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ジェラシーの意味とは?感じてしまう瞬間と感じたときの対策

松田優

松田優Y.Matsuda

目次

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1:ジェラシーの意味は?

「ジェラシー」という言葉は、テレビドラマやマンガなどのセリフから、楽曲のタイトルまで、さまざまなシーンで聞かれます。そんな「ジェラシー」とは、どんな意味をもつのでしょうか。

まずは、辞書で調べてみましょう。

ジェラシー【jealousy】

嫉妬 (しっと) 。ねたみ。やきもち。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

つまり、「ジェラシー」は誰かに対する嫉妬心が生まれることを差す表現です。「あの人にジェラシーを感じる」というように、自分以外の第三者に対して使います。

2:女性が「ジェラシー」の感情を抱いてしまう瞬間7つ

女性がジェラシーを感じるのは、どのようなシーンが考えられるのでしょうか。とくに多く聞かれるシーンを7つピックアップしました。

(1)好きな人・彼氏がほかの女性と仲良くしていた

恋愛感情からジェラシーが生まれるケースは、多く聞かれます。なかでも、好きな人や彼氏が自分以外の女性と仲良くしていることを知ったとき、女性はとくにジェラシーを感じやすいといわれます。

理由の例としては、「その女性も、相手のことが好きなのではないか」という不安感や、「ほかの女性よりも、彼女である自分を優先してほしい」という願望などが考えられます。

とくに嫉妬深い女性の場合、好きな人の母親や姉妹といった親族に対しても、ジェラシーを感じるというケースも。

(2)友達がチヤホヤされている

身近な友達であっても、ジェラシーを感じてしまうことがあります。むしろ、身近な友達だからこそ、周りの人々からチヤホヤされている姿を目の当たりにしやすいのです。

最初は「あの子はよくチヤホヤされていてうらやましい」程度だった感情が、やがて「あの子ばかりチヤホヤされていてずるい」というジェラシーに変わってしまうことも。ひどい場合だと、ジェラシーが憎悪に変わってしまい、友達を避けるようになってしまうことも考えられます。

(3)仕事で後輩が褒められている

後輩が仕事で成果をあげて褒められている光景を見たときに、ジェラシーを感じたという体験談もあります。

自分よりも後に入社したはずの後輩が、先輩である自分よりも結果を出していることに対し、「私だって頑張っているのに」「先輩を差し置いて活躍するなんて」という嫉妬心が芽生えてしまうのです。

また、後輩にジェラシーを感じるのは、大きな結果を出したときとは限りません。日常の業務で後輩が褒められていると、「自分は褒めてもらえないのに、あの子は褒めてもらえる」とジェラシーを感じてしまうことも。

(4)自分より仕事や勉強ができる人を見た

自分より優れた人を見ると、ついジェラシーを感じてしまうという女性もいます。自分よりもてきぱきと仕事をこなす人や、常に学業で優秀な成績をキープしている同級生を見たときに、「自分はできないのに、どうしてあの人はあんなにできるんだろう」という劣等感が生まれやすくなります。

そのとき、自分で努力しようと奮起できる人であればいいのですが、「あの人はあんなに優秀でねたましい」という感情のほうが大きくなってしまうというケースもあります。

(5)友達の彼氏のスペックが高い

友達にハイスペックな彼氏ができたとわかったとき、素直に祝福できる人もいれば、ジェラシーを感じてしまう人もいます。ハイスペックな男性の例としては、実家が大企業など由緒正しい家庭であるとか、高収入の職業についているなどが挙げられます。

ハイスペックな彼氏をゲットした友達を見て、「どうしてあの子にあんなスペックの高い彼氏が……」というジェラシーが出てしまうのです。つい、自分の彼氏と友達の彼氏を比べてしまったという悲しみの声も。

(6)自分よりスペックが低いのに本人幸せそう

自分よりスペックが低いにも関わらず、当の本人は幸せそうに過ごしている姿も、ジェラシー対象となるケースがあります。

幸福感の感じ方は人の価値観によって差が出るので、今の自分のスペックに満足できる人もいれば、そうでない人も当然ながら存在します。

しかし自分は今の状態に満足できていないのに、自分よりもスペックが低い人が満足そうな様子を見ると、「どうしてそんなに幸せそうに生きていけるのだろう」というマイナス感情が出てしまうことも。

(7)努力していないのに肌や髪がキレイ

見た目を意識して、肌や髪の手入れをていねいにしている女性も多いと思われます。反面、とくに努力しなくても、キレイな肌や髪をキープできる体質の人も存在します。

美しい肌や髪をキープするために日々努力している女性にとって、努力せずともキレイでいられる人は、どうしてもジェラシーの対象になりがち。自分は時間もお金もかけて努力しているのに、なにもせずキレイなままの人を見ると、ねたましいという感情が勝ってしまうようです。

3:ジェラシーを感じてしまったときの対策7つ

うっかりジェラシーを感じてしまい、自己嫌悪におちいることもありえます。そんな悲しい状況を乗り越えるための対策方法をご紹介します。

(1)自分磨きをする

劣等感から生まれるジェラシーの対策方法のひとつに、「自分磨き」が挙げられます。自分の心に劣等感がひそんでいると、自分より優れた人を見かけたとき、ジェラシーを感じることも。自分磨きによって自分に自信をもてるようになれば、次第に心に余裕が出てくるでしょう。

例えば、自分より優秀な人にジェラシーを感じたのであれば、その人以上に優秀な成績をおさめられるよう努力する。好きな人と美しい人が仲良くしていたら、自分も美しくなるように努力する。

ジェラシーを感じたら、まずは「自分も追いつこう」という意識をもてるように心がけてみましょう。

(2)本当にそれが欲しいのか考えてみる

自分が欲しいけれど手に入らないものがあるとき、それをもっている人にジェラシーを感じてしまうこともあります。流行のアイテムなど物理的なものはもちろん、人間関係や実績など、目に見えないものでも同様です。

やがて、負けたくないという思いから、自分も同じものや、それ以上のものを手に入れようと考えます。奮起すること自体は悪いことではありませんが、それは本当に自分が欲しいものなのか、冷静になって考えてみるのも「ジェラシー対策」になるでしょう。

(3)友達に話してみる

なんらかの理由で他人にジェラシーを感じてしまい、うまく消化しきれないこともあると思われます。もやもやした想いをひとりで抱えるより、身近な友達に話してみるのも手です。

ジェラシーを言葉として発するだけで、気がまぎれることもあります。価値観や考え方が似ている友達だと、共感してもらえる可能性も。共感とはいかなくても、気分転換の方法が見つかることも考えられます。

ジェラシーがストレスに感じはじめたら、早いうちに話を聞いてくれそうな友達を頼ってみましょう。

(4)自分の良さを認める

「●●なら私だって自信があるのに……」とジェラシーを感じたなら、その「自信がある」ことを認めましょう。他人から認められるだけが、その人の価値であるとは限りません。自分の良さは、自分が認識できていればいいのです。

まだ褒められたことがないだけで、他人からも「あの人は優秀でうらやましい」と思われているかもしれません。特技や特長など、人によって「良さ」は大きく変わるもの。自分の良さは、自分自身が真っ先に認めてあげましょう。

(5)「人は人、自分は自分」と口に出す

自分と他人を比べてしまうのも、ジェラシーを感じる原因のひとつ。個性・価値観・考え方など、人によってさまざまな違いがあります。他人がこうであるからといって、自分も同じか、それ以上でなければいけないという決まりはありません。

どうしてもジェラシーを感じてしまうときは、「人は人、自分は自分」と直接言葉に出してみてください。何回も言葉に出しているうちに、「自分は自分のままでいいんだ」とポジティブに考えられることが期待できます。

(6)陥れる方法を考えて満足する

ジェラシーを感じた相手に対し、ネガティブな感情を抑えられないという意見もあります。我慢できないからといって、相手に八つ当たりしたり、実際に陥れたりするなどの実力行使は、自分の評価を下げてしまいます。

ただし、ジェラシーによって発生するストレスを溜め込むのも考えものです。実行はしなくとも、自分の中で相手を陥れる方法を考えて満足するという手があります。うまく相手を出し抜き、自分が相手を上回っている姿を考えるだけでも、ストレスをやわらげることができます。

(7)自分が幸せになれるおまじないやお祓いをする

「自分がうまくいかないのは、運が悪いからかもしれない」と考えることもあると思います。運気アップを願って、幸運を招くおまじないを試してみるのもいいでしょう。

おまじないといっても、無理にアイテムをそろえる必要はありません。おまじないの言葉を唱えるだけのものもあるので、自分に合ったおまじないを探してみてください。

おまじないに限らず、厄除けのお祓いをしてもらうという方法もあります。厄除けで有名な神社もありますが、厄除けのお祓いが可能であれば、近くの神社でも大丈夫です。

4:まとめ

自分より優位な人に対して、ジェラシーを感じてしまう人も多いもの。ストレスの原因になる前に、ジェラシーとの向き合い方をマスターしておくと安心です。

「人にはそれぞれ良さがある」と考えられるようになれば、ジェラシーに惑わされる機会も減っていきますよ。