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息子の嫁が嫌い!息子の嫁が姑と不仲になる理由と出産したときの姑の仰天行動

三浦 希枝

三浦 希枝K.Miura

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目次

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1:息子の嫁の正しい言い方&呼び方

年ごろの息子をもつ女性としては、息子の結婚は喜ばしいと思いつつ、その嫁とどう付き合っていくかは別問題、と考えることも多いでしょう。そこでまず悩むのが、息子の結婚相手をどう呼べばいいのか……です。

「嫁」という言葉の意味は、息子の妻である女性のこと、息子と結婚をして家族になった女性のことを指す言葉です。

なので、よく使われるのは「息子の嫁」という言い方でしょう。しかしそれだと、息子の意味が二重になってしまうので、本来は意味がおかしいですよね。正しく言うなら「うちの嫁」ですが、「うち」という言葉に拒否反応を示す女性が多いことも知っている……。そこで「息子の嫁」という使い方をする人が多いようです。

また、「義理の娘」と呼んだり、「息子の妻」や「息子(or長男・次男など)のお嫁さん」といった呼び方をしている人も多いです。

本人に対しては、名前にさん付けをしたり、ちゃん付けをしたりして呼んでいる姑が一般的です。

 

2:息子の嫁が嫌い…!姑と息子の嫁が不仲になる理由5つ

昔から聞かれる嫁姑問題。ここからは「不仲の理由」について、今一度見ていきましょう。

(1)息子を別の女にとられたという嫉妬心

苦労して育てた自分の息子です。姑の立場としては、結婚するのはめでたくても、息子が自分のものでなくなってしまった寂しさから、自分から息子を“奪った”嫁への風当たりが強くなってしまうなんていう事案は、少なくありません。年少の息子を持つ筆者も、やはり「息子ラブ」ですから。将来、誰かと結婚しちゃうと思うと泣けてきます。

こじらせ姑になると、息子に嫌われたくない思いから、こっそり嫁に意地悪をしたり、嫁のアラ探しをしたりといった言動をする人も。それに嫁が耐えられなくなり、嫁姑の不仲が加速するという例もあるようです。

(2)孫の顔見たい発言で

結婚をしたのなら、次の目標は孫! なんてウキウキする気持ちが、嫁にプレッシャーをかけるというケースも少なくありません。

授かりたくてもなかなか子どもを授かれない状況であったり、子どもは欲しいと思っているけれど今はまだそのタイミングではないと考えていたり、そもそも子どもをもたないという選択をする夫婦もいます。

そこをズケズケと踏み込んでくる姑にカチンとくる女性は多いです。それに反発すると、今度は姑もカチンときて……。

(3)嫁よりも親を敬え!という姑の態度

息子が新しい家族を作ったのだから、親はそれを静かに見守るべき、と考えている女性は多いです。

しかし、こじらせ姑はそうはいきません。親はいつまでも親なのだから、嫁よりも大切にすべき!なんていう態度でい続けるケースも。そうなれば、嫁はイライラしますうよね。そのイライラを感じる姑もまたイライラ……。「嫁が嫌い!」となるのです。

これは、かつて自分がそうであったことから起因しているケースが多いでしょう。昔の家に嫁いだとき、夫の両親との関係で苦しんだ結果、無意識的に「自分もそうされて当然」と思っているのです。

嫁の立場としては「私とあなたが家族なんだから」と夫に自分を大切にしてほしい気持ちがあります。そこに「親を大切にしないのはおかしい!」と割って入ってくる姑の存在というのは、夫婦関係にもヒビを入れてしまいます。そして、その根源となった姑に対して、ますます嫁は苦手意識をもつという構図です。

(4)嫁は他人

血の繋がっている息子はもちろん、その子どもある孫はかわいがるものの、嫁は血の繋がりがないために、いつままでも他人であり、結果として家政婦扱いしてしまう……。そんなこじらせ姑も少なくありません。

そんな態度をされては、嫁から「義母には会いたくない」と距離を置かれても仕方がないでしょう。でもそんなスタンスに対しても、「嫁の態度が悪い!」と姑はさらに腹を立てるのです。

(5)お互いが苦手意識を持ったり、敵対視している

苦手だなぁと思う気持ちというのは、少なからず相手に伝わってしまうもの。そこをどうカバーしてコミュニケーションをとっていくのかが大切なのですが、そこで「合わないからしかたない」と開き直って、思ったことをバンバン言い合っていると、それはそれで「嫁が嫌い……」を誘発するポイントに。

また、嫁の側からも「姑は敵!」なんていう気持ちで接していれば、お互い臨戦態勢になってしまいます。そして、周囲を巻き込むバトルに……。

 

3:息子の嫁が出産!姑たちの仰天エピソード3つ

孫が生まれるというのは、姑にとっても嬉しいこと。しかしそのハッピーな気持ちで浮き足立ってしまい、嫁からシャットアウトされてしまうなんていう状況になってしまった……というケースもよく聞きます。ここからはそんなエピソードをご紹介します。

(1)呼んでないよ?立ち会い出産に姑が勝手に参加]

「夫の立ち会い出産を希望していたのですが、当日になって、義母まで“心配だから来てあげたわよ!”といきなりやってきたんです。

いざ出産間近となったときに、まるで自分も最初から立ち会う予定でしたとばかりに義母も分娩室に居座られて……。出ていってもらうわけにもいかず、結局、夫と私と子どもという、夢に描いていた”家族3人で初めての瞬間”は迎えられませんでした。

正直、病院に来られただけでも気を遣うので迷惑だったし、出産を見られたこともイヤでした。今思い出してもモヤモヤします」(Aさん・20代女性/主婦)

(2)夫婦ふたりで考えた子どもの名前に文句を言う

「生まれてくる前からどんな名前にしようかと、旦那とふたりで悩んで決めた子どもの名前。ですが、いざ生まれて名前を義理の両親に伝えた際、“その名前は字画がよくないからやめたら?”と言われました。出産直後の疲労もあり、自分の子どもの名前も自由に決められないのか……とイライラ。

そこで旦那が姑に、“ふたりの子どもだから、俺たちが考えて良いと思った名前をつけるよ”とキッパリ言ってくれたのでスカッとしましたが、義母は不満そうでした。子どもの名前に文句をつけるなんてありえない!と、姑を嫌いになった瞬間でした」(Bさん・30代女性/パート)

(3)配慮のない言葉でメンタルを傷つける

「初めての出産、子育てで何もかもが手探り。正解はなんなのかわからない状態で、赤ちゃんの体重変化にも一喜一憂するような日々を送っていました。そんなときに姑から母乳で育てなきゃダメだとか、私のときはこれが当たり前とか、いちいち言われることが、涙が出るほどイヤでした。

私はそれを聞いてダメな母親だと思ってしまったし、もっとちゃんとしなきゃと感じてプレッシャーに。一生懸命やっているつもりなのに、姑から、あれはダメ、これはこうするべき!と母親の先輩ズラして指示や指摘されると、どんどん心が沈んでいきます」(Cさん・20代女性/主婦)

 

4:息子の嫁に嫌われた姑の心理3つ

(1)そんなこと気にする?的な「悪気がない」

もっとも多いのが「そんなに気にすること?」という心理です。そもそも悪気ゼロなので、相手が傷ついたりしていても、「そんな程度のことで傷つくなんて、気にするほうが悪い」という考え。

これが、嫁姑の確執の原点かもしれません。

(2)嫁は姑より格下であるという上から目線

「私だって姑からはなんやかんやいわれていましたよ。嫁とはそういうものなんです」という、嫁は格下の立場であるという心理も、姑が嫁から嫌われてしまう大きな要因のひとつ。

そして心の底から「嫁は従って当然」と思っているのです。なので反発されれば、当然「うちの嫁は生意気!」という心理になります。

(3)こんなにやってあげているのに…という「いら立ち」

姑の言動の根幹には、善意があるケースもあります。まさに「よかれと思って」口を出すのです。それこそ可愛い息子のため、孫のため……。ただし嫁のためはないのは、いうまでもありません。

しかし、それが嫁にとってはありがた迷惑になる場合も。嫁としては「金と手は貸してほしいが、口は出してほしくない」というのが偽らざる本音でしょう。一方、「お金も援助してあげて、世話の手伝いもしてあげているのに、ちょっと口を出したら反発するとか、あり得ない」というのが姑の心理です。

頼みたいことだけ頼んで、ちょっとでも余計なことをしたら責められる……となれば、姑もプイっとなるものです。

 

5:良好な関係で付き合い続けたい嫁姑!

なぜ世の中の嫁姑が不仲になってしまうのか……。それはお互いに立場が違い、それそれに言い分があるからです。家族のかたちが変わり、また男女平等の流れを受けて、嫁の社会的立場が上がったことも要因でしょう。

「結婚はしたいけど嫁にはなりたくない」という思いをもつ女性も増えていますし、息子に怒られるから、息子の嫁には何も言えない……と日々忸怩たる思いでいる女性もいます。

つかず離れずのいい関係……を理想とする人は多いですが、なかなかうまくいかないのですよね。