなみに、恋愛に限定した場合の「やきもち」というのも、日常的によく使います。漢字で書くと、「焼き餅」。つまり、焼いたお餅です。

実は、大の大人であり、大学の先生を一応やっている筆者ですが、「“焼き餅を焼く”って言うけれど、なんで焼いた餅をさらに焼くことが嫉妬の意味なんだろう」と思っていました。

これについて辞書で調べてみると、“焼き餅焼くとて手を焼くな”ということわざがありました。

焼き餅焼くとて手を焼くな

嫉妬も度を過ごせば災いを招くから、ほどほどにせよ。

〈出典:デジタル大辞泉/小学館〉

つまり、焼いた餅をさらに焼くと焦げて食べられないわけです。そもそも、“焼く”という言葉には、燃やすという意味以外にも、“嫉妬”や“悩んで苦しい思いをすること”や“あれこれ気を使う”など、さまざまな意味があるんです。

ところで、嫉妬のことを英語で「JEALOUSY」と言いますよね。その意味はというと、ケンブリッジ大学出版局の『Cambridge Dictionary』には、次のように意味がでてきます。

upset and angry because someone that you love seems interested in another person

not happy because you want something that someone else has

和訳すると「自分の好きな人がほかの誰かに興味を持っていることで動揺したり、怒ったりする感情」もしくは「自分が欲しいものを誰かが持っていることで不幸な気持ちになる感情」となります。

 

2:嫉妬してしまうのは何で?嫉妬心の心理

嫉妬には、自分と他人を比較して、自分よりも優れている人に対しての羨みや妬みという意味と、恋愛に限定して自分の好きな人が自分以外に愛情を向けるいう意味があると言いました。

ですが、両者の嫉妬の原因には大きな違いはなく、どちらも不満であったり、怒りが嫉妬の原因なんです。

(1)嫉妬のメカニズム

自分よりも優れている人に対しての嫉妬は、自分が他人より劣っていることへの不満です。そして、その不満は簡単に解決することができないため、いらだちとなって怒りへと変わります。

恋愛の場合は、恋人もしくは片思いの相手が、浮気相手などのライバルに対して、自分よりも高い評価(=愛情)を示したことが不満となり、意中の相手とライバルの両方に対して怒りを感じます。

つまり、心理的な仕組みは同じなんです。

(2)嫉妬の否定

ちなみに、一般的には嫉妬を感じている人に「嫉妬しているでしょう?」と聞くと、「嫉妬なんてしない!」と否定をする場合がほとんどですよね。これには、ふたつ理由があります。

ひとつは、現代の日本社会において、嫉妬は好ましいものと考えられていないため。どちらかというと、嫉妬をすることは悪いこととされています。そのため、嫉妬をする自分を隠したかったり、嫉妬が恥ずかしいものだと思って否定をするのです。

ふたつめは、嫉妬のメカニズムを知ると想像がつきます。嫉妬とは、誰かと比較して自分が劣っていることに対する不満が原因です。つまり、嫉妬をすれば、ライバルに負けを認めたことになるわけです。誰も好き好んで、自分のほうが劣っているとして、負けを認めたくはないですよね。

このことから考えると、嫉妬で傷つくというのは、自尊心(=自分自身に対する自信)が傷つけられたと考えることもできるんです。そして、自分が負けたくないと思っている部分ほど、嫉妬を感じやすい部分でもあるといえるかもしれません。

 

3:男女の性差によって嫉妬心の違いや特徴はある?

いくつかの研究を調べてみましたが、基本的には男女の性別の違いで、嫉妬に違いがあることはなさそうです。

嫉妬で傷つくというのは、自尊心(=自分自身に対する自信)が傷つけられたと考えることもできると言いましたが、人によって他人と比べたときに負けたくないという部分は違います。

もちろん一般的には、男性のほうが女性と比べて、経済的な地位(=収入)や社会的な地位(=会社での役職)などを気にしやすいと言われています。そのあたりのことから考えると、男性のほうが女性よりも嫉妬を覚えやすいかもしれません。

ですが、嫉妬のメカニズムなどは、基本的に男女で同じなんです。

 

4:まとめ

嫉妬で傷つくというのは、自尊心(=自分自身に対する自信)が傷つけられたと考えることもできます。さらにいえば、「負けたくない」というコンプレックスと、表裏一体なのかもしれません。

何に嫉妬しやすいのかに注目していくと、その人のことをもっと理解できるかもしれませんね。